学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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星導館の最大戦力

 

 

シオンside

 

 

シオン「さて、最初に俺の相手をしてくれるのは誰だ?誰からでも相手になってやる。」

 

 

とは言っても、さっきの攻撃を見せたせいで誰も俺に挑もうとする奴がいないんだけどな。まぁあの攻撃は、『今の攻撃を見ても、俺に向かってくる度胸のある奴は出てこい。』っていう遠回しな挑発でもあるがな。

 

 

紗夜「なら、私が相手だ。」

 

綺凛「私たち2人が相手です。」

 

シオン「ほう……いいだろう。戦う前に名を聞いておこう。そちらの青髪から名乗れ。俺は比企谷八幡が式神のエリュシオン・C・タービンだ。」

 

紗夜「沙々宮紗夜、星導館大学部1年。」

 

綺凛「刀藤綺凛、星導館高等部3年です。」

 

シオン「その名前、覚えておこう。ならば早速始めるとしよう、戦闘開始だ。」

 

紗夜「綺凛、右を頼む。私は左を攻める。」

 

綺凛「分かりました!」

 

 

ふむ、挟撃という事か。その戦術敢えて受けてやろう。だが、その程度で俺を倒せると思うなよ?

 

 

シオンsideout

 

雪乃&分身side

 

 

雪乃「やっぱり楽になったわね。このまま相手を倒していけば、楽になっていくわね。」

 

分身「あぁ、だが気掛かりがある。この学園の冒頭の十二人は何をしている?さっきから全く姿が見えない。まさかとは思うが、俺たちの体力が消耗するのを待っているとかか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クローディア「あらあら、流石ですね比企谷さん。全くその通りです。」

 

 

おいおいマジかよ……殆どの冒頭の十二人が集結してんじゃねぇかよ。少しは分散させてくれよ。

 

 

クローディア「貴方たちのチームの中で1番厄介な相手は比企谷さんですから、我々冒頭の十二人は体力を温存させて頂きました。そのおかげで万全の体制で臨むことが出来ます。」

 

雪乃「成る程……確かにそれなら、こちら側の疲れたタイミングで出て来れば丁度いいものね。」

 

綾斗「そういう訳です。疲れたところを狙うようですみませんが、ここで倒させてもらいます。」

 

 

どうしようかしら……比企谷くんらまだしも、私はこの中にいる中でどれだけの人を相手できるか分からない。私のせいで比企谷くんに迷惑はかけたくないのだけれど、どうすればいいか分からないわ。

 

 

分身「雪ノ下、お前は序列12位から順番に相手していってくれ。俺は天霧からやっていく。」

 

クローディア「私たちが素直に1対1を受けるとお思いですか?こちらにいる全員と相手してもらいますからね?」

 

分身「ほう?ならこちらにも考えがあるぞ?」

 

 

俺は印を結び術を発動させた。その場には俺が10人現れた。勿論分身だ。

 

 

分身「今なら俺の分身が相手をしてやってもいいぜ?【万有天羅】が直々に相手するんだ、お前達からしても願ったり叶ったりだろ?」

 

 

………比企谷くんがそう言った瞬間、彼らが固まったわ。そこまでは想定していなかったようね。でもこれは私たちにとっても有利な状況ね。これを受けてくれれば私たちも楽ができるわ。

 

 

クローディア「………仕方ないですね、ここは1対1で戦いましょう。皆さん、お願いしますね。」

 

分身「物分かりが良くて助かった。さて、俺たちも戦うか。」

 

雪乃「私の相手は貴方のようですね、ファンドーリン先輩。」

 

ネストル「俺を知ってるのか?」

 

雪乃「えぇ、この学園の序列4位ですから。それに、同じ能力使いとして興味もありましたので。」

 

ネストル「そうか……だが、だからといって手加減はしないからな。」

 

雪乃「望むところです。」

 

 

雪乃&分身sideout

 

オーフェリアside

 

 

『校章破壊』

 

 

ユリス「くっ、ここまで、か……」

 

オーフェリア「………ユリス、貴女もしかして接近戦相手の対処はあまり得意ではない感じかしら?」

 

ユリス「ぐっ………」

 

オーフェリア「………だからなのね?私が懐に入ろうとすると、途端に逃げるように距離を取るのは。」

 

ユリス「し、仕方ないではないか!私のスタイルは主に遠距離だ!」

 

オーフェリア「………貴方の近くに接近戦のエキスパートが2人もいるじゃない。何故お願いしないの?」

 

ユリス「あぁ、綾斗と綺凛か。あの2人にも頼んださ。だがどうしても上手くならなくてな……」

 

 

………これはお手上げと言っていいのかしら?

 

 

オーフェリア「………ユリス、1度八幡に教わってみてはどうかしら?八幡なら良い対処法を教えてくれると思うわ。」

 

ユリス「……そうだな、一度頼んでみるとしよう。オーフェリアはその手の手解きは受けた事はあるのか?」

 

オーフェリア「………えぇ、この短剣を使いこなす為に1日教えてもらったわ。そのおかげでこの動きができるのだもの。1日でこの成果は凄いと思うわ。」

 

ユリス「私と同じ遠距離メインのお前でも、たった1日それほどの腕にするとは………本当に常識外れな男だな、あの男は。」

 

オーフェリア「………あげないわよ?」

 

ユリス「いらない!!」

 

オーフェリア「………それは八幡に魅力がないと言いたいの?」

 

 

ユリス(どう答えるのが正解だというのだ!?)

 

 

オーフェリア「………まぁいいわ。それと、まだ聞いていないのだけれど?」

 

ユリス「………お前もしつこいぞ。なぜ何度もそれを聞いてくるのだ?」

 

オーフェリア「………応援したいからに決まっているでしょう?それ以外の何があるの?」

 

ユリス「いや、その気持ちはありがたいが、教えるつもりはない。」

 

オーフェリア「………そう。でもその答え方をするという事は、いるという事なのね。良いことを聞けたから良しとするわ。」

 

ユリス「はぁ……もうそれでいい。今後の戦いも頑張れ。友として応援している。」

 

オーフェリア「………えぇ、ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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