学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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あの戦いが再びっ!!


覇軍VS天羅

 

 

八幡side

 

 

暁彗「っ………やはりもう、私程度では止められないか。近くで見ていたから知っていたとはいえ、途轍もない成長速度だ。3年でここまでとはな、比企谷八幡。」

 

八幡「お前も知ってるだろ?俺の師匠とお前の元師匠は超厳しい人だって事。課題は完璧にこなさないと達成条件にはならない、聞いた事無いか?」

 

暁彗「………………懐かしい言葉だ。確かにその言葉、私も言われた覚えがある。」

 

八幡「俺もよ、その言葉を信じて鍛錬積んできたが、行き詰まった時期があったんだよ。その時はどんな鍛錬してもまるで成長するような意識が無かった。そしてある時ふと思った。課題達成って何だってな。お前は何だと思う?」

 

暁彗「………………そのままの意味ではないのか?」

 

 

やっぱそう答えるよな。いや、これも正解の1つだ。だが、スランプだった俺が導き出した答えはそうじゃない。

 

 

八幡「……答えは、その課題をさらにアレンジして達成する事だ。俺は今までの鍛錬では成長出来ないと思ったから、小苑さんに頼んで今までの課題の付け足しを頼んだ。そうしたら、やっぱり感覚が違うんだわ。今までとは違う動きや柔軟性が現れたり、出来なかった動きが出来るようになってたりする。これに気付けたからこそ、今の俺が居る。」

 

 

暁彗(………………何という探究心と強さへの貪欲さだ。だが何故だ?【万有天羅】になったにも関わらず、何故そこまで強くなろうとする?)

 

 

暁彗「………………1つ、問いたい。」

 

八幡「何だ?」

 

暁彗「………………何故そこまで強くなろうとする?もう充分過ぎるくらい強くなっていると思う。歴代最強の【万有天羅】とまで呼ばれ、史上最強とも呼ばれているにも関わらず、何故そこまで?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「そんなもん、全部シルヴィを守る為に決まってんだろ。」

 

 

暁彗(………………たったそれだけ?それだけの為に強くなれるというのか?)

 

 

八幡「俺はお前の過去を1度聞いてるから知ってるが、自分を信じてくれる奴が1人居るだけでも、かなり違ってくるものだ。お前には俺みたいに何が何でも守りたい奴が見つかっていないからこういう事は思わないだろうが、見つかったら必ず思う事だ。特に………シルヴィにあんな思いは2度とさせないし、させたくない。」

 

 

あんな思いはもうたくさんだ………シルヴィのあの涙はもう見たくない。

 

 

暁彗「………………【戦律の魔女】が誘拐された時か?」

 

八幡「あぁ、あの時は自分の無力さを呪った………門番をしていた玉緑(ユーシェン)帆季(ファンジー)が居なければ、俺は大切な人を守れなかった。だから俺は誓った!2度とシルヴィにあんな思いはさせない為に、2度とあんな事は起きないように、もっと強くなるとっ!!」

 

 

暁彗(………………そうか、何故これ程までに強さを求めるのか、ようやく分かった。全ては《愛する者の為》というわけか………確かに今の私には分からぬ事だな。)

 

 

暁彗「………………良い事を教えてもらった。確かにそれは今の私には持っていないものだ。私も持てば分かるのだろうか?」

 

八幡「きっと分かると思うぞ。お前がソイツを命をかけて守りたいと思えているのならな。」

 

暁彗「………………そうか。経験者が言うのだ、その言葉を信じよう。」

 

八幡「そう言ってくれると嬉しい。さて、じゃあそろそろ始めるか。」

 

暁彗「………………時間を取らせてしまって悪かった、始めるとしよう。」

 

 

八幡「憑霊………颶風・天翔龍神。」

 

八幡「龍神の加護。」

 

 

暁彗なら、このスピードにも辛うじて着いて来られるだろう。お前を試させてもらうぞ。

 

 

八幡「行くぞ。」

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

八幡は真っ直ぐ暁彗に向かって突進した。そして暁彗に正拳突きを放った。ただ見ただけであれば暁彗は殴り飛ばされて後ろの壁に激突している。

 

 

だが、暁彗は八幡の拳を受け止めていた。片手で。

 

 

八幡「………」

 

暁彗「っ〜………」

 

 

八幡「思い出すな、この状況。3年前と全く一緒だ。ただ立場が変わっただけだ。」

 

暁彗「………で、あるな。だが、お前の拳はあの時に比べて、重く鋭い。比較にもならない位にな。」

 

八幡「んじゃ最初は……拳で勝負、だったか?」

 

暁彗「………………よく覚えている。」

 

 

そう言った瞬間、2人の姿は消えて打ち合いの衝撃だけがその場で残っていた。

 

 

八幡「………」

 

暁彗「クッ!」

 

 

だが、その差は3年前とは明らかに違っていて、徐々に暁彗が押され始めていた。

 

 

八幡「ムンッ!」

 

暁彗「グッ!!」

 

 

暁彗(………っ!!忘れていた。比企谷八幡は数多くの武術を会得している。詠春拳だけでは無かった!それを忘れるとは……不覚だ!)

 

 

攻撃を受けた暁彗はそのまま吹き飛び、壁まで激突した。周りからは多くの土煙が出ていて、暁彗の様子は窺えない。

 

 

八幡「どうした?まさかこれで終わりじゃないよな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暁彗「………………まだ、倒れるわけにはいかない。」

 

八幡「そうだ、来い。それで倒れるお前じゃないってのは、俺がよく分かってるからな。」

 

 

 

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