学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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成長の芽

 

 

ーーーーーー

 

 

『校章破壊』

 

 

東「くっ、ここまでか……」

 

分身「さて、これで粗方片付いたな。残るは天霧とエンフィールドだな。あの2人は【冒頭の十二人】の中でも特に強い。やられてなけりゃいいんだがな。」

 

東「い幾らあの2人でも、アンタなら楽勝だろ?何をそんなに悲観しているんだ?」

 

分身「いや、俺は本体じゃなく分身体でな。分身だとオリジナルの力よりも少し弱いんだよ。そして分身体の分身はそれよりもさらに弱い。だから無事に勝ててるかどうか心配でな。」

 

東「俺はその更に弱い分身に負けたっていうのか……自分の実力に自信が持てなくなってきた。」

 

 

分身(あっ、言わない方が良かったかも。少し気の毒だが、本当の事だしなぁ……さて、俺も消えるか。やる事も終えたしな。)

 

 

分身「んじゃ俺は消えるな。いつまでも残ってても仕方ないからな、お疲れさん。」

 

東「あぁ、この後も頑張ってくれ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪乃「はぁ……はぁ……」

 

ネストル「はぁ……はぁ……な、中々強いな。何で今まで序列外だったんだ?これなら【冒頭の十二人】なんて簡単に入れるだろう。」

 

雪乃「強くなってきたのが最近なものでして……少し前の《王竜星武祭》までは本当に弱かったのです。まさか現序列4位と張り合えるまでとは思ってもみなかったです。」

 

ネストル「つまり、《王竜星武祭》から自分を鍛え上げてここまでになったというわけか……とんでもないね、その成長速度は。」

 

雪乃「いえ、これも姉のおかげです。」

 

ネストル「姉………あぁ、界龍の元序列4位の。確かにあの人も強かったな。成る程、ならその強さも頷けてくる。接近戦での戦いも見事だったから。」

 

雪乃「ありがとうございます。さて、そろそろ始めませんか?」

 

ネストル「そうだな、ケリもつけたいところだから再開しようか。」

 

 

2人は星辰力を練り上げ、自身の周りに冷気を放っていた。雪乃は自分の手に氷で生成した槍を持ち、周りには尖った氷を浮かせていた。

 

一方ネストルはまだ何も生成しておらず、ただ星辰力を練り上げているだけだった。

 

 

雪乃「では、行きます。」

 

 

雪乃はネストルが目に見えない程の速度でネストル目掛けて突進して行った。ネストルも咄嗟の事だったからか、反応が遅れてしまった。

 

 

ネストル「っ!?は、速いっ!」

 

雪乃「はぁっ!!」

 

ネストル「チッ!くそっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『校章破壊×2』

 

 

雪乃の槍はネストルには届かなかったが、浮いていた氷がネストルの校章を砕いた。ネストルもただでは終わらないと思ったのか、地面から氷柱を生成して雪乃の校章を砕いた。相打ちによる引き分けだった。

 

 

雪乃「……引き分け、ですか。」

 

ネストル「いや、今の勝負は君の勝ちだ。俺が君の攻撃に当たったのは、君の攻撃が当たった後だった。これがもし公式の模擬戦だったら俺は負けている。やられたけど、不思議と清々しい気分だ。こんな戦いも久しぶりだったからね。」

 

雪乃「私も貴方が相手で良かったです。」

 

ネストル「それは嬉しいね。この星武祭が終わったら、君が序列4位に繰り上がるようにエンフィールドに言っておくよ。」

 

雪乃「え……ですが。」

 

ネストル「いいんだよ。僕は同じ系統の魔法使いの君に破れたんだ、君が4位の椅子に座るべきと思っているし、そうするべきだと思う。」

 

雪乃「………」

 

ネストル「じゃあ、また学園で。今度は模擬戦でもしよう。その時は最初から全力でやろう。」

 

雪乃「……はい、是非。」

 

 

引き分けという形で終わった雪乃だったが、雪乃は大きなものを得られたようだった。

 

 

 

 

オーフェリア「………八幡の分身ね?」

 

分身「ん?オーフェリアか、どうした?今戦闘中なんだが?」

 

オーフェリア「………さっきまで戦闘をしていたのだけど、それが終わって退屈なのよ。だから【叢雲】の相手を代わってくれないかしら?」

 

綾斗「俺としては代わって欲しくないんだけど……」

 

分身「………だそうだが?」

 

オーフェリア「………じゃあ代わるわね。」

 

分身「人の話聞いてねぇなコイツ。」

 

オーフェリア「何を言っているの、ちゃんと聞いたわ。代わって欲しくないから代わったのよ。だって敵の嫌がる事をした方が効果的じゃない。」

 

分身「正論だが、どこかエゲツなさを感じるな。」

 

綾斗「あの……比企谷さん、もしかしなくても?」

 

分身「あぁ、選手交代だ。」

 

綾斗「……最悪です。」

 

 

分身(悪いな天霧、今度プリン作ってあげるから許してくれ。)

 

 

オーフェリア「………さぁ、始めましょう。星導館の序列1位の実力を見せてちょうだい。」

 

綾斗「まさか貴女と相手する事になるなんてね、本当に最悪だよ!」

 

オーフェリア「………最悪最悪って、貴方はとても失礼な人ね。」ムスッ…

 

 

分身(ごめんなオーフェリア、今度手作りシフォンケーキ作ってあげるから許してくれ。)

 

 

 

 

 

沙希「ふぅ……何とかあたし達は片付いたね。」

 

マフレナ「えぇ、そのようです。」

 

沙希「じゃああたし達も「す、すみません!」……ん?アンタは確か……ガードナーさんだったっけ?」

 

パーシヴァル「は、はい。遅れながら加勢に来にたのですが、手遅れでしたか?」

 

マフレナ「はい、残っているのは殆どが【冒頭の十二人】で八幡さんの分身が相手をしておられます。それが終わり次第、合流という事になります。」

 

パーシヴァル「そ、そうですか……」

 

マフレナ「………先程雪ノ下さんが戦闘不能になってしまったようです。なので今は8人ですね。まぁ実質は6人なのですが。」

 

沙希「まぁ今は他の人達が合流してくるのを待つのが良いね。あたし達も体力を温存したいしね。何せ、次の相手は界龍なんだから。」

 

 

 

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