学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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星仙術VS魔法

 

 

ーーーーーー

 

 

沈雲「さて、僕たちの相手は【孤毒の魔女】になったけど、勝算はあると思うかい?沈華。」

 

沈華「そうね沈雲、相手は私達の戦術を知ってはいても対処法は知らない筈よ。比企谷が相手だったら手も足も出ないのだけど、【孤毒の魔女】ならまだ勝機はあると思うわ。」

 

沈雲「ふむ……なら、ここはスタンダードに攻めてみようか。近距離戦闘なんて僕達の戦い方じゃないからね。」

 

沈華「分かったわ。じゃあ私は先に潜んでおく事にするから呪符は任せたわよ、沈雲。」

 

 

沈雲と沈華は作戦会議を終えたと思ったら、沈華がすぐに消えてしまい、沈雲は大量の呪符を周りに放った。その呪符は全て自動で浮いたと思ったら透明化してしまった。

 

 

オーフェリア「………もういいのかしら?」

 

沈雲「あぁ、待たせてしまって悪かったね。さて、じゃあ始めようか。」

 

沈華「私達の戦いを。」

 

 

オーフェリア(………この2人の戦い方は《鳳凰星武祭》で見ていたから知っているけど、かなり厄介ね。私は呪符なんて見えない。透明化した物をどうにかする手段なんてないわ。どうしようかしら?)

 

 

沈雲「おや?どうやらお困りのようだね。どう動いていいか分からないと見えるよ。」

 

オーフェリア「………そうね、下手に動けば呪符の餌食になるし、動かなければ貴方の妹に攻撃をされる。最初から圧倒的に不利な状況ね。」

 

沈雲「それにしては随分落ち着いているように見えるけど、何か勝算があるのかい?」

 

オーフェリア「………どうかしらね?」

 

 

沈雲(迂闊には近づけないね。それに相手は【孤毒の魔女】だ、下手な攻撃では返り討ちにあうからね。此処はもう勝負を早々につけた方がいい。)

 

 

オーフェリア「………死者を裁く7人の裁判官(ヴォム・トットゥ・ギフティヒ)。」

 

 

オーフェリアは自身の周りから星辰力を溢れさせると、そこから7人の人形のような形をしたものが現れた。それぞれが神官のような服装をしている。

 

 

オーフェリア「………消毒(デスインフェクション)。」

 

 

オーフェリアがそう言うと、1人の神官が手をかざした。すると途端に呪符が姿を現した。そしてオーフェリアはあろうことか、その呪符に触れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、何も起こらなかった。

 

 

沈雲(な、何?まさか……呪符に仕込んだ術を打ち消したというのか?)

 

 

オーフェリア「………流毒(フェビフトン)。」

 

 

今度は違う神官が手をかざすと、全ての呪符が紫色に変色した。そして禍々しいオーラを漂わせている。

 

 

沈雲「………まさかとは思うけど、僕の呪符を全て毒化したのかい?」

 

オーフェリア「………そうよ。初めに貴方の呪符に書き込んである術を消毒してから、新しく毒を流し込んだの。だから貴方達が触れれば、たちまちに毒に侵されるというわけよ。」

 

 

沈雲(有利に運んだつもりが、まさか最初から逆転されるなんてね。予想外だったよ、まさかあんな戦い方も出来るなんてね。)

 

 

沈雲「沈華、隠れても意味は無さそうだよ。どうやらこれは、僕達が全く動けない状態になったみたいだよ。」

 

沈華「………そうみたいね。辺りには毒化した呪符、その本人を攻めようにも、ボディーガードが7人も居るわ。とても勝てる見込みが無いわね。」

 

沈雲「こうなったらとことん攻めるしかないね。沈華、僕は爆雷球で彼女を攻める。その隙に校章を狙うんだ。僕の術に気を逸らさせるから、その隙にね。」

 

沈華「分かったわ。」

 

 

オーフェリア「………終わったかしら?だとしたら更に攻めさせてもらうわ、死の国(ヘル・ヘイム)。」

 

沈雲「っ!急ぐんだ沈華!もう始めるっ!!」

 

沈華「えぇっ!」

 

 

沈雲は慌てたように指示を出した。当然もう爆雷球の準備に入っている。既に死の国の侵食は始まっているが、本人はそれを無視している。

 

 

沈雲「食らえっ【孤毒の魔女】!」

 

 

爆雷球は沈雲の手動により、オーフェリアの方へと向かっていった。そして爆雷球はオーフェリアに直撃した。

 

 

『校章破壊』

 

 

沈雲「やった……ぐっ!くぅ……毒が回ってきたみたいだね。でも、勝ったからこれで「………それはどうかしら?」っ!!?」

 

 

煙が徐々に晴れていくと、そこには無傷で立っているオーフェリアが居た。校章も砕けていなかった。そして側に倒れているのは妹の沈華だった。

 

 

オーフェリア「………さっきのだけど、あれは貴方の妹の校章が破壊されたという事よ。貴方は聞いていなかったでしょうけど、7つあるうちの3つ目の毒、麻痺毒(パラリティスシェス・ギフト)で動きを止めてから倒させてもらったわ。」

 

沈雲「バ、バカな……」

 

オーフェリア「………信じられないとは思うけれど、そろそろ終わりにさせてもらうわ。」

 

 

オーフェリアは7人の神官を消滅させた。

 

 

オーフェリア「………王水蛇(ヒュドラ)。」

 

 

オーフェリアの後ろからは巨大な蛇が現れた。だが、ただの蛇の方がありがたかった。毒を持っているだけではなく、9つの首を持った胴体のある蛇だった。

 

 

オーフェリア「………行きなさい。」

 

ヒュドラ『シャー!!』

 

沈雲「くっ!毒で身体が……」

 

 

毒が身体中にれ回ったのか、沈雲は動けなかった。そしてヒュドラの1つの首が沈雲の校章向けて頭突きをした。

 

 

沈雲「ぐはっ!!」

 

 

沈雲は壁に激突して気絶した。

 

 

『校章破壊』

 

 

オーフェリア「………終わったわね。」

 

 

 





なんか、星仙術見せる間も無く終わってしまった……

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