学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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それぞれの願い

 

 

八幡side

 

 

表彰式も無事に終わり、俺たち同盟チームはシリウスドームの控え室に集まっている。もう集まる理由は特には無いんだが、一応仲間として戦ったからな、少しばかりの交流は必要だ。

 

 

シルヴィア「そういえば皆はさ、どんなお願いするか考えてた?私と八幡君は相談したんだけど、何も無くてさー。八幡君なんて終いには母体から半分くらいお金を搾り取る、なんて言ってたくらいだから。」

 

八幡「だってよ、マジで何も無いんだぞ?碌でもない願いだが、こうでもしなきゃ浮かばないだろ。家はもうあるし、将来やりたい事に関しての必要最低限な事も準備したし、他に何を望めと?」

 

荒屋敷「家って何だよオメェ等、まさか同棲してんのか?」

 

八幡「ん?あぁ、もう4年になる。」

 

「「「「「「「4年っ!!?」」」」」」」

 

 

そんなに驚く事か?まぁオーフェリアと川崎は知ってるから驚かないだろうが、リアクション高過ぎやしないか?

 

 

雪乃「貴方、そんなに長く同年代の人と同棲して大丈夫なの?」

 

八幡「どういう事だ?」

 

シルヴィア「それは私も気になる!どうして?」

 

雪乃「その、同年代同士での同棲って、何かしらの不満だとか要求があったりすると思うのだけど、その辺りで喧嘩する事が多いと思うのだけれど、貴方達はどうなの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「いや、不満なんて何も無いし喧嘩だって1度もした事無いな。というかシルヴィがいつも気を利かせてくれるから助かっているくらいだ。」

 

シルヴィア「それは八幡君がいつも鍛錬で帰るのが遅いからだよ。皆の鍛錬頑張っているのに『ご飯は自分で用意してね。』なんて私には絶対出来ないもん!一緒に食べたり、一緒に過ごしていた方が絶対に良いに決まってるからね!」

 

八幡「いつもあったかい飯と風呂をありがとな。後、あったかいお出迎え。」

 

シルヴィア「これから毎日してあげるからね♪」

 

 

8人(………もはや夫婦だ、コイツ等。)

 

 

荒屋敷「オメェ等よ、夫婦とかって呼ばれてね?」

 

2人「よく言われる。」

 

荒屋敷「………だよな。」

 

カミラ「あぁ。この2人で夫婦と呼ばれないのなら、他の夫婦(めおと)の関係にある人達をどう呼べばいいのか分からなくなる。」

 

パルソーム「ホント、噂に違わぬアツアツっぷりですね。見てるこっちも胸焼けしますよ。」

 

 

………事実を言ったのに何でだ?俺達なんか間違ってるか?正常だよな?

 

 

雪乃「話は逸れたけれど、私もこれといって欲しいものは特に無いのよ。」

 

八幡「そうなんだよなぁ……勝つのはいいんだが、このお願いって無い人にはどうするかっていうのが適当だよな。1年間は有効ってあるが、1年で出来るもんじゃねぇだろうに。だって俺はシルヴィが居るだけで生活は満たされてるし。」

 

雪乃「本当に仲が良いのね………でもそうね、お願いが無い時の状態は困るわよね。」

 

八幡「お前等はどうなんだ?」

 

 

皆に聞いたところ、こんな回答だった。

 

 

荒屋敷…とりあえず金。

 

マフレナ…めちゃめちゃ高い音楽の機材。

 

川崎…生活に余裕が欲しいからお金。(実家にも送るからかなりの大金になるかも。)

 

カミラ…煌式武装を作るために必要な費用。もっと簡単に言えば金。

 

レビテート…自分専用の研究室。

 

ガードナー…最高級茶葉セット。

 

雪乃…特に無い。

 

オーフェリア…八幡。

 

 

金っ!!殆ど金!!お前らちょっとがめついよ!?お金の執着心強ない?もっと物理的なの無いの!?ていうか最後!それもう人間だから!俺を要求してどうする!!

 

 

ガードナー「やはり皆さん、それぞれの考えをお持ちのようですね。」

 

雪乃「貴方は少し欲が無さ過ぎではないかしら?」

 

ガードナー「いえ、普段はこういった買い物が出来ないので、こういう時に一番の物を手に入れなくてはと思っていたので。」

 

マフレナ「私も、同じ考えです。出来ればお願いする機材は私だけで使いたいので。チームメンバーに使わせたら絶対壊しそうですし………」

 

 

うん、分かる。それ分かるよ。あの脳筋共だったらやりかねないから君だけで使いなさい。

 

 

カミラ「しかし、君達の願いは本当に無いのだな。金銭の要求は無いのか?」

 

八幡「いや、考えてもみろ。《世界の歌姫》の収入ナメんなよ?金が欲しいと思う?」

 

カミラ「………失言だった。」

 

 

寧ろ何もしなくても暮らしていけちゃうくらいあるよ。この子1人で荒稼ぎしちゃったもんだから大変なんだわもう。

 

 

オーフェリア「………それで八幡、いつから私の寮で暮らすのかしら?」

 

八幡「え?お前あれ本気だったの?」

 

オーフェリア「………」コクッ

 

八幡「いや頷くなよ。行かねぇよ?行かないからね?何来るのが当然みたいな感じかまし出してるの?俺ちょっと君が怖い。」

 

オーフェリア「っ!?」

 

八幡「いや驚くなよ、今のお前の反応の方が驚きだわ。そういうのはシルヴィに聞きなさい。」

 

オーフェリア「………シルヴィア。」

 

シルヴィア「ダメッ!」

 

オーフェリア「………ケチ。」

 

シルヴィア「ケチでも何でもいいよ〜。オーフェリアさんは人の彼氏を欲張り過ぎっ!」

 

オーフェリア「………いいわよ、執事服の刑をシルヴィアにしてもらうんだもの。」

 

シルヴィア「その時はオーフェリアさんと冬香さんも一緒だよね♪楽しみだね♪」

 

オーフェリア「………今になって【神呪の魔女】を恨むわ。」

 

 

………コイツ等なんの話してるの?

 

 

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