学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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三つ巴の会議

 

 

オーフェリアside

 

 

………シルヴィアったら酷いわ。いつもいつも八幡を独り占めして。少しくらいは私に分けてくれてもいいと思うわ。シルヴィアは欲張りさんなのね。でも、そうなるのも無理は無いと思うわ。八幡はカッコ良いもの。

 

………ごめんなさいね、始まってすぐに愚痴を聞いてもらって。今私達はドームを出てそれぞれの学院や寮、家などに帰宅するところよ。当然私も寮へと帰るわ。でもその前に私にはやる事があるから、八幡とシルヴィアと一緒に界龍に向かっているわ。理由は【神呪の魔女】って言えば分かるかしら?彼女が八幡の執事服を見てみたいと言って、シルヴィアと行くように勧めたのだけど、何故か私も同行する流れになっていたから、本当はどうなのかを問い詰めるために界龍に向かっているわ。

 

 

シルヴィア「ねぇオーフェリアさん、シリウスドームの控え室で言っていたお願いって本気?」

 

オーフェリア「………そうね、3割冗談で7割本気というところかしら。」

 

シルヴィア「そこは冗談って言って欲しかったよ、私は………」

 

八幡「他に何か無いのか?1年間商業エリアの全店舗フリーパスとか、1週間俺の執事の刑とか色んなのあるだろ?」

 

オーフェリア「………後者のは遠慮しておくわ。悶え死にしそうだもの。」

 

八幡「遠慮なんてしなくてもいいんだぞ?」

 

 

………遠慮なんてしてないわ。寧ろ受けてしまったら凄い事になってしまうもの。

 

 

シルヴィア「でも私も執事の刑は遠慮したいかなぁ……八幡君カッコ良くなり過ぎて直視出来ないんだもん。どうにかならないの?」

 

八幡「無茶言うなよ、あの時はただ燕尾服を着て、髪を少しだけいじっただけだぞ?」

 

シルヴィア「それが余計にダメなの!」

 

オーフェリア「………」コクコクッ

 

 

………全くその通りだわ。八幡がカッコ良過ぎるのがいけないのよ。私達のせいでは無いわ。八幡がカッコ良いからいけないのよ。

 

 

八幡「……何だ?理由も無く俺が悪いみたいに言われている気がするんだが、気のせいか?」

 

 

ーーー界龍第七学院ーーー

 

 

八幡「うし、着いたな。此処に居ると思うんだけどな、小苑さん。」

 

オーフェリア「………と【神呪の魔女】。」

 

シルヴィア「ふふっ♪そうだったねぇ〜。確かオーフェリアさんも執事の刑に行く事になっていたんだっけ〜?その打ち合わせかな?」

 

オーフェリア「………シルヴィア、私がそんな事をしに来たと思っているの?」

 

シルヴィア「まぁ理由は分かってるけど、からかわずにはいられなくてさ。」

 

 

………少し性格が悪いわよ、シルヴィア。

 

 

八幡「じゃあ俺は小苑さんの所に行ってくるな。オーフェリアは分かるが、シルヴィはどうする?」

 

シルヴィア「私はオーフェリアさんについていくよ。不正をしないかちゃんと見ておかなくちゃ!」

 

オーフェリア「………私はそんな事しないわ。不正をするのは元ガラードワースの金髪の自惚れでクズの自意識過剰男だけで充分よ。」

 

 

2人(間違いなく葉山(君)の事だな(ね)……)

 

 

八幡「じゃあ後でな。」

 

シルヴィア「はーい♪」

 

オーフェリア「………ええ。」

 

 

ーーー待ち合わせ場所ーーー

 

 

冬香「お待ちしておりました、シルヴィア様、オーフェリアさん。」

 

シルヴィア「先に待っていたんですか?すみません、お呼び立てしたのはこっちなのに……」

 

冬香「構いませんよ。シルヴィア様からお話は伺っております。オーフェリアさんがメイドカフェでの執事服の刑についてお話があるとか。」

 

オーフェリア「………えぇ。貴女はあの時、私も一緒に連れて行くと言っていたけれど、あの言葉、本気なのかしら?」

 

冬香「そうだと言ったら、如何なさいますか?」

 

オーフェリア「………連れて行くのはシルヴィアだけで我慢してちょうだい、とだけ言うわ。」

 

冬香「私も出来るのならそうしたいのですが、私とシルヴィア様だけではどうにも心細いので……それなら一度体験しておられるオーフェリアさんに来ていただければ心強いと思ったのです。」

 

オーフェリア「………別に私でなくてもいいじゃない。貴女の学院に居る女子を誘えばいいわ。」

 

冬香「……もしかしてオーフェリアさん、八幡さんが怖いなんて言いませんよね?」

 

オーフェリア「そんな事は絶対にありえないわ。」

 

シルヴィア「オーフェリアさんが即答する時って、すっごく早口なんだよね。」

 

 

私が八幡を怖がっている?冗談も大概にしてほしいわ。何故私が恩人である八幡を怖がらなくてはいけないの?寧ろ尊敬して崇める方にいるわ。でとそれは極端だからしないわ。

 

 

冬香「オーフェリアさん、そこまでなのですか?八幡様の執事姿というのは。」

 

オーフェリア「………あれを見たら誰もがそう思うわ。きっと1週間一緒に過ごしても慣れないと思うわ。シルヴィアでも直視出来ないんだもの。」

 

冬香「そうなのですか………」

 

オーフェリア「………だから【神呪の魔女】も命を削る行為はやめておいたほうがいいわ。」

 

冬香「……八幡様の執事姿は命すらも削るのですか?」

 

 

その後、あれやこれやと話し合いをしていたが、結局はオーフェリアも同行する事に変わりは無かった。シルヴィアは勝ち誇ったような笑顔を出し、冬香はいつも通り、オーフェリアは……読み取りにくいが、そんなバカな……という顔をしていた。

 

 

 

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