学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜 作:生焼け肉
オーフェリアside
………遂にこの日が来てしまったわ。シルヴィアと私と【神呪の魔女】は今、例のメイド喫茶に来ているわ。八幡は今、執事になる為に化粧室に行っているわ。でも何故かしら?今日に限って女性客が多いわ。此処は女性にとって無縁な場所な気がするのだけど………まぁいいわ。
シルヴィア「あわわ、あわわわ……ど、どどどうしようオーフェリアさん?もう八幡くん着替えに行っちゃったよ!?もう何処にも逃げられないよ〜!?」
オーフェリア「………落ち着くのよシルヴィア。まずは深呼吸をしてから此処にあるちり紙で折り紙をすれば落ち着ける筈よ。」
冬香「お2人が1番落ち着くべきかと思いますが……その、それ程なのですか?八幡様の執事姿というのは?」
………貴女は何も知らないからそんな事が言えるのよ。経験したら分かるわ。あれがどれ程恐ろしいのかを。
シルヴィア「もう、あの日の事は忘れられません。それくらい強く記憶に残ってます。」
オーフェリア「………私もよ。きっと貴女も耐えられないと思うわ、【神呪の魔女】。」
冬香「後悔するとは言わないのですか?」
2人「後悔なんてしませんよ!(わ。)寧ろ幸せな時間だよ!(よ。)」
冬香「でしたら何故あの場ではあれ程譲り合っていたのですか?」
シルヴィア「………この罰ゲームを1人で行ける程、私の心は強くないから。」
オーフェリア「………これを耐え切るほどのメンタルを持ち合わせていないわ。」
………これに関しては恥なんて捨てるわ。だって八幡の執事姿にご奉仕よ?それをどうやって耐えろというの?耐えられるのなら教えて欲しいわ。
………何だか騒がしくなってきたわね……と思ったら静かになったわ。もしかして、来たのかしら?
八幡「お待たせ致しました、お嬢様方。」
シルヴィア「い、いえ、待ってません/////」
オーフェリア「………時間通りよ///」
八幡「左様でございますか。ところで、そちらのお嬢様はご気分が優れないようですが?」
………私の正面を見ると、【神呪の魔女】が固まっていたわ。それもそうよね、この格好でこの喋り方の八幡は反則だもの。
冬香「………っ!し、しし失礼致しました!!と、とてもよくお似合いだと思います、八幡様/////」
八幡「恐悦至極でございます。ではこちらがメニューとなります。オススメはこちらのオムライスでございます。ご注文がお決まりになりましたら、私をお呼びください。では、失礼致します。」
………八幡が向こうに行ったから、漸く心臓のバクバクが平常になったわ。
冬香「お、奥方様、オーフェリアさん。あれが執事服を着た八幡様の威力なのですね?想像以上です……こちらの評価が過少過ぎた事をお詫びします。申し訳ありません。」
シルヴィア「気にしないでください。私達も最初は全く予想外だったんですから……だよね、オーフェリアさん。」
オーフェリア「………えぇ、私達はとんでもない兵器を生み出してしまったわ。」
その後、少しだけ談笑をしてから注文を決めた。八幡を呼ぶのに5分くらい時間が掛かったのは私達3人だけの秘密よ。
八幡「お呼びでしょうか、お嬢様方。」
シルヴィア「は、はい!えっと、私が執事特製オムライスと執事の搾りたてオレンジジュースで……はい、オーフェリアさん/////」
オーフェリア「………私が執事の手捏ねハンバーグと執事のブドウジュースをお願い……します///最後よ、【神呪の魔女】。」
冬香「は、はい!で、では私は八幡様のオススメのオムッ!?」
………【神呪の魔女】が注文を言おうとした途端、八幡が人差し指で彼女の口を押さえたわ。
八幡「今の私とお嬢様の関係は一目瞭然。ならばそれに相応しい呼び方がありましょう?私に様付けなど不要です。どうか呼び捨てでお願い致します。」
冬香「//////////」
………この反応も納得だわ。私もこうなるもの。
八幡「さぁ、どうぞ。」
冬香「………は、はち……まん。」
八幡「はい、そのようにお願い致します。ご注文の途中でしたね、止めてしまい申し訳ございません。ご注文をどうぞ。」
冬香「………は、八幡のオススメのオムライスとオレンジジュースをお願いします/////」
八幡「はい、ご注文承りました。少々お時間を頂きますが、よろしいでしょうか?」
3人「はい/////」
八幡「ありがとうございます。では、ご注文が来るまで少々お待ち下さい。失礼致します。」
………私たちが注文したものを作る為に八幡は厨房へと姿を消したわ。さて、これで1つ目の話題ができたわね。早速問い詰めるわ。
シルヴィア「ふ、ふふふふ冬香さんっ!!ど、どうでした、どうでしたっ!!?八幡君からの喋っちゃダメだよ攻撃はっ!!?」
オーフェリア「………落ち着きなさいシルヴィア。それでどうだったのかしら?八幡からの人差し指で押さえられた感想は?」
冬香「あ、あの……えっと……正直、それどころではありませんでした。まさかあんな事をされるとは思っていなかったので、全く記憶にありません。ですが、私の目の前に八幡さんが居たのだけは覚えています/////」
シルヴィア「わ〜羨ましい〜っ!!私だってそんな事された事無いのに〜!!!」
この時、メイド喫茶のホール内は女性陣の黄色い声で物凄かったとか。