学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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シルヴィアの暴走?

 

 

ーーーーーー

 

 

ーーークインヴェール女学園・教室ーーー

 

 

八幡とシルヴィアが互いの学園に一時帰省してから1日が経った。八幡側の様子は今置いておくとする。今回はシルヴィア・リューネハイムの様子を伺ってみる事にしよう。そう、今の彼女はこんな感じである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シルヴィア「うぅ〜………」

 

 

机に突っ伏しながら気弱そうに唸っていた。

 

 

シルヴィア「八幡君成分が足りないよぉ〜……もう1日も会ってないよぉ〜。」

 

 

 

 

1「ね、ねぇ。なんかシルヴィア、昨日よりも凄い君になってない?」

 

2「うん。昨日はまだ落ち込んでいる様子だったからまだ良い方だったけど、今日のは一段と凄いね。まさか机に伏せる程だなんて。」

 

3「何か元気付けてあげた方がいいのかな?例えば、比企谷さんの話題で盛り上げるとか?」

 

4「やめておきなさい。多分逆効果になると思うわ。余計に会いたくなると思うわ。」

 

1「でも、あんなシルヴィ見た事が無いから、なんか可愛いと思わない?」

 

 

2、3、4「「「……確かに。」」」

 

 

ネイトネフェル「はぁ……貴女昨日からその調子じゃない、いい加減戻りなさいよ。クラスの皆も心配してるじゃない。」

 

シルヴィア「だって八幡君に会えないんだもん。八幡君成分が無いと元気が出ないよぉ〜。」

 

ネイトネフェル「何よその訳の分からない成分は?兎に角、シャキッとしなさいよ。そんなんだと、《ルサールカ》に後ろから刺されるわよ?」

 

シルヴィア「寧ろやれるものならやってみなよ。私からしてみればあの子たちはお茶の子さいさいささいのさいなんだからさ。」

 

 

ネイトネフェル(……シルヴィア。貴女今、《ルサールカ》に喧嘩売ったの分かってるの?)

 

 

シルヴィア「……ねぇネイトネフェル。何か暇潰しになりそうな事って何か無い?できれば八幡君の事を思い出させずに集中出来そうなの。」

 

ネイトネフェル「いきなり無理難題を言わないで欲しいわ。そんなのあるわけないじゃない。だって貴女絶対彼の事考えるじゃない。」

 

シルヴィア「考えないようにするってば〜!だから聞いたんだよ〜!」

 

ネイトネフェル「そうね………私は興味無いけど、映画とかアニメを観るとかどうかしら?まぁこれは放課後として、学校で出来そうなのは………恋バナをするとかかしら?」

 

シルヴィア「恋バナって言ったけどさ、ネイトネフェルを入れて皆は今、恋してるの?」

 

 

シルヴィア以外(うわぁ……かなり失礼。)

 

 

今のシルヴィアには言葉に棘があり過ぎる状態のようだ。本人は無自覚だろうが、周りからしてみれば喧嘩を売っているようにしか思えない言い方だった。

 

 

ネイトネフェル「………恋バナはやめましょう。恋する乙女の事情を聞きすぎるのも良くないものね。他には……そうだわ、貴方作曲してたじゃない。それをやってみたらどう?」

 

シルヴィア「それは昨日やったよ。でも何度も何度も八幡君の事を思いながら書いちゃうから、結局ラブソングみたいになっちゃうんだ………」

 

ネイトネフェル「そ、そう………」

 

 

ネイトネフェル(想像以上に面倒臭いわね。早く2日後になって引き取って欲しいわ、【万有天羅】。)

 

 

そんなこんながありながらも、今日も無事に学園の授業を終えたシルヴィアだったが、頭の中は八幡の事でいっぱいだった。

 

 

シルヴィア「八幡くぅ〜ん………」

 

ペトラ「貴女ねぇ、幾ら3日間八幡君に会えないからって、此処に来る必要なんて無いじゃない。如何して此処に来たのよ?」

 

シルヴィア「だって寂しいんです〜!いつもは八幡君と一緒だったから幸せで楽しい時間があったんですけど、寮に帰っても誰も居ないし静かだし………つまんないし寂しいんです〜!」

 

ペトラ「全くもう……貴女は一体どんな病気にかかってるのよ?」

 

シルヴィア「八幡君と一緒にいないと死んじゃう病です。」

 

ペトラ「それもう死んでる事になってるわよ?」

 

シルヴィア「今は八幡君成分というものが代わりになってくれているので大丈夫なんです。でもこれが無くなったら本当に死んじゃいます。」

 

ペトラ「絶対に死なないから安心しなさい。そんな不可解な病気、あるわけないじゃない。」

 

 

ペトラは最早呆れていた。世界の歌姫ともあろう女性が、まさか彼氏と3日間会えないだけで、こんなにも弱ってしまうのだから。

 

ペトラ自身もシルヴィアが八幡と会えなくなると、少しだけ落ち込むというのは知っていたが、まさか初日でこんなにも変化が起きるとは考えてもいなかったのだろう。

 

 

ペトラ「あと明日だけなのでしょう?それくらい我慢しなさい。それに八幡くんも中々良い事をしたと思うわよ?普段から一緒に居る事が絶対に良いとは限らないもの。」

 

シルヴィア「………じゃあ八幡君は私と距離を置こうと思ったのかな?私の事が少しだけ嫌いになったから?」

 

ペトラ「何でそんな解釈になるのよ?思考がぶっ飛び過ぎよ。そうじゃなくて、少しだけ個人で過ごしてみようって事だと思うわよ?プライベートな時間も必要だもの。貴女だってプライベートな時間は欲しいでしょ?」

 

シルヴィア「それはそうですけどぉ〜……」

 

ペトラ「なら八幡君の意図も汲んであげなさい。それが出来るようになるのも、良い女になる秘訣よ。覚えておきなさい。」

 

シルヴィア「はぁ〜い。」

 

 

 

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