学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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スカウト ③

 

 

八幡side

 

 

飯も食ったし、早速星導館に向かうか。そういえば俺達ってまだあの学園のパスポートって貰ってなかったな。エンフィールドにでも言えば発行してもらえるのか?その学園の生徒でしか発行出来ないからな。

 

それにしても………慣れたとはいえ、周りからの視線が痛い。

 

 

八幡「はぁ……もう4年経つというのに、この状況は変わらないんだな。いつまで経ってもこの視線は消えねぇな。そんなに珍しいかね?」

 

シルヴィア「仕方ないよ、私達が有名になり過ぎちゃったんだから。八幡君だって分かってるでしょ?」

 

八幡「分かってはいるが、流石にこれが続くとなれると思うんだが?俺は。」

 

シルヴィア「きっとまだ目の当たりにしてない人が見てるんだよ。そう思おうよ。」

 

 

なんて無茶を返しやがる。かなり改善されたとはいえ、そういう視線が敏感な俺にとっては少し嫌だ。

 

 

ーーー星導館学園ーーー

 

 

シルヴィア「着いたね!学園祭以来かな?」

 

八幡「そうだなぁ……去年何やったっけ?一昨年は射的と喫茶店に行ったけど。」

 

シルヴィア「去年は戸塚君のクラスで喫茶店行ったから一昨年と同じだね。後は八幡君が連続パンチ選手権っていうか独創的な催しに参加したよね。」

 

八幡「あぁ〜やったな。あれは割と楽しかったな。」

 

シルヴィア「八幡くん2位と3倍くらい差をつけてたんだよ?覚えてないの?」

 

八幡「いや、やった事は覚えてるぞ。メチャメチャ連打してたよな俺、うん。」

 

 

俺達の影響もあるとは思うが、かなり客が集まってた。それに俺の連打が始まった途端になんか場が白けたし……俺なんかおかしい事したか?って思ったよ。

 

 

八幡「まぁそれはさておき、エンフィールドに連絡「もうしてあるよ。」……え?いつやったんだ?」

 

シルヴィア「八幡君が学園祭浸りをしている時に♪」

 

八幡「いけない口を働かせる頭はこれか?」ワシャワシャ

 

シルヴィア「キャー!」(≧∀≦)

 

 

………この『キャー!』っていう時のシルヴィ、すげぇ楽しそうだよな。

 

 

その後、エンフィールドが校門前まで来てくれて、俺たちのパスポートを発行してから中に入れてくれた。要件は何かと聞かれたが、多分知っていて聞いているのだろう。だから正直に答えたら………

 

 

クローディア「綾斗は渡しませんよ?」

 

 

などと返ってきた。いや、アンタの所の序列1位には用は無いんで。俺が目を付けたのは他の奴だよ。

 

 

ーーーとある教室ーーー

 

 

八幡「失礼しまーす。」

 

シルヴィア「お邪魔しま~す!」

 

 

シルヴィ、間違ってはいないけど、それだとなんかおかしいぞ。

 

 

「えっ!?【万有天羅】に【戦律の魔女】っ!!?」

 

「えっ!!?本物っ!?」

 

「何で何で何でっ!?」

 

八幡「あー突然の訪問で悪い。実はこのクラスに居るって聞いたんだが………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪ノ下雪乃さんは居るか?」

 

 

俺の目的の人物、それは去年の《王竜星武祭》で戦った相手、雪ノ下である。

 

 

「えっと……雪ノ下さんは今教室に……あっ。」

 

雪乃「比企谷君?それにリューネハイムさんも……どうしたの?」

 

八幡「おぉ、教室外に居たのか。ちょっとお前に用があってな、少しでいいから時間取らせてもらえないか?」

 

雪乃「それは構わないのだけれど、話の内容はもしかしなくても《黄昏星武祭》かしら?」

 

八幡「正解だ。」

 

雪乃「分かったわ。じゃあ応接室に行きましょう。遮音も設定してお話をした方が良さそうね。」

 

八幡「済まないな、突然来てこんな頼み。」

 

雪乃「いえ、気にしてないわ。」

 

 

ホント丸くなったよな、昔はあんなに刺々しかったっていうのに……成長してくれちゃって……オラ涙が出てくる。

 

 

雪乃「………貴方、変な事を考えてない?」

 

八幡「何でそう思うんだ?」

 

雪乃「何だか含みのある表情だったから。ふふっ、分かりやすいところは変わっていないのね。」

 

シルヴィア「あっ、雪ノ下さんもそう思う?八幡君ってば凄く分かりやすいんだよ!私の作った料理だってクールな対応してるけど、物凄く食べたそうにしてる顔してるんだから!」

 

雪乃「ふふっ、効果音にウズウズって出てそうね。」

 

 

………本当に丸くなっちゃってるよ。総武高の頃だったら間違いなく罵倒されてんのに、もうそれがない。それどころか笑顔で返されちゃったし………本当にあの雪ノ下雪乃なのん?

 

 

ーーー応接室ーーー

 

 

応接室に入るなり、雪ノ下は紅茶を淹れてくれた。こういう所は前と変わらんな。あっ、美味い。

 

 

雪乃「それで、ご用件は?」

 

八幡「お前分かってるんじゃなかったっけ?」

 

雪乃「それは表面的な事であって内容は分からないわ。《黄昏星武祭》の件についてなのは分かっているけれど、その内容までは聞いてみないと分からないもの。」

 

 

………そうですよね。

 

 

シルヴィア「実はね、今朝のニュースを見たのなら知ってると思うけど、生徒間での同盟チームについてなんだ。私達は今それで仲間を集めているの。今のところ私達を含めて5人、だからあと半分必要なの。」

 

雪乃「……それってつまり私をチームにスカウトしているという事?」

 

八幡「端的に言えばな。《王竜星武祭》が終わって少しした後に陽乃から聞いた。かなり鍛錬を積んでいるらしいな。それに陽乃さんとも偶に模擬戦してるって?」

 

雪乃「えぇ……姉さんのアドバイスは的確だから分かりやすいというのもあるから、アドバイスを貰うついでに自分の動きの評価もしてもらっているのよ。」

 

シルヴィア「へぇーなんか師弟関係みたいだね。」

 

雪乃「間違ってはいないわね。」

 

八幡「それで、どうだ?俺たちの仲間に加わってくれないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪乃「えぇ、分かったわ。貴方のチームに入れて頂戴。微力ではあるけれど、お力添えするわ。」

 

八幡「そうか……ありがとな。」

 

シルヴィア「いやったぁ〜!!これで半分は超えたね!後は4人!」

 

雪乃「とても大変そうだけれど、幸運を祈るわ。今の私にはこれくらいしか出来ないから。」

 

八幡「いや、充分だ。よろしく頼む、雪ノ下。」

 

雪乃「えぇ、こちらこそお願いするわ。」

 

 

よし!今日のノルマは達成だな。後は学院戻ってチームに来てくれそうな奴に声掛けだな。

 

 

 

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