学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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シルヴィアのスカウト

 

 

シルヴィアside

 

 

さて、八幡くんに良い報告が出来るように、私も学園でも上位クラスの子をスカウトしなきゃ!でも、私からしてみれば、どの子も光る原石だからなぁ……どれも良い感じに見えてしまうのがお悩みだったりします。

 

でもどの子をスカウトしようか……1番は遠距離からの攻撃とか支援ができるタイプが良いなぁ……所謂遊撃みたいなポジション。八幡くんはオールラウンダーでオーフェリアさんは中距離メインで、【優騎士(アグレスティア)】は後方支援タイプかな?《獅鷲星武祭》の戦いぶりを見るからにね。雪乃さんは……まだ何とも言えないかな。もしかしたらオールラウンダーかもしれないしね。【無頼漢(ぶらいかん)】は近接戦一筋。そう考えたらもう1人は欲しいんだよねぇ。誰か居ないかなぁ………

 

 

???「会長?どうかしたんですか?」

 

シルヴィア「ん?あぁマフレナちゃん、ちょっとね……今少しだけ悩んでるんだ。」

 

 

目の前に来て私の様子を見に来てくれたのは、ガールズロックバンドチーム《ルサールカ》のキーボードを担当しているマフレナちゃんだった。

 

 

マフレナ「そうなんですか……もしよければ聞きますよ?楽になるかもしれないですから。」

 

シルヴィア「ありがとう。《ルサールカ》の皆もこれくらい気が利いてくれると嬉しいんだけどなぁ。特にトゥーリアが。」

 

マフレナ「あはは……あれがトゥーリア先輩の持ち味でもありますから。」

 

シルヴィア「実はね……」

 

 

私は今悩んでいる事をマフレナちゃんに打ち明けた。1人で悩んでいてもしょうがないから、少しだでも知恵を借りようと思ったから。

 

 

シルヴィア「………ていうわけなんだ。だから今少し悩んでいるんだ。誰にしようかなぁって。」

 

マフレナ「そうなんですか……すみません、私もそのようなタイプの方はちょっと分からないですね。お役に立てなくてすみません。」

 

シルヴィア「ううん、気にしないで。聞いてくれてありがとう。私も自分で探し……て………ん?んん?」

 

マフレナ「?どうかしたんですか?」

 

 

待って?ちょっと待ってね?私の思い浮かべてた条件を思い浮かべてみよう。

 

・遠距離がメインのタイプ。

・後方支援や遊撃が出来る子。

 

 

そして私の目の前に居るのは?マフレナちゃんだよね?この子ってさ………全部当てはまってるよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決めたっ!!この子にするっ!!

 

 

シルヴィア「マフレナちゃんっ!!」

 

マフレナ「は、はいっ!?」

 

シルヴィア「私達のチームに入って!!」

 

マフレナ「え、えぇっ!?わ、私がですか!?」

 

シルヴィア「そう!マフレナちゃんがっ!!私は今脳の中でビビッて来たよ!遠距離メインで後方支援も出来る子、その2人を両立出来ているのは君しか居ないよ、マフレナちゃん!!」

 

 

というかもうこの子しか目が無いよ、今の私は!もうこの子しかスカウトしない!断られても諦めないんだからっ!!

 

 

マフレナ「で、ですが……私に出来る事はそれくらいなので、他にお役に立てる事なんて何も……」

 

シルヴィア「それが良いんだよ!それがあるからこそ私は君をスカウトしてるの!勿論、他のところも評価してるよ。この前の《獅鷲星武祭》は参考にならなかったけど、ちゃんとメンバー全員の動きを見て、的確な指示や陣形の修正なんかをちゃんとしてる。だから司令塔としても大きな役割を担ってくれると思うんだ!」

 

 

マフレナ(ど、どうしよう……凄く嬉しい。私普段は皆の陰に隠れてるから目立つ事なんてあまり無いのに、こんな風に見てくれる人が居るなんて思いもしなかった……しかもそれが憧れの会長だなんて……しかもその会長からチーム加入のスカウトまでされてる。こんな事絶対に無い……でも、私みたいな日陰者が入っていいのかって思ってしまう。)

 

 

シルヴィア「マフレナちゃん、何を思っているか分からないけど、自分を卑下するような事を思ってちゃダメだからね?」

 

マフレナ「っ!」

 

シルヴィア「確かに君は他のメンバーに比べると見劣りする部分が多いけど、戦闘ではそれを補って有り余るほどの指揮能力の高さと修正や対応力を持ってる。それに、ちゃんと見てるんだよ?君がメンバーの子達にどのタイミングで強化を入れるべきか考えているところを。戦闘もしなければいけない中で、仲間への配慮や支援、戦闘状況に応じた陣形の崩壊修正、これだけの仕事をたった1人でこなしてるんだから、君は間違いなくチーム1番の功労者だと思うよ。だから君はもっと自分に自信を持つべきだと思う。」

 

 

マフレナ(………こんな風に思ってくれてたなんて。やっぱり会長は凄い。)

 

 

シルヴィア「それに君は自分が日陰者だって思ってるかもしれないけど、そうじゃないよ。君を除いたあの子達が特殊過ぎるだけだから。もっと酷く言うと異常なの!」

 

マフレナ「ぷっ!何ですかそれ?」

 

シルヴィア「だからさ、この六花の中でも高い指揮力を持つ君の力を私達のチームに貸してくれないかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マフレナ「………シルヴィアさん、私決めました。私もそのチームに入ります!微力ではありますが、よろしくお願いします!」

 

シルヴィア「やった!!これで7人目だね!ありがとうマフレナちゃん!!」

 

マフレナ「いえ……」

 

 

マフレナ(お礼を言うのはこちらの方です。私の事をこんなに見てくれて、評価してくれてありがとうございます!)

 

 

 





何だろう?スカウトの話しているのに、前がボヤけて……水?汗か?
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