そして三代目って里に肖って木の葉丸って名前にしたよね?
マダラ→(ヒルゼン)→木の葉丸っていう方程式が成り立つ。ぶっちゃけると寒気がした。
女の人は何故か爆弾発言が多い気がする。男であってもありますけども。いつ投下されるかわからないから余計に怖い。感情のままに話すのは控えよう。時に知りたくないことを知る発言でorzって内心なることがあるよね。
ここは病院の一角にある子供預かり場の近く。
「にいちゃん、にいちゃんつぎはぼくをおんぶ!」
「ずる〜い、わたしもだっこ!」
「ちがうもん!いまからにんじゃごっこだよ!」
「えー、おままごとじゃないの〜?」
背中には幼い子を背負い、両腕に2人だっこして周りにはせがむ子までいる。
それにされるがままにされているが自分もまだ子供と言える年齢なのだが…
「どうしてこうなった…?」
ナルトは爆笑して腹を抱えて崩れ落ちた。
微笑ましそうに見守る爺婆までいるんだが、本当に分からないんだが。
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ことの始まりは母さんが通院するついでに病院に来たことから始まる。定期検診と聞いた。
待合所でボーッとしていたところ、迷子が涙を我慢してキョロキョロしていたのを見つけた。
どうやら看護師らは人手が足りないのか出払っていたので仕方なしに話しかけた。
「なあ、お前どうしたんだ?」
膝を少し曲げて上に手を置き、顔を近付け話しかけると、顔を合わせると耐えきれなかったのか涙がポロポロと溢れポツリポツリと言葉を紡いでいく。
「おかーしゃんに、
みんなとね…あそんでまっててねって、
いわれたのに、
あいたくなってね、まよったの。
やくそく、やぶっちゃったの…」
相槌を打ちながら、ふと思い出した。
行きしなに子供預かり所と見かけ、そこに何人かの子供や看護師やら下忍らしき人がガキを見ていたのを思い出した。
「じゃあ、今から戻るか?俺が連れて行ってやる」
不安でいっぱいという顔を綻ばせて、ほんと!?と嬉しそうにした。本当だと言うと飛び跳ねてホントにホント!?と聞き返され頷き本当に本当だ、と答えるとヤッター!とクルクルと回る。気が早いのは子供ならではだと思う。
「という訳だ母さん、連れて行ってくるぞ」
「分かったわ。私は診察してもらってくるから、行ってきなさい」
クスクスと笑って頷かれ、女の子をおんぶさせて預かり所へと連れて行った。キョロキョロと女の子はあたりを見回し、背中から下ろした。
「ここで間違いないか?」
「うん!ここだよ!おかーしゃんまだいない…」
「大丈夫だ、ちゃんと戻ると言ったのなら来るだろう。
ここで待ってたら、偉いぞ?」
よしよしと頭を撫でると、そうかなぁ…と呟いて不安そうな顔を少し見上げて気持ちいいのか目を細めていた。
「じゃあな、俺は戻る…どうした?」
踵を返して戻ろうとすると長袖端をぎゅっと引っ張られ、顔を向けた。やはり不安なのかそれとも人恋しさなのかジッと見つめている。
こういう時は…と、女の子を抱っこして大丈夫だ、俺はここだと笑いかけた。
いきなりのことでびっくりしていたが顔を赤らめて嬉しそうにしていた。
それを下ろすと、他の子が俺が構ってくれると思ったのだろうか引っ張られ強張られ始め抱っこやらおんぶやらと逃げるのも憚られてしていくうちに背中や両腕に幼い子(自分もあんまり離れてないはずだが)を持ち、囲まれていた。
「よっ、サスケ!お前も病院か?
俺は注射したんぞ…予防接種とやら…、どうしたんぞそれ?」
通りがかったらしいナルトに声をかけられ、
状況を見られてしばらく考えていたが納得したようにしていたが、
俺はよく分からず…そして、冒頭に戻る。
「簡単、だぞっくく、気に入られ、たんだろ?大家族の、んんっ、お父さんにしか、見えん、…やっぱ無理だ!がはははっ!女にもスカしたお父さんが子煩悩とかっ!」
一発殴ってもいいよな?
30分ほど囲まれていたが、なんとか気を逸らさせて下忍や看護師の方へ行った隙に抜け出して俺は待合所に戻り、ナルトは三代目と合流して帰った。一楽でラーメンを食べるようだ。
最近ハマってるらしい、ラーメンに。
戻った時、診察が丁度終わったようで母さんは診察室から丁度出てきた。
「ふふっ、遅かったわね。
もしかして、みんなのお兄ちゃんになったのかしら?」
ご明察だ。
やはり、母親には敵わない。
病院を出るまでムスッとしていたが、先程まで構っていた子がおにいちゃんバイバイ!と手を振られて無視するわけもいかず振り返すと母さんは微笑ましげに見つめていた。
…もう、何も言うまい。
夏季休暇に入り、課題をぼちぼちと進めているが精神年齢的に苦痛だ。簡単すぎて。
ひらがなで書いているのを見ると読みにくい。
アカデミーの教員は大変だなぁとは思いながら当てつけで漢字で回答している。鉛筆は筆と違って書きにくいしな。草書体で書くのに適さんから七面倒でもある。
時代が違うとこうも変わるのかと感慨深くなる。
帰る途中で商店街で買い物に付き合って荷物持ちをしてお揚げを買ってもらった。稲荷寿司はお店で買うのもいいが、家で作り味付けするのも悪くない。
自分で作れるが母さんの味付けも好きだ。すっかりこの一家の一員になっている気がする。身体はもちろんだが、心まで馴染んでいる気がしなくもない。
「そういえば、今日はナルト君と稽古しなくていいの?」
「ああ、今日は予防接種したから付き合えんらしい。
過度な運動は控えるそうだ」
「あらそうなの。サスケったら、いつの間にか口調がお父さんそっくりね」
そう答えると、クスクスと優しく笑って見つめられた。
マダラとしての母親の記憶はあまり思い出せなかったが、こんな感じに優しい顔をしていた気もする。言葉遣いに関してだが、ここ数年で口調が元に戻りつつある。
「そんなことはない…」
「すっかり大きくなっちゃって。
イタチもあっという間に大人びてしまったけれど、サスケもそうなのね」
我が子の成長は親にとってはやはり嬉しいことなのだろう。動物と違って成長はゆっくりだから分かりにくいが家族の成長は上の者にとってはやはりどこか愛おしい。
俺が弟たちに対して思っていたように、母さんも父さんも同じなのだろう。
黙った俺にニコニコと微笑んで優しい視線を向けられ、何を返せばいいか困った。どことなく恥ずかしいような気がした。
顔を見せたくないなら先を歩けばいいのかもしれないが、あいにくと背後に立たれるのが嫌だからそうもいかない。逆に背後に行けば心配なのか振り返って止まられるので隣に歩く他なく家路につく他なかった。
修行をやりに行くのも良かったが、珍しくも気が向かず今日は母さんの手伝いをしたい気分だった。これでも一人で生活していたことが長く、料理を作ることも苦ではない。
別に今は兄がいるから独り立ちした時に母さんの料理の味付けを覚えておきたいとかそんなんじゃあない。
手から腕まで洗って母さん手製の前掛け…エプロンを身につけまずはお米を研いで炊飯器で時間をセットする。釜よりは味は落ちるが時間をより有効にそして手間なく作れるのはいいことだ。
和え物、汁物など野菜の切り方をこと細かく変えながら味付けを教えてもらった。醤油の分量、酒粕など一つ一つ各家庭で違うがやはり味付けの大まかな風味はやはり昔と同じうちはならではの味だ。
お米が炊き上がると寿司桶に酢を回し入れ、母さんが混ぜている間に横から団扇で扇ぎ冷ませた。味見でしゃもじについた酢飯をひとつまみして味を確かめ、酢が弱すぎないか味の微調整を加えていく。
油揚げは湯揚げし、油抜きをしてから出汁に砂糖や醤油を加えたもので煮たものだ。
手馴れた手つきで母さんと一緒に酢飯を油揚げで包み込んで、大皿に完成した稲荷寿司を並べていく。
あと少しで全部終わる、というところでガラガラと玄関の引き戸が開いた音がして低い声が聞こえた。恐らく父さんが帰ってきたのだろう。声変わりするとやはり安定した声で響くと思う。兄さんも変わって低音になり思慮深い声になった。
居間に和え物を運ぶ途中でまた引き戸が開き、居間にへと顔を出したのはやはり兄さんだった。忍びだからか足音が静かだが最近は特に小さい気がする。
俺は普段から軽快な足音だと言われるが地面に足をつけて力を踏みしめていないわけではない。
筋肉の使い方とチャクラコントロールで調整すれば軽く100メートルなど飛び跳ねることができる。多少の助走は必要だが。
「母さん、サスケ。ただいま。
今日はサスケも作ってくれたのか…
後で運ぶの手伝うよ」
イタチは目を細めて表情を和らげ、荷物を置きに自室にへと足を向けた。途中で父の部屋の前に通りがかってただいま父さん、という離れているせいで小さいが声が微かに耳についた。
夕飯の支度を終え、父を母が呼んで上座に座りようやく夕食が食べれる。当たり前だが、
族長の頃は同じようにしていたし、マダラであった子供の時もそう躾られた。
誇り高い一族だから一族内での格式も高い。
そのせいか同族での結束も高いが。
結束自体は悪いことではないが結束は時に仲間割れの原因にもなる。
それに他族といたら誇りが高すぎて蔑ろにされていると勘繰ってしまう。
だから里を抜けようと言ったのに…まあ、概要を説明しなかった俺も悪いが。
稲荷寿司が半分ほど腹に入った頃、父が茶を飲み咳払いした。
無駄に風格があるんだよなぁ、年の割には。
まだ40来てないはずだが。
「ミコト結果は…?」
「フフ、それはね…」
なんの話だろう。今日は健康診断に行っただけだろうに。
「二月よ。明日から休みは取ったわ」
「よくやった…!」
「?」
「兄さん何の話か分かるか?」
「いいや…」
休みをわざわざ取らなければならないこと?それに二月?今から7カ月…?
……!?
「サスケも兄さんになるのよ。イタチにとっては二人のね」
「…弟か?」
「まだ分からないわ。妹かもしれないし弟かもしれない。楽しみね」
フルフルと身体が震えた。嬉しい。
嬉しいのだ、
心からそう思うのに何故か————
「サスケ?」
ポタポタとズボンに水滴が落ちる。一滴、一滴と白いズボンに斑点ができる。俯いているから余計に。
「泣いているのか?
……いや、…嬉しいのか」
「泣いてるわけ、ないだろう?
嬉しいだけだ」
歪んだ視界でイタチが微笑ましそうに見つめてくる。精一杯、笑っているのに。
あらあら、と微笑ましげにタオルを母に渡される。泣いてるつもりではないがそれをもらい、後ろを向く。声は上げずにただただ溢れ落ちた。
しばらくすると落ち着いて食事を再開して稲荷寿司を頬張った。
母さんの唐突なる爆弾発言は恐ろしい…
父さんですらそこに尻を敷かれている。
知っているんだからな、そんな強面でも子煩悩な所とか。弟想いすぎる兄との距離感気にしていると。あんまり零しすぎると母さんの口から出るから気をつけた方がいい。
「四月に言って七月には三ヶ月…」
“俺は
下の兄弟が欲しい…”
6歳差になるだろう妹か弟。おねだりしたとはいえ、できるのが早すぎないだろうか。
子が生まれるのは十月十日ほどと昔から聞く。少なくとも四月なのは確かだ。三ヶ月程、妊娠発覚には必要だと聞く。
その頃のことを親に聞くのは薮蛇だろう。
いつの間にとか言いたくもあるが無事に出産できればいいと思う。ここ数年で知ったが出産率は昔よりも少ないが母子が共に健やかなんだと聞いた。昔は肥立ちが悪く、母子が共に死の危険を伴うことが多かった。医療や医療忍術の発展に伴い、そういうことは減ったそうだ。柱間の孫、綱手が特に医療忍術を発展させたのだとか。軟弱だと罵ったことは間違いだったと認識を改めなくもない。
安心して十月十日を待っていられるのは悪くない。
弟でも、妹でも待ち遠しい。
「母さん、後で腹を触ってもいいか?」
「勿論よ、でも動いてもまだ分からないのよ?」
「それでも、だ。ありがとう。」
「後、これから家事の手伝いをお願いすることもあるけどわ。お願いしてもいいかしら」
それくらい、昔よりも時間は取れないが屁でもない。一応精神は成人だ。
「ああ、勿論だ」
まだ動くことのないお腹に触れて再び視界が歪んだ。
「元気に産まれて来るといい」
心なしか、言葉が震えた気がした。
居間が少し明るい雰囲気になった。
後で目が充血し、瞼は晴れて風呂の後に慌てて冷ましたのは余談だ。
登録と評価と感想ありがとうございます!凄く嬉しくて励みになります。コメディとほのぼの目指してるはずなのに、どちらかといえばシリアスに走るのは何故か。コメディになれば、誰も傷つかないはずなのにっ!
そしてこの展開を読まれていたことに伏線が下手で悔しいです。
回収も早いですが出来るだけ投下しつつも回収するようにして更新頑張ります。
ギャグを目指して!(ただしギャグになるとは言っていない)
アンケート設置しました
それと一週間から二週間ほど投稿をお休みさせていただきます
学校が始まり、バイトもあって体調が優れないので安定次第に投稿を再開します