応接室にて、胡椒20kgを渡し白金貨2枚を受け取ると奴隷商が言う。
「これで取引は成立いたしました。後になってトラブルの出ないようお互いに書面を交わしたいのですが、よろしいですかな?」
後で俺がゴネたり出来ない様にだろう。正直、こちらとしても都合がいい。
「もちろんです。ついでに奴隷購入の手続きもお願いします」
無事に手続きが終わり、再び地下室へ。
奴隷商が鎖を外しながらダークエルフ少女に告げる。
「今日からこの方がおまえの主人になる。くれぐれも失礼のないように」
ダークエルフ少女が驚きに目を見開き、こちらを向く。この時、初めて目が合った。
思わず見惚れてしまった。吸い込まれてしまいそうな翠色の綺麗な瞳。
どれくらいそうしていただろうか、我にかえった少女が恥ずかしそうに頭をさげた。
「・・・申し訳ございません、ご主人様。これからよろしくお願いいたします」
「あ・・ああ、こちらこそよろしく」
そばにいたシラユキさんが、なぜか俺の脚にギューッとしがみついてくる。急にどした?
地下室を出ようとした所でダークエルフ少女がよろけた為、とっさに受け止める。
「も、申し訳ございません・・・!」
平謝りの少女。
(ずいぶんやつれているな・・・)
無理もない。あんな地下室に閉じ込められていてはな・・・。
そのまま、ヒョイッと抱き上げる。いわゆるお姫様だっこだ。
「い、いけません、こんな・・・。わたし汚いですし・・・!」
慌てる少女。
「気にするな。この方が早い」
「・・・申し訳ございません」
顔を伏せる少女。耳が赤く見えるのは気のせいだろう。
足にしがみついていたシラユキさんが、なぜか俺のふとももにかじりついている。おなかがすいたのだろうか?
奴隷登録証を受け取り、俺たちは奴隷商館を後にした。
「とりあえず、服とか買いに行きますかー」
「あ、あのその前に降ろしていただいてもよろしいですか・・?もう大丈夫ですので・・」
お姫様だっこしたままでした。流石に街中でそれは恥ずかしいですよね、ごめんなさい。
ダークエルフ少女をそっと下に降ろす。シラユキさんもようやく俺の脚から離れる。もうおなかいっぱいですか?俺のふとももはよだれでべしゃべしゃですが。
・・ん、シラユキさんが目の前で両手を上にのばし、ぴょんこぴょんこ飛び跳ねている。
「・・どしたー?」
「だっこー!」
ぴょんこぴょんこ。あまえんぼうさんですか。よろこんで。
だっこしてあげるとシラユキさんは『むふー』と満足そうにうなずいた。
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購入品リスト
・[ブラックペッパー ホール200g] 1,000円
・[麻袋 スモール] 200円
・[ブラックペッパー ホール20kg] 10万円
・[麻袋 ラージ] 400円
合計 10万1,600円 残金 9,989万8,600円
現地通貨残高 白金貨2枚 大銀貨2枚 銀貨9枚 大銅貨8枚