話のネタだけ考えて続きを書いていない二次創作集 作:飛翔するシカバネ
今日からIWOのサービスが開始される。
父さんのお陰で家は裕福な方だ。
そして父さんの趣味で地下室が作られている。
地下室には父さんの研究資料や重要書類、旧作等の父さんコレクションのゲーム、そしてVR機器がある。
小さい頃から電子機器関係に関わって来たから機会関係には強い。
だからこそ、ああいう
そしてこれがVR専用ベッド。
VR中の疲労を軽減させる機能がついたベッドだ。
これを持っているのは殆どいないだろう。
玲花ならもっているだろう、2つ。
親とやるだろうし、今回は九乃と隣り合わせにでもなってやるんだろうし。
ファンクラブが聞いたら卒倒しそうだな。
そうして僕はVRをセットしてベッドに横になる。
後、数秒でサービス開始だ。
ファンだったらサービス開始と同時に始めるのが定石だ。
「3…2…1…0、リンクスタート」
そこは何も無い、真っ白な空間だった。
ここは最初のキャラメイク用の場所だ。
ここから姿を決め、スキルを決め、世界に度立つのだ。
『Innocent World Online の世界へようこそ。私はナビゲーションを務める[ジャッジ]と申します。以後お見知りおき下さい』
「よろしく〜」
目の前に金色の羽の妖精が現れた。
その抑揚ない声と無表情な顔を設定したと思われる人の顔を思い出す。
研究者のあの人だな。
無表情からのテレは最高だと言っていたな。
『ではまず、この世界についての説明をさせて頂きます』
この世界の設定やステータス、スキルについて説明される。
事前に調べていた情報で知っていたけどちゃんと話を聞く。
父さんの事だからこの時からイベントを仕込んでいても不思議じゃない。
『それでは最初に、自身のキャラクターを作って頂きます。既存のアバターデータが存在しますが使用しますか?』
Yes/No
目の前に青く光るウインドが表示される。
ボタンを押して選択するということか。
僕は迷いなく、Yesをおす。
既存のキャラは他のVRゲームで使ったことのある姿だ。
お気に入りなんだよね、白髪赤目って。
なんか、裏ボスみたいで。
顔は余り変えすぎると無理やり変えてるって分かる顔の動きをするから嫌いだ。
色を変えるぐらいだったら違和感無い。
まあ、僕は糸目で有名だから色変えても滅多に見られることは無いけどね。
『ーloadingーアバターの同期を完了しました。続いてステータスの割り振りです。ステータスポイントは割り振り出来ませんのでお気をつけて下さい』
ステータスポイント:120
Str:0
Vit:0
Int:0
Min:0
Agi:0
Dex:0
ジャッジさんの言葉の後、このような画面が表示するされる。
これで初期のステータスを決めるのだ。
ゲームだったら極ぶりとかしてもいいかも知れないがVRとは仮想現実。
このポイントは動きに補正をかける為に必要なポイントだ。
貴方は現実でモンスターに追いつけますか?
貴方は現実でモンスターに両断できますか?
貴方は現実でモンスターからの攻撃を耐えれますか?
そう、全て無理なのだ。
ポイント無しは補正無し。
現実で戦闘等出来る訳ないのだ。
という訳で極ぶりは普通の人なら有り得ない。
ステータスポイント:0
Str:0
Vit:0
Int:0
Min:0
Agi:0
Dex:120
まあ、僕は極ぶりだけどね。
だって極ぶりすればステ振りボーナスが入るからね。
本来ならレベルアップに20ポイントの入るんだけどボーナスは13ポイント。
レベルアップの半分の値が0から手に入る。
それは魅力的だよ。
それに俺は他の人にはない才能があるから多分何とかなるさ。
九乃は極ぶりしそうだけどね。
現実でモンスターと戦えそうなやつ第一位になりそうなやつだし。
確認のウインドでYesを押して次に進む。
『では続いて武器スキル/属性魔法スキルの選択を行ってください。選択できるスキルは一つまでです』
その瞬間に大量の武器スキルと属性魔法スキルが表示される。
何故多いかは父さんと武器マニアのあの人のせいだろう。
ここで時間を食う訳にはいかない。
僕はこれまた迷うこと無く短剣を選ぶ。
vitが0だとスタミナが無くて大きい武器は持ちづつける事も出来ない。
intが0だと魔法攻撃が激弱、その為属性魔法スキルは全部なし。
後は男の子大好きな長剣なんだが極ぶりした九乃なら長剣を選ぶだろう。
取り越し苦労ならそれでいいが余り武器が被る様な真似はしたくない。
人と違うのがいいから極ぶりにしたんだし、ここで被りたくない。
なら短剣だ。
リーチは短いが小回りがきく。
そして現実的によく見知っている武器ともいえる。
まあ、一番の理由は他のゲームでも良く使ってたから何だけどね。
ゾンビゲームナイフクリアしたり、FPSでナイフキルしまくったり色々したからね。
という訳で短剣を選択した。
『続いて武器スキル/属性魔法スキル以外のスキルを5つまで選択してください』
またもや多量のスキルが表示される。
他のゲームにもありがちな[ステップ]などのスキルや全く知らないこのゲームならではのスキルがあった。
まあ、僕はDEX極ぶりだからそれに準ずるスキルになるから大分少なくなるんだろうけどね。
結局時間がかかってしまった。
流石父さんとその研究チーム。
魅力的なスキルの数々に翻弄されてしまった。
しかし、なんとか5つ選んだぞ。
【器用強化(小)】PS
DEX上昇 +5%
【短剣強化(小)】PS
武器[短剣]のstr上昇 +10%、武器耐久値の減少を1/2にする
【剥ぎ取り】AC
戦闘中のmobからアイテムを剥ぎ取る(Dex依存)
確率(低)で部位剥ぎ取り
【解体】AC
ドロップアイテム品質、量上昇(Dex依存)
【研磨】AC
武器[短剣]の武器耐久値の減少を1/2にする、武器[短剣]のstr上昇 +Dex×0.5%
とりあえずはこれ。
他にも良いのがあるけど、お預けだ。
スキルは全部で10覚えられる。
スキル原石というアイテムを使えば覚えられるのだ。
だったら後でもいいかと楽観的に決めた。
後はどうなるかはやってみてからだ。
『続いて防具を選択してください』
防具だが[服][軽装][重装]があり、そこから更に分かれるのだがvitが無い僕は必然的には[服]装備となる。
そこで僕が選ぶのはこの装備だ。
[白衣](inner~shoes)合計Dex10 防御力5
器用さが増すので選んだ。
これを来たら全身真っ白で目だけ赤のかっこいい人になってしまう。
チラッと一番下の服装備を見る。
黒装束……まさか九乃はこれ選ばないよな。
選びそうだな、防具選べないならとことん下を!とか言いそうだし。
白衣を装備すると医者の様な白衣が身を包む。
中も真っ白であだ名がシロアリになりそうなくらい白だ。
最後に名前を再入力する。
『バトラー』
洋一→洋→羊→ひつじ→しつじ→執事
というダジャレだ。
白衣の執事って少し変だけどな。
『これでキャラメイクは終了です。お疲れ様でした。それでは『Innocent Word Online』を存分にお楽しみください』
そして僕の目の前はまたもや真っ白になった。