話のネタだけ考えて続きを書いていない二次創作集 作:飛翔するシカバネ
飛翔するシカバネは完結作品を書きたがる傾向にあります。
戦闘系が多いですが日常でのチート野郎とかも多いです。
総じて悪役と脇役が多いのも作風ってことで。
欲望の霊騎士王
貴方はアウターワールドストーリーというのを知っているだろうか。
無数の世界があり、それは単独で存在しているがそれは何処かで繋がっているという小説だ。
その中で蝕む黒の霧という話がある。
良くあるダンジョン経営物でもあり、一風変わったものともいえる。
自分でも何を言ってるかは分からない。
何故今その話をしているかというと現在進行形でそれに巻き込まれている訳だ。
『神に捨てられ、進化が停滞し緩やかに滅びつつある世界に住みし者たちよ』
この世界が蝕む黒の霧だという事も知らなかったのだがこの声が脳内に響いた瞬間に記憶から呼び覚まされたというか、なんというか。
『私は世界から世界へと渡るもの』
混乱していてやばい。
この後起こることも分かっているのも辛い。
たった今剣道の試合中だというのに。
攻めるに攻められないじゃないか。
『停滞せし世界に変化を与えるもの』
何だよ、折角前世の記憶あって何でもない世界に輪廻転生したかと思ったらがっつり小説の世界にログインしてるじゃねーか。
『あー、うん。やっぱ格式高そうに言うの面倒だわ。というわけでここからは気楽にいかせてもらうわ。どうせこの声が聞こえてる人間なんて殆どいないんだし』
年齢不詳から幼女ボイスに。
もうやだよ。
道場の家に生まれて、割とイケメンで今世は勝ち組だぜ、やったぜ!とか思っていたのに。
『まっ、そんな訳だからこの世界を救う。かつ、私の研究を進めるためにちょいとこの世界に対して干渉をさせてもらう』
そもそも何故記憶保持なの。
無知は罪だが知りすぎもまた罪となる気がする。
将来は安泰だったのにもうお先真っ暗だ。
『とりあえず、今この声が聞こえている連中。うん、そうそう。貴様等だ貴様等』
あーあ、今世は金持ちになって女子にモテると思ったのになー。
欲望のままに生きてやろうと考えて行動したのに。
剣術とかやれば頭悪くても運動出来れば恰好良くなると思ったのに。
剣道やってるけど武士道より、騎士道の方がカッコイイと思ったからわざんざ学んだのに。
『貴様等には人間を辞めてもらうから』
魔王になっても俺はこの技術を使っていけるのか。
人型ならワンチャンあるけど獣とか魚とかなったら終わりだな。
あと、出来れば恰好良くなりたい。
『ハッハッハ!貴様等全員随分と驚いているようだな。おう貴様、車の運転中なんだからちゃんと注意を払えよ。そこの貴様は銃撃戦の真っ最中か。頭下げとけ、狙われているぞ。ぷぷぷ、声に気を取られて演技をミスするとか貴様は集中が足りんなぁ』
くそぅ、俺が何したっていうんだ。
ちょっと欲望のままに行動していただけだぞ。
人助けもしたし、人望もあるのに。
何故だ、この下心が駄目なのか。
『じゃ、詳しい説明は後でするから。とりあえずポチっとな』
そんな思考の海に沈んでいた俺の視界が真っ黒に染まっていった。
まあ、面していたから元から黒っぽいから直ぐに目が慣れるだろう。
そうして俺は人外、基魔王になります。
これは結構多めに書いてました。
しかし、作品の続きを単純に思いつかなくなり止めました。