脳内選択肢のせいで何回も死にかけるんですけど   作:七不思議

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どうも、七不思議です。

そろそろ今年も終わりですね。来年は受験の年……鬱だぜ。
一応、進路は決まっているので更新速度は今ぐらいになると思います。まあ、今でも遅いのが事実ですが(笑)

取りあえず本編どうぞ( ・∀・)つ


グリゴリッ!!って音が鳴ったら驚くよね(泣)

 

ふらふらとした足取りで俺はオカルト研究部の部室前に着いた。中にはいると既に塔城さんがいた。

 

「天野先輩遅いです」

 

「……俺は妖精を見ているのか?」

 

「確かに子猫ちゃんは妖精見たく小さ─────」

 

兵藤が壁に埋まりました。理由は言うまでもない。そして、何故俺の方に構える。

 

「いや、俺が言った意味は俺より早く来てるのが驚いて、塔城さんに似た可愛い妖精がいるのかって思ったんだ」

 

何を口走ってる俺。こんな事で許されるはず──

 

「…そうですか。……可愛いですか。嬉しいです」

 

許された。というか最後のなんていったんだろうか。そして、何故顔を赤くする。

兵藤は壁に埋まって───木場君に助けられてる。木場君は俺の視線に気がついたのか目を合わせてきた。

 

「天野君ごめんね。本当は僕達だけで行こうと思ったんだけど、子猫さんがどうしても君もってね」

 

「ゆ、祐斗先輩その言い方は誤解を生みます!」

 

顔を真っ赤にして塔城さんは木場君に怒鳴りつけていた。

 

 

 

◇◇◇

 

「……忘れる所でした、天野先輩コレを」

 

教会に向かい歩きながらの最中そう言って塔城さんから渡されたモノは────爪楊枝だった(約400本)。……何故コレを渡された?

 

「子猫ちゃんなんで天野に爪楊枝なんて渡すの?」

 

塔城さんに引きずられていた兵藤が復活したのか塔城さんに質問した。

 

「初めに先日の桂先生のカツラ事件を覚えてますか?」

 

「ああ、確かあの先生のだろ?」

 

あれ?カツラってあれだよね。俺が転入初日に爪楊枝で撃ち抜いた奴。

 

「あれの犯人は天野先輩です」

 

「なっ!?」

 

犯人扱い!?それに木場君も声に出してないけど凄い驚いた顔で俺を見てるよ。

 

「というかなんでその事を塔城さんが知ってるの!?」

 

「……?あの場に私も居たんですが?」

 

確かに周りを確認して投げたはずなのになのに何で!?……もしかして、視界に移らないところに居たのかな?

 

「話を続けますね。祐斗先輩、兵藤先輩あの神父を覚えていますか?」

 

「え?……ああ、あの額に爪楊枝が刺さってた神父かい?確か爪楊枝の印象が強く────そう言うことか」

 

「どういうことだ?確かにあの神父の額に爪楊枝が刺さってて笑いそうになったけど」

 

額に刺さってた?もしかして。もしかしなくてもあの時のか!?

 

「あの神父に投擲したのは天野先輩だということです。しかも、あの神父に姿を見られずに」

 

塔城さんの言葉を聞いた木場君と兵藤は俺の方を見ている。というか、今から行くところに俺の爪楊枝の被害者がいるわけでしょ!?

「話は此処までです」

 

塔城さんがそう言うともうすでに教会の前に来ていた。……さて────

 

『選べ

─1「扉を開けた瞬間、此処は俺に任せて先に行けと言いながら爪楊枝を投擲」

─2「扉を開けた瞬間、此処は俺に任せて先に行けと言いながら子猫と木場を先に行かせる。あまりの兵藤は取りあえず適当に投げる」

─3「扉を開けた瞬間、此処はお前に任せたと言い兵藤を埋める」』

 

何で選択肢が3つ!?というか3つの内2つは兵藤が不憫すぎるだろ!?埋めるって、適当に投げるって。……可哀想過ぎる。しょうがないけど、俺は此処でやってやる。

そう思い、俺は両手の指の間に爪楊枝を挟む。ゆっくりと扉が開かれ、そして───

爪楊枝を投擲する。

 

「いよー────────ふぎゃ!?痛っ!?額ガァアア!?」

 

白髪の神父の額に吸い込まれていくように当たる爪楊枝。神父の額には無数の爪楊枝が刺さり、異様な光景になる。

 

「此処は俺に任せて先に行け!」

 

「お、おう!……というかどこに行けと!?」

 

兵藤は若干引き気味に返事をして応えた。どこに行けって……あれ?あの祭壇の下から?何か違和感が……

 

「塔城さん祭壇を壊して!」

 

「……ん!」

 

塔城さんが祭壇を殴って壊すと階段が出て来た。それを見た兵藤と木場君、塔城さんが下へ降りていった。降りる際に気をつけてと塔城さんが言ったのが聞こえてきた。

 

「それにしても……やっちまった」

 

爪楊枝を投げすぎた。後、数本しかないぞ?コレを投げきって倒せなかったら俺って死ぬんじゃね?

 

「……そうでしたか。君でしたか。あの時額にこんな棒切れ投げてきて、逃げたクソ野郎は!!あ~、でもよかった此処で首をぎっちょん出来るからぁ~。……でもその前にお前をぐちゃぐちゃに壊してからの方がたのし────痛っ!?」

 

恐怖が強すぎてまだ投げちゃった。そして、何故また額に当たるの!?……それにしても、爪楊枝が額に刺さりっぱなしってある意味ホラーだな。

 

「……マジ殺す。お前はオレがぶち殺す。kill you!!殺す!」

 

そう言って光の剣を向けて突っ込んできた。ヤバい!?とそう思い目をつむった。その瞬間、パチィンという音が聞こえた。そして、俺は目を開けてみた。また、時が止まっていた。

 

『ヤレヤレ、目を閉じている状態だと殺されてしまうぞ?』

 

声がする方を見てみるとルシフェルがいた。何かを作っている状態でだ。

 

『……後は、コレに装填して……完成だ。ほら、君の新しい武器だ』

 

そう言って渡されたのは二丁の銃。ってコレ本物!?

 

『ん?ああ、それに装填されているのは弾丸ではないよ。なに、もっと良いものさ』

 

「弾丸より良いものって何!?」

 

『使えばわかる。なるべく左の銃は至近距離で相手の鼻の穴に撃てば有効だ。それとその銃はちょっとやそっとの攻撃じゃあ壊れないようになっていてね。壊れるとすれば太陽に投げ入れるぐらいじゃないと壊れないかな』

 

何ソレ!?この銃ってなんの素材で出来てるの!?というかなんでこんなモノを俺に渡してきたの!?

 

「というか、アナタ一体何者なんですか。俺に必要以上に助けてきてくれて」

 

『……君がそれを知るのは明日かも知れないし、明後日かもしれない。もしかしたら一生わからないかもしれない。判ったとしてもそれは未来の出来事だ』

 

そう言って時を動かし、その場から消えた。

 

「死ねぇぇ!!」

 

「ヤバ!?そうだった!!」

 

無意識のうち両手の銃で光の剣を止めていた。その行動に神父は驚き後ろに跳んだ。

 

「お前も神器持ち!?しかも、遠距離系統だとしたら最初は腕を使えなくしましょ!?」

そう言い神父も銃を構え、撃ってきた。撃ってきた事に驚き、俺も右の銃を撃ってしまった。右の銃から撃ち出されたのは弾丸ではなく───

 

「ひぎゃ!?また額がァァァアア!」

 

爪楊枝だった。しかも、また神父の額に直撃。ちなみに神父の撃ってきた弾は俺には当たらなかったようだ。俺には何にも当たった感じがしないから外れたんだろう。

 

「てっっっめぇぇぇえ!!何なんですか!?その銃は!?俺のことをおちょくってるのか!?もぉぉいいやお前はすぐ殺す!!首ぎっちょんする!!」

 

怒り狂った神父は光の剣を再び俺に向けて突っ込んできた。その時、神父の動きがスローモーションで見える。え!?なんでこんなに遅いの?そう思いながら俺は神父の動きに合わせ、右の銃で光の剣を防ぎ、左の銃をルシフェルが言ったとおり、鼻の穴に当てる。

 

「まっずっ!?」

 

神父がその状況を理解したのか焦っているがもう遅い。俺は既に引き金を引いていた。そして─────

 

「ふっがぁぁああ!」

 

凄い声をあげて神父は倒れた。神父の鼻からは何かの液体を流し、更に涙までも流している(※濃縮タマネギ刺激2倍中)

 

「ひ、ひぇめぇ!!なんひぇもんを!!(て、てめぇ!!なんてもんを!!)」

 

神父の状態を見て俺は左の銃口の匂いを嗅いでみた。

 

「うわぁ!?タ、タマネギ!?」

 

俺も涙を流した。神父は今の状態がヤバいのか、耐えられなくなり、何処かへ逃げ出した。その際

 

「ひぇめぇはじぇったいおひぇがこひょす!!(てめぇは絶対オレが殺す!!)」

 

何を言っているのかわからなかった。

それより、神父の額にまだ爪楊枝が刺さってたな。

 

◇◇◇

 

神父が逃げていったので俺は絶賛暇だ。なので、外で夜景を眺めている。なんで祭壇の下に行かないのかって?そんなの俺が戦力になるわけないからだ。銃はあの後、突然消えたし、爪楊枝は弾切れ?だし、だから夜景を眺めているのだ。

 

「なんで、こんなに月は綺麗なんだろう」

 

『選べ

─1「月に向かって、拳を突き上げ、我は覇王なりと言う」

─2「取りあえず禿げる」』

 

ただ、眺めて。

 

『選べ』

 

ただ、見て。

 

『選べ』

 

ただ、空に手を伸ばす。

 

『選べ』

 

この世界はどうやって成り立っているのだろう。もし、神様ってのがいたらその答えを知っているのかもしれない。そしてなんで────

『選べ』

 

絶対選択肢(こんなもの)を俺に付けたんだ!今の今まで現実逃避をしていたのに頭に鳴り響くんだよ!!というか痛い!頭が凄く痛いよ!?この世に神が本当にいるなら一発ぶん殴りたい。いや、顔がぱんぱんに腫れるまで殴る。それより今は────

 

この時俺は酷く後悔した。

 

「我は覇王なり!!」

 

そう言い俺は拳を突き上げた。そして、突き上げた拳に何故か羽が生えているうえにボンテージ?というものを着ている女性の顔面に当たり

 

グリゴリッ!!

 

と嫌な音が鳴ったのだ。勿論、俺の拳の音じゃない。女性から聞こえた音なのだ。

 

「あれ?俺もしかして、殺っちゃったの?そんな!?ウソだァ!!」

 

女性の肩を揺さぶり意識が有るかどうかを確認するがピクリともしない。マジかよ。この年で俺殺人犯?ヤバい!?ヤバいって!!

 

『選べ

─1「取りあえずこのまま放置して帰る」

─2「ダミーを置いて、女性を家に連れて行き、怪我を治す」』

 

怪我を治すって!?もしかして、死んでないのか!?良かった。俺は人を殺してない。となれば、善は急げだ!

 

「2番だ。大丈夫だ。まだ、傷は浅いはずだ」

 

空から女性ソックリなモノが落ちてきたがそんなの気にしていられない。今は、家に帰ることを優先しろ!

 

人一人を持って全力ダッシュを家に帰るまで出来た。

 

この時初めて俺は火事場のバカ力というものを信じた。

 

 

 

◇◇◇

 

俺は家に帰るなりあらゆる知識を使い、女性を看病した。こんな時にまさか黒を助けた知識が役に立つとは。というか生物全般いけるんじゃないか?この知識は。

 

「それにしてもなんで空から降ってきたんだろう?それに心なしか髪の色変わってるような…黒から…白……というよりは銀っていった方がいいのかな?」

 

それにしても後ろから物凄い視線で見られてるよな。

 

「エル君が女を拾ってきた。………しかも堕天使。それにエル君のベットで寝てる」

 

黒歌さんから黒オーラみたいなものを纏っているんですけど!?

 

「あのー黒歌さん?拾ってきたというのではなくてですね。その……俺が怪我させてしまたから治療のために連れてきたわけで───」

 

その後、俺は必死で黒歌さんに説明した。数十分間説明し、やっと納得してくれた。けど、物凄い嫌そうな顔もしてた。

 

 

 




まさかの堕天使さんの生存。自分で書いていてなんてことをしたのだろうと思うが、後悔しかしていない。
取りあえずタグが増えるな…面倒だな。

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