サンタクロースパイ    作:COLK

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14.今年も、無事、活動終了?

また時間を遡り、霧河が27軒目に入った家での出来事。

 

 

 

 

 

〝ガチャ〟

 

 

 

 

 

侵入は、言うまでもなく、いつも通り、何ともなく上手くいった。だが、問題はその先だ。

 

その家では、プレゼントを渡す相手は親と一緒に寝ていて、ヘマして一人でも起こしてしまうと、それが命取りになってしまう。

 

なので、失敗は絶対に許されない。唾を呑むほど緊張しながら、

 

霧河は、「マグカップが欲しい」と言っていた女の子の枕元に、

 

そっとマグカップを置いた。

 

その後も何ともなく、

 

(良し!上手くいった!!)と思った。

 

 

 

 

 

その後、家を出て、いつも通り、入る時と同じやり方で、

 

外からドアのカギをかける。

 

 

 

 

 

(フ~ッ!!緊張した!!!)と大きくため息をつく。で、また、引き続き、

 

色々な家の子供達にプレゼントを渡した。

 

 

 

 

 

ついに、最後の30軒目。その家は防犯セキュリティが堅く、入る事は難しかった。

 

 

 

 

 

霧河は、ドアの前にプレゼントをラッピングした箱ごと置く。

 

 

 

 

 

「フッ、こんな事もあろうかと、〝これは

 

サンタクロースからの贈り物だ〟って書いた手紙をたくさん

 

用意してるんだよ」と言いながら笑う。

 

 

 

 

 

しかし、

 

それは手書きだと、字の形や筆圧などで自分だと特定されてしまう可能性があるので、パソコンで書いている。もちろん、

 

それも手袋をした状態でしか触れた事がないので、

 

指紋も一切付けていない。

 

 

 

 

 

帰る最中、警察に見つかりそうになるが、

 

とっさに、慌てて、たまたまそこにあった畑に慌てて入って

 

横になり、何とかやり過ごした。警察は、

 

「ん?何か今、物音が聞こえた気がしたけど、気のせいか。何ともなかったみたいだな~」と言った。

 

 

 

 

 

霧河は、

 

「フ~ッ!危ねぇ!!危ねぇ!!まさか、ここでまたため息を

 

つく事になるとは思ってなかった~!!それにちょっと、

 

チビッちまった~」と言った。

 

 

 

 

 

「あ~あ~。服が土まみれになっちまった~。

 

それにちょっと、今、チビって、ズボンも

 

汚れちまったし。まぁ、もう、全ての家に

 

プレゼントを渡し終わったし、どうせこの服も、ほとんど黒だから良いんだけどさ」と、少しがっかりしながらもホッとし、

 

「しかし、毎年、どれだけ頑張っても、30軒ぐらいにしか

 

届けられないのが残念なんだよな~」と言いながら家に帰った。

 

そして、その日のいつもの起床時間まで、

 

わずか2時間ぐらいだが寝た。

 

 

翌朝、霧河の会社「Excitement Story」では・・・・・・

 

 

 

 

 

〝チーン〟

 

 

 

 

 

「おい!霧河!どうした!?大丈夫か~!?」

「ウ・・・ウ~ン・・・大丈夫デスヨ・・・」

 

「いや!嘘つけ~っ!お前、ロボット並みに片言じゃねぇか!!

 

どこが大丈夫なんだよ!!さっさと人間に戻れ!!!おい!!!しっかりしろ~!!!」

 

「ウ・・・ウ~・・・」

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