サンタクロースパイ    作:COLK

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27.謎の人物から謎めかしいプレゼントをもらった夫婦は・・・

手紙を読んでみると、

 

「〝拝啓、名前も知らないあなた〟、

 

おはようございます。そして、あけましておめでとうございます。私は、普段、イタリアに住んでいますが、何度も日本に

 

やって来た事があり、日本が大好きになり、日本の文化や日本語を勉強し、日本語を自由に話せるようになったサンタクロースです。イタリアのサンタクロースは、毎年、冬、

 

年末から1月6日まで活動しています。今、

 

これらのプレゼントを手に取り、この手紙を読んでいるあなたは、きっと、仕事やお金の事で、さぞ悩んでいるでしょう。ですが、

 

この1000万円と、色々なマニュアルと、招き猫があれば大丈夫。招き猫は神社にいる猫であり、キリスト教の猫ではありませんが、

 

私は、どの宗教も否定しないし、招き猫は、とても可愛いと

 

思っています。このとても可愛い招き猫をリビングかどこかに

 

置いて、色々なマニュアルを読んで、1000万円を利用して、

 

何か自分に合う仕事を始めて、

 

毎日、招き猫に生活を支えてもらいながら、癒されながら、

 

励まされながら、人生を頑張ってください。

 

これらは、私からのクリスマスプレゼントであり、お年玉です。

 

〝サンタクロースより〟」と、書いてある。

 

パソコンで書いてあるが。

 

 

 

 

 

すると、その夫婦の夫が

 

「何だこりゃ?めちゃくちゃ変な話だな。サンタクロースがもし、本当にいたとしても、普通、サンタクロースがこんな事、

 

するか・・・?しかも、この手紙、どう見ても、

 

パソコンで書いてあるだろ?けど、イタズラだとしたら、

 

こんなに色々置いてあるのはおかしいな~。お札も、

 

ちゃんと透かしがあるから、ニセ札じゃなさそうだし」と言った。

 

 

 

 

 

だが、隣にいた妻は、

 

「そうね~・・・でも、良いじゃない!!

 

良く分かんないし、怪しいお金とプレゼントだけど、もう、

 

私達には、全然余裕がないんだから!!!」と言う。

 

 

 

 

 

「う~ん・・・それもそうだな。藁にもすがる思いで、乗っかってみるか」

 

「うん!!ていうか、こんなの、藁どころじゃないぐらい頼もしいわよ!!!」

 

「そうかもな!!!」

 

 

 

 

 

「ねぇ、私達、つい昨日まで、明日からどう生きていけば良いかすら分かんなかったけど、元日の今日、こんなに良い事があったから、とっても良い1年になりそうね!!!」

 

「・・・そ・・・それは・・・どうか分からないけど・・・・・・」

 

 

 

 

 

そう、霧河は、実は、株や他の会社達に関する知識も豊富で、

 

株取引が上手く、普段は、全く使わないだけで、株取引で、

 

何千万円もの大金をしょっちゅう儲けている。

 

 

 

 

 

しかし、あまり、

 

自分が大金持ちだという事や、株取引が得意だという事を

 

たくさんの人達に知られてしまったら、大変な事になるので、

 

それは、全く他人に話さない。

 

 

 

 

 

しかし、そうやって、

 

株によって稼いだ、とても大きな財産を、あの夫婦に渡したのだ。霧河があの手紙に書いた、「差出人が元々は、イタリアにいて、

 

日本の文化や日本語を勉強した」というのは、もちろん嘘だが、

 

〝イタリアのサンタクロースが毎年、1月6日まで活動している〟というのは、実際に、イタリアで伝えられている説だ。

 

 

 

 

 

霧河は、少しでも、〝プレゼントはサンタクロースが渡している〟と、信じてもらうために、その説を利用したのだ。

 

もし、ネットで検索されても、

 

(これは本当にサンタさんがやってるんだ)と思ってもらうために。

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