サンタクロースパイ    作:COLK

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28.そして、元日・・・

翌朝、霧河は、起きた。

 

 

 

 

 

そして、朝から

 

「窓際族」へ向かった。店長に言われた通り、昔、両親から

 

もらった、大切なアコースティックギターを持って・・・・・・

 

 

 

 

 

外から見ても分かるが、今日は、色々と

 

オシャレな飾りつけをしてある。

 

 

 

 

 

〝カランコロン〟

 

 

 

 

 

「いらっしゃい。おっ!今日は、パーティだとは言ったけど、

 

まさか、朝から来てくれるなんて!!!」

 

「はい!!!今日のパーティ、楽しみ過ぎて、もう、

 

ワクワクしちゃって!!!あ、それと、

 

あけましておめでとうございます!!!」

 

「お、そうだった!!!あけましておめでとう!!!危うく

 

言い忘れるとこだったよ!!」

 

 

 

 

 

「そうですね!!今日から2011年ですね!!!」

 

「そうだな!!!」

 

「パ~ッ!!とやりましょう!!!あ、そういえば、まだ、ここで、モーニング注文した事ないんで、モーニングをください!!!」「はいよ!!!」

 

 

 

 

 

〝コト〟

 

 

 

 

 

「わ~!!美味しそう!!!いただきます!!!あ、美味しい!!!」

 

「ありがとうな!!!」

 

「最高に美味しいです!!!」

 

 

 

 

 

そう言って、霧河は突然、泣いた。

 

 

 

 

 

「え?おい!?どうした!?霧河さん!!」

 

「あ、いえ!!何でもありません!!!」

 

「そっか・・・・・・」

 

 

 

 

 

実は、店長・窓河さんが作った、そのトーストやゆで卵の味が、

 

霧河の母以上に料理が得意な霧河の父が、休日に良く作ってくれていた、トーストやゆで卵の味に、とても良く似ていたのである。

 

 

 

 

 

「でも、そんなに喜んでくれて嬉しいよ!!ここの店長、

 

やってて良かったよ!!!」

 

「いえ!!こちらこそ、こんな美味しい料理達を、このお値段で

 

食べさせてくださってありがとうございます!!!」

 

 

 

 

 

霧河は、ムシャムシャと食べた。

 

 

「しかし、俺は、〝会社で働く〟って事が

 

合わなかったからこの仕事を始めたけど、前に、

 

霧河さんの話を聞いた時、本当に幸せにやってるんだな~」と

 

思ったよ。

 

「そうですか?」

 

「ああ!!色々と、良い仕事仲間を持てたみたいで、

 

凄く羨ましかった!!!」

 

「そうですか!!!」

 

 

 

 

 

「あ、そうだ!!今度、その色んな友達をここへ連れきなよ!!」

 

「良いですね!!それ!!!でも、僕、このお店が

 

凄く気に入ったから、仕事仲間達には悪いけど、

 

ここを隠れ家にしたいんですよ。いつか、仕事仲間達が

 

自分でここを見つけるまでは」

 

「そうか・・・・・・まぁ、それも、良いんじゃねぇのかな?!」

 

「はい!!!」

 

 

 

 

 

そして、時間が経ち、13時00分、お客さんが集まり、

 

〝年明けパーティ〟が始まった。

 

 

 

 

 

霧河は、弾き語りで演奏を始める。まず、1曲目は、

 

「気取ろうぜ」だった。コレは、霧河が、

 

大切な両親が死に、孤独になってしまった霧河が

 

自分を慰めたり、応援したりするために作った曲だ。

 

 

 

 

 

「辛い 苦しい 悲しい そんな事もあるさ

 

逃げ出したくて・・・

 

この世界で自分って人間はたった一人だから・・・

 

いっそ気取ろうぜ

 

寂しいけど 今日は星空の下で

 

哀愁漂う一匹狼を演じよう♪?」という曲だ。

 

 

 

 

 

演奏した後、

 

周りにいたお客さん達は、拍手しながら

 

「カッコ良くて渋い!!!」と言ってくれた。

 

 

 

 

 

両親へのあの哀悼の曲「いつか僕の心は・・・」は、

 

少し切ない曲でもあるため、2曲目に歌った。

 

 

 

 

 

「あの日から ずっと絶望していた

 

心に穴が開いてしまった 大きな大きな穴

 

考えれば苦しい 忘れようとすれば寂しい

 

どうすれば良いの? でも思った

 

ねぇ いつかきっと 変わってみせるよ

 

強くなってみせるよ あなたは大切な僕の一部だから♪?」

 

だが、その曲を演奏した後も、周りのお客さん達が、

 

拍手しながら、皆、

 

「へ~!素敵な曲!!」と言ってくれた。

 

「ありがとうございます!!!」と霧河は答えた。

 

 

 

 

 

(父さん、母さん、このギターを使って、ちゃんと皆を喜ばせる

 

事が出来たよ!!!)

 

 

 

 

 

だが、その曲が、死んだ両親への感謝の気持ちを込めて作った曲だとは、あえて言わなかった。そして、たくさん演奏したり、色々食べたり、色々喋った後、

 

パーティが終わった。

 

 

 

 

 

「フ~ッ!!楽しかったな~!!!」と、

 

その後、15時頃に店を出た。

 

 

その後は、ヒマだったので、映画館へ映画を観に行った。

 

 

 

 

 

作品は、映画館内のポスターを見て、どれを観るかを決めた。

 

 

 

 

 

すると、去年のクリスマスにマフラーをプレゼントした女の子が

 

勧めてくれた、「私の幻想はホントにあった」のアニメ映画版が

 

上映されていた。

 

 

 

 

 

「へ~!コレは、今になって、アニメ映画化されてるのか!!!

 

じゃあ、コレ、観るか!!!」

 

 

 

 

 

観てみると、それは、ファンタジー作品で、

 

「ヒロインの女の子が、ずっと魔法の存在を信じていたが、周りの人達にそれを否定され、ある日、突然、魔法が存在する異世界に

 

飛ばされて、不思議な魔法使いの王子様に出会い、恋に落ちる」

 

という内容だった。

 

 

 

 

 

(へ~!!絵も凄く綺麗だし、凄く面白いな~!!!じゃあ、

 

この後、本屋行って、原作小説買おうっと!!!しかし、

 

こんなカッコ良い王子様と俺が似てるなんて・・・)と

 

思いながら、やがて、映画が終わった。

 

 

 

 

 

その後、

 

その同じ建て物の中にある本屋に寄り、原作小説を買う。

 

 

 

 

 

「良し、また今度、読もうっと!!!」

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