サンタクロースパイ    作:COLK

6 / 31
6.ついに、また、サンタクロースになる!!!

そして、4日経ち、今日もまた出勤する。今日は、2010年12月10日(金)。今日も会社で、クリスマスの話をたくさん聞いた。もう、社内の風景も、クリスマス風の飾りつけがなされ、オシャレになっている。

 

 

 

 

 

時間が経ち、18時30分。

 

 

 

 

 

「あぁ~!今日も仕事が終わった~!!」

 

霧河は伸びをしてそう言った。

 

 

 

 

 

「クリスマスが少しずつ近づいてきてるな」

 

しみじみ思った。

 

 

 

 

 

クリスマスは霧河にとって、

 

1年の中で1番好きなイベントだ。だから、

 

今年も、とてもワクワクしているのだ。

 

 

 

 

 

「ジングルベ~ルジングルベ~ル、鈴が鳴る~!!♪」

 

無意識のうちにそんな歌まで口ずさんでいた。

 

 

 

 

 

そして、帰る前はまた、あちこちで盗み聞きによるプレゼントの調査。今夜もまた、

 

あちこちから「今欲しいのは〇〇」という、

 

クリスマスを待っている子供達の、楽しそうな声が聞こえてくる。「俺も楽しみだな!♪」

 

と霧河は言った。

 

 

それで、たまにある平日の

 

仕事の休みの日には、数週間前のように、

 

学校のそばなどでも子供達のほしがっているモノを聞いたりした。

 

 

 

 

 

で、時間のある時に、

 

調査して、メモ帳に書いた、子供達の欲しがっているモノを少しずつ買い、そんな事を

 

繰り返し、時間は流れて、クリスマス・イヴが来た。

 

 

 

 

 

2010年12月24日(金)。

 

 

 

 

 

もちろん、会社でも、

 

「今日は子供に〇〇をあげるの」や

 

「家族と一緒にクリスマスケーキを食べたり

 

フライドチキンを食べたりしてクリスマスパーティをするんだ」などという声がたくさん

 

聞こえてきて、霧河は、

 

(良いな~!良いな~!賑わってるな~!

 

クリスマス最高!!♪)と思った。

 

 

 

 

 

そして、霧河は家に帰り、サンタクロースの衣装を着て、子供達が欲しがっているモノを袋に詰めて、ちょうど日付が12月25日(土)

 

(クリスマス)に変わった時、出かけた。

 

 

 

 

 

本来、サンタクロースというのは、赤い服を着て空飛ぶソリに乗って、それをトナカイに引っ張ってもらって移動するものだが、

 

彼は、全く違う。

 

 

 

 

 

地に足を踏みつけて移動する。自転車に乗って移動し、金属の棒を使ってサムターン回しなどの

 

ピッキングで扉を開ける事によって入り、

 

色んな家にプレゼントを届けている。

 

 

 

 

 

夜空の下や真っ暗な家の中でも目立たなくするため、黒い服を着て、黒い帽子を被り、

 

黒い手袋をつけている。

 

 

 

 

 

移動手段に自転車を使っているのは、

 

大きな音を立てないようにして、警察や周りの人達に出来るだけ

 

バレにくくするためで、手袋は、ドアや色んなモノに

 

指紋を付けないため。もちろん、自転車も真っ黒、

 

手袋も真っ黒。

 

 

 

 

 

子供達に渡すプレゼントももちろん、全て手袋をしている状態でしか触れた事がないので、

 

指紋は一切付けていない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。