サンタクロースパイ    作:COLK

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9.またドジった!!!

翌朝、叶は、目が覚めた後、枕元を見てみた。枕元には、

 

クリスマス仕様のラッピングがされた箱があった。

 

 

 

 

 

「箱はちゃんと置いてあるけど・・・やっぱり、昨日の事は

 

夢だったのかな?」

 

 

 

 

 

そう思いながら、箱を開けてみた。すると、

 

本当に犬の人形が入っていた!!

 

 

 

 

 

「え!!嘘!?夢じゃなかったんだ!!ありがとう!!

 

〝サンタクロースパイ〟さん!!」と言った。

 

 

 

 

 

その直後、叶の部屋に叶の母親が入ってくる。

 

 

 

 

 

「叶!もう朝ご飯、出来てるわよ~!!」と

 

母親は言う。そこには、母親が置いていないどころか、

 

買ってすらない犬の人形が置いてあった。ちなみに、それは〝チワワ〟の人形だ。

 

そう、霧河は、小さな女の子が好きそうな種類をチョイスしていたのだ。

 

 

 

 

 

「お母さん!サンタさんってホントにいるんだね!!」

 

叶の母は、

 

「まさか!私も買った覚えのないモノなのに!!何で?それと、

 

この娘、何で今年は〝○○が欲しい〟って言わなかったんだろ?

 

まぁ良いわ!不思議な事が起こったけど、叶も喜んでるし!!」

 

 

 

 

 

もちろん、いつもなら、霧河の幼い頃に亡くなった霧河の両親と

 

同じく、叶の母親が、叶が寝ている最中に密かに叶の枕元に

 

叶の欲しいモノを置いていた。だが、今年だけは違い、

 

母親すらも覚えのない事なので、母親もとても驚いている。だが、叶は、霧河に言われた約束通り、

 

「黒い服を着たスパイのお兄さんからもらった」とまでは言っていない。

 

 

ここで時間を遡ろう。クリスマスの夜、霧河は、叶に犬の人形を渡した後も、たくさんの家のたくさんの子供達にプレゼントを渡していた。2軒目~4軒目までは何事もなく渡せたが、5軒目の子供にプレゼントを渡した直後にもまた、子供が起きてしまった。

 

 

 

 

 

というより、今回は、霧河がドジを踏んで、その子の暗い部屋の中で、

 

その子が片づけそびれて床に転がったままだったフィギュアを

 

ゴキブリと見間違えて驚いて、慌てて思いっきりコケて大きな音を立てて、同時に、叫んでしまった事により、

 

起こしてしまったのだ。

 

 

 

 

 

「ワ~ッ!!」と子供が叫ぶ。

 

 

 

 

 

(マ、マズい・・・!!)と思い、急いで子供の口を霧河が

 

手で抑え、「シ~ッ!!」と言う。

 

 

 

 

 

そう、

 

この子は調査をしていた時、

 

「〝グロリアスライダー〟の変身セットが欲しい」と

 

言っていた男の子だ。

 

 

 

 

 

豆電球を点けた。

 

 

そして、男の子と話す。

 

 

 

 

 

「兄ちゃん、どうやって入ってきたの?」

 

 

 

 

 

霧河は、金属の棒を取り出し、

 

「あ~、コレ使って」と言う。

 

「ふ~ん」

 

 

 

 

 

「でも、絶対、真似しちゃダメだよ!!!それと、俺の事も、

 

たとえ親だろうと、他の人には言っちゃいけないよ!!!」

 

「は~い」

 

「ありがとう!!!」

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