ヤムライハの部屋に訪れたギルダーツはヤムライハの近くまでいく。
「その、なんていうかすまねぇ。ヤムライハの気持ちに気づいてやれなかった。俺はこの世界にきて帰る手段を考えていた。そのせいか、恋愛なんて柄じゃなかったし、娘もいるからな。だが、娘はいても妻はいない。妻は俺のもとから離れて風の便りでいっちまってるのを聞いている。」
ヤムライハは目に涙を浮かべてギルダーツの話をきいている。
「だが、今は違う。これからはヤムライハをちゃんと見る。一人の女として。俺にお前を愛する資格をくれねーか。ヤムライハ」
「・・・そういうの何て言うか知っていってるの?浮気よ。浮気。私はギルダーツの浮気相手にはならないわ。ギルダーツなんて本当最低!!ギルダーツのことなんて・・!?!?」
ヤムライハがギルダーツに怒鳴っていたときギルダーツはヤムライハの唇を奪っていた。それに対してヤムライハは涙を流しながら言う。
「なんで。なんでなのよ。なんでそこまでして・・・」
「俺は確かに最低だ。今までも何人もの女と付き合ってきた。それはもう変えようのない事実だ。そして今度はヤムライハ。お前だ。俺はお前を愛する資格もなにもないのかもしれない。だが、これだけは言わせてくれ。俺はこれからはヤムライハ自身を見ることにする。一人の女として。もし、俺に愛する資格をくれるのなら俺はその時にもう一度ヤムライハと向き合おうと思う。一人の男としてな。とまぁかたくなっちまったが俺はここらで失礼させてもらうわ。じゃあな。」
そうしてギルダーツは部屋から出ようとした。だがそれは一人の声によってとめられた。
「まって!」
ギルダーツは声がしたほうへ振り向く。そこには自分を呼び止めるヤムライハがいた。
「その、なんていうか、わたし、今まで男性とつきあったことないの。それでもいいの?」
ヤムライハは涙声で言う。
「そんなもん、俺がなんとかしてやるさ。」
「それじゃあ、その、これからよろしくお願いします。」
「あぁこちらこそ。」
こうしてギルダーツとヤムライハは正式に付き合うこととなった。次の日にはギルダーツとヤムライハの関係はばれていて国中に広まっていたのだった。
そして無事謝肉祭も終わり、アラジン達も旅だったところから話はまた始まる。
「いっちゃった」
ヤムライハはギルダーツに寄り添いながら海へ旅だったアラジン達の船を見つめる。
「あぁ。ガキどもの成長を見るのはやっぱいいもんだな。」
ギルダーツはフェアリーテイルのことを思う。そんな様子を見てたヤムライハは思うところがあるのかギルダーツ聞く。
「やっぱりギルドに帰りたい?」
「あぁ、だが今はまだいいさ。」
そうしてギルダーツとヤムライハは王宮に戻ろうとするが
「ちょっとまってくれ。ギルダーツ」
ギルダーツとヤムライハは振り向くとシンドバットが真剣な顔で呼びかけていた。
「ヤムライハも聞いていってくれ。」
シンドバットはヤムライハにもきいてほしいと言う。二人はなんのことかは分からなかった。だがシンドバットから告げられたことを聞いて二人は驚くことになるのだった。