もしも士郎が召喚したのがCharaだったら   作:ロッキード

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今回は戦闘はあるかなぁ……。
足りない頭で頑張ります。


第2話 仲間

「ほう、見た目は子供だが、そこそこの実力はありそうだ。」

赤い外套の男は言った。

さて、どんな強さかまだ分からない以上、無闇に手出しは出来ない。

だから、とりあえずまずは様子見だ。

「みんな私を子供と言うんだな。まぁ、私は戦闘狂じゃないからな。どうしてここに来たか、話くらいは聞こうじゃないか。」

そう言うと後ろから向こう側のマスターらしき女が現れた。見た感じ、魔術師としてはそこそこといった実力だ。

そして彼女は言う。

「あら、随分と利口的なサーヴァントじゃない。

ちょうどいいわ。貴方のマスターは?」

マスターを殺しに来たか…?

でも、魔術師としては士郎は未熟だから、マスターの候補として見られては居ないだろう。

すると、後ろから士郎が追いかけてくる。

あのバカ。相手がバーサーカーとかだったら、自殺行為だぞ。

「おい!待て!……って遠坂!?」

「衛宮君!?もしかして貴方がマスター?」

おっと、知り合いか。それは良かった。

対話がやりやすくていい。

「お二人さん。場所を移そうか。いくらか士郎に説明して欲しいしな。」

 

〜衛宮家にて〜

遠坂という女が一通り衛宮にマスターや聖杯戦争について話した。

「そうだ、衛宮君。もしかしてセイバーの真名とか聞いたりした?」

「いや、あいつがそれは危険だと言って、話さなかった。」

「それが正解ね。衛宮君は魔術師として未熟な訳だし。」

私が色々と説明する必要が無くて良かった。

すると遠坂は私に言った。

「貴方はどこの英霊なのかしら…。見た目からして現代に近いのかしら?」

「私は恐らく、この世界の英雄なんかではないだろうな。」

遠坂は驚く。まぁ、当たり前といえば当たり前だ。

「ふぅん……これは当たりかそれともハズレか判別が付かないわね。

まぁ、戦闘は出来そうだってアーチャーが言ってた訳だし。」

士郎という男は聖杯戦争が「殺し合い」である事に、不満な様子だ。

殺しなんて、ニンゲンにとっては当たり前にやってることだろうに。

「とにかく、俺はこんな子供を戦わせられない。

それに、殺し合いなんてしたくもない。」

「私を怒らせたいのなら、大当たりとだぞ。」

呆れた様子の遠坂はどうやら、監督役のいる教会に行った方がいいと判断したらしく、教会へと向かう。

ああいう類いの奴はどこかで見覚えがある。

とても呆れた思想だが、それを叶えてしまう奴もいるのも知っている。

Friskと言ったっけな。アイツの名は。

 

〜教会〜

私な門番だ。中には入らない。

門番をしてても、何かとしっくりくるのは何故だろうか。

恐らく、別の世界線の私だろうな。

士郎…。あいつの言うことは呆れた夢物語に過ぎないかもしれないが、どこか憎めない。

アイツに似てるからだろうか。

果たして、士郎はどうするかな。

士郎の選択する一つ一つが何かと楽しんでる私がいる。




士郎とFrisk(Pルート)ってどこか似てる気がするんですよね。
果たして、戦闘は次回ですね。
遂に来ますよ。

Charaは全てを殺すのか、それともFriskの時のような選択をするのか……。

Charaの願いってなんでしょうね。

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