もしも士郎が召喚したのがCharaだったら   作:ロッキード

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今回は士郎目線ですね。
視点がチェンジするような小説が割と好きです。
色んなキャラの視点とか見れるのって良いですよね。


第5話 悪夢

夢を見た。

1人の人間の夢だ。

とても長い長い夢。

やりたくもない事をやらされ、言われたくのない事を言われ、何度も殴られ、蹴られ。

次第にニンゲンが嫌いになっていく。

ある時、こんな噂を聞いた。

その山に登った者は帰ってこないと。

よくある都市伝説みたいなものだった。

でも、それで死ねるのなら。

藁にもすがる思いだった。

山に登ると大きな穴があった。

ここから落ちれば、きっとすぐに死ぬことが出来る。

そしてそのニンゲンは飛び降りた。

 

目を覚ますと変わったところにいた。

体は痛むが、生きている。

最悪だと、そのニンゲンは思った。

そこには見たことの無い生物が。

これが「モンスター」というものか。

きっとニンゲンだから、殺しに来たのだろうと思った。

「モンスター」たちは、自分を連れて家へと行く。

傷の手当をして、風呂に入れ、温かいご飯をくれた。

何が何だかさっぱりだった。

だけどひとつ言えるのは、ニンゲンより人間らしいという事だ。

俺は、よくテレビやゲームにあるモンスターのイメージとは程遠い。

そのニンゲンも同じことを思った。

「自分を殺さないのか?」

「モンスター」たちはキョトンとして言う。

「どうして?傷ついている人がいれば、助けるのが当たり前じゃない。」

ニンゲンの口からも聞いたことの無い言葉を聞き、思わず笑ってしまう。

「モンスター」達もその笑いにつられ、笑う。

「モンスター」達は提案する。

「家の子供にならないかしら?」

どうせ地上なんて碌でもないんだ。

だから、了承した。

「うん、それでいい。」

そして「モンスター」達は、母親と父親、そして兄弟になった。

血の繋がりはないが、本当の家族のようだった。

 

ある日の事だった。

ちょっとした事故でケーキに間違えて毒となる花を入れてしまい、父親の調子を悪くしてしまった。

そして、その後にあることを知った。

「モンスター」がニンゲンの「ソウル」を手に入れると、神に匹敵する力を持つと。

もちろん、逆でも可能だった。

ニンゲンの「ソウル」はモンスターより、とても強いと。

自分なら、彼らを倒すことはどうって事はないのかもしれないと思った。

でもそうはしなかった。

自分が殺すのはただ1人。

「自分自身」だ。

兄弟に提案する。

私のソウルをお前に渡すと。

そうすれば、「モンスター」達は救える。

ニンゲンがもし手を出してきても、簡単に倒せる。

兄弟はやると言ってくれた。

そしてあの時の毒の花を飲む。

 

苦しい。とても苦しい。

悲しむ家族。でも、これで家族は、モンスターは救える。

そしてその人間のソウルは兄弟へと。

でも彼は、兄弟は結局人間に何もすることは無く、地下へ帰ってくる。

ニンゲンに酷く傷つけられ、彼は死んだ。

結局、自分は全てを捨てたのに、結局救えなかったと後悔した。

 

 

幾つも年月が経った。

自分にそっくりなニンゲンが落ちてくる。

そのニンゲンは「セーブ」と「ロード」、そして「リセット」を使い、1度は誰も殺さずに、モンスターたちと仲良くなる。

 

しかし「リセット」した。

そして今度は全て殺し始めた。

何度も止めようとした。

そのニンゲンと自分は同じ「ソウル」なのだから。

だが、止まらなかった。

その時、その人間は気づいた。

この人間の意思ではないのだと。

「プレイヤー」が「結果を知るため」にただ殺すのだ。

罪悪感なんてないんだと。

どうでもよくなった。これが正しいというのなら、そう思い人間は世界を破壊しようと提案した。

「プレイヤー」は断った。

もう「結果」を見たのだから、また「リセット」して、今度はまた平和にするのだと。

 

気に入らなかった。

私の言うことを無視し続け、

殺しつづけてきたのに。

 

 

猶予は与える。

だが、決して許しはしない。

貴様のような残虐な奴は。

 

 

 

 

目を覚ます。

セイバーの夢…?だろうか。

確か、サーヴァントとマスターは同じ夢を見るらしい。

起き上がり、朝食を作る。

眠い目で起きてくるセイバー。

「よぉ、士郎。悪夢を見た…。昔のな。」

「知ってる。サーヴァントとマスターは同じ夢を見るんだろ。」

「はは、見てたのか。……なぁ。」

「なんだ?」

「今度は手放したりはしないからな。大切なものをな。」

 

*Charaは決意で満たされた




ちょっとシリアル〜
バリバリむしゃむしゃ。
すいません、シリアスです。
本当はCharaはいい子なんですよね。
Charaは悪くないんです。
全てを殺すように指示して、後押ししたのはたった一人だけなんです。








おまえだよ、プレイヤー
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