視点がチェンジするような小説が割と好きです。
色んなキャラの視点とか見れるのって良いですよね。
夢を見た。
1人の人間の夢だ。
とても長い長い夢。
やりたくもない事をやらされ、言われたくのない事を言われ、何度も殴られ、蹴られ。
次第にニンゲンが嫌いになっていく。
ある時、こんな噂を聞いた。
その山に登った者は帰ってこないと。
よくある都市伝説みたいなものだった。
でも、それで死ねるのなら。
藁にもすがる思いだった。
山に登ると大きな穴があった。
ここから落ちれば、きっとすぐに死ぬことが出来る。
そしてそのニンゲンは飛び降りた。
目を覚ますと変わったところにいた。
体は痛むが、生きている。
最悪だと、そのニンゲンは思った。
そこには見たことの無い生物が。
これが「モンスター」というものか。
きっとニンゲンだから、殺しに来たのだろうと思った。
「モンスター」たちは、自分を連れて家へと行く。
傷の手当をして、風呂に入れ、温かいご飯をくれた。
何が何だかさっぱりだった。
だけどひとつ言えるのは、ニンゲンより人間らしいという事だ。
俺は、よくテレビやゲームにあるモンスターのイメージとは程遠い。
そのニンゲンも同じことを思った。
「自分を殺さないのか?」
「モンスター」たちはキョトンとして言う。
「どうして?傷ついている人がいれば、助けるのが当たり前じゃない。」
ニンゲンの口からも聞いたことの無い言葉を聞き、思わず笑ってしまう。
「モンスター」達もその笑いにつられ、笑う。
「モンスター」達は提案する。
「家の子供にならないかしら?」
どうせ地上なんて碌でもないんだ。
だから、了承した。
「うん、それでいい。」
そして「モンスター」達は、母親と父親、そして兄弟になった。
血の繋がりはないが、本当の家族のようだった。
ある日の事だった。
ちょっとした事故でケーキに間違えて毒となる花を入れてしまい、父親の調子を悪くしてしまった。
そして、その後にあることを知った。
「モンスター」がニンゲンの「ソウル」を手に入れると、神に匹敵する力を持つと。
もちろん、逆でも可能だった。
ニンゲンの「ソウル」はモンスターより、とても強いと。
自分なら、彼らを倒すことはどうって事はないのかもしれないと思った。
でもそうはしなかった。
自分が殺すのはただ1人。
「自分自身」だ。
兄弟に提案する。
私のソウルをお前に渡すと。
そうすれば、「モンスター」達は救える。
ニンゲンがもし手を出してきても、簡単に倒せる。
兄弟はやると言ってくれた。
そしてあの時の毒の花を飲む。
苦しい。とても苦しい。
悲しむ家族。でも、これで家族は、モンスターは救える。
そしてその人間のソウルは兄弟へと。
でも彼は、兄弟は結局人間に何もすることは無く、地下へ帰ってくる。
ニンゲンに酷く傷つけられ、彼は死んだ。
結局、自分は全てを捨てたのに、結局救えなかったと後悔した。
幾つも年月が経った。
自分にそっくりなニンゲンが落ちてくる。
そのニンゲンは「セーブ」と「ロード」、そして「リセット」を使い、1度は誰も殺さずに、モンスターたちと仲良くなる。
しかし「リセット」した。
そして今度は全て殺し始めた。
何度も止めようとした。
そのニンゲンと自分は同じ「ソウル」なのだから。
だが、止まらなかった。
その時、その人間は気づいた。
この人間の意思ではないのだと。
「プレイヤー」が「結果を知るため」にただ殺すのだ。
罪悪感なんてないんだと。
どうでもよくなった。これが正しいというのなら、そう思い人間は世界を破壊しようと提案した。
「プレイヤー」は断った。
もう「結果」を見たのだから、また「リセット」して、今度はまた平和にするのだと。
気に入らなかった。
私の言うことを無視し続け、
殺しつづけてきたのに。
猶予は与える。
だが、決して許しはしない。
貴様のような残虐な奴は。
目を覚ます。
セイバーの夢…?だろうか。
確か、サーヴァントとマスターは同じ夢を見るらしい。
起き上がり、朝食を作る。
眠い目で起きてくるセイバー。
「よぉ、士郎。悪夢を見た…。昔のな。」
「知ってる。サーヴァントとマスターは同じ夢を見るんだろ。」
「はは、見てたのか。……なぁ。」
「なんだ?」
「今度は手放したりはしないからな。大切なものをな。」
*Charaは決意で満たされた
ちょっとシリアル〜
バリバリむしゃむしゃ。
すいません、シリアスです。
本当はCharaはいい子なんですよね。
Charaは悪くないんです。
全てを殺すように指示して、後押ししたのはたった一人だけなんです。
おまえだよ、プレイヤー