もしも士郎が召喚したのがCharaだったら   作:ロッキード

6 / 9
期間が空いてしまいましたね。
暇な時に書いてるだけなので、期間が開くこともチラホラ……。
VTuberもやって、受験生もやって…となると大変で…。(´・ω・`)


第6話 攻略

遠坂と士郎と私で会議をする。

といってもたまに遠くからアーチャーが口出しをしたりする。

「士郎。私としてはまずバーサーカーからやるべきだと思う。」

「それはどうして?セイバー。」

私の提案に質問する遠坂。

まぁ、当然の疑問だ。

「まず、イリヤスフィールという女。アイツは真っ先にこちらが手に入れるべきだからだ。

直感だが、あれは聖杯になる器だ。狙うものは多い。」

私の直感はそこまで当たらない。

だが、たまにスッと何か閃くことがある。

閃くというより「入ってくる」と言うべきか。

「なるほどね。でもそれなら危険が大きくなる。なら、後でもいいんじゃないかしら?」

確かに、後でもなんとかなる。

でもそれでは多分、士郎の願いは果たされない。

目標は「誰も死なないようにする」事だからだ。

相手が少女なら特にだ。

「じゃあ聞くけど、イリヤスフィールが「聖杯になれ」と言われて「はいわかりました」って聖杯になる奴か?」

「確かに、言わないわね。」

「じゃあ、結末は簡単だ。他のマスターかサーヴァントがそいつを殺す。心臓がありゃ何とかなるからな。」

何故か結末が見通すように分かる。

ある程度、ボヤけているがなんとなくわかる。

「バーサーカーか。でもアイツは強くないか?」

「単純な戦闘ならね。セイバーの戦闘方法はバーサーカーとはちょっと違うのよ。」

「「どういうことだ?」」

士郎と私は首を傾げる。

あれが普通の戦闘方法だと思っていたからだ。

「いい?セイバーは避けるのを専門にしてる感じなの。そしてスキをついて攻撃して勝利へ導く。

普通の戦闘とは異なるのよ。」

「「なるほど………」」

「アンタら息ピッタリね。流石マスターとサーヴァントね。」

息ピッタリなんて、つくづくFriskと私の時じゃないか。

「それで異論はないわね?アーチャーも含めて。」

「あぁ、私は問題ない。では、私はもしもの時に備えていよう。」

アーチャーが現れ、そう言う。

なるほど、ならば決定だ。

 

*何かが自分の選択を後押ししたように感じた。

 

 

イリヤスフィールのいる屋敷まで来た。

なるほど、そこそこ結界っぽいのがある。

魔術で色々とやってあるな。詳しくはわからないが。

だが、誰かが侵入した雰囲気もない。

「でっかい屋敷だなー。古いのかな?結構。」

広い敷地を眺めそう言う。

「古くからの家系だもの。それだけ歴史があるって事よ。」

純粋な強さなら、バーサーカーには勝てない。

私は元々ただの人間だからだ。

だが、乗り越えなければいけない。

ここで立ち止まってしまっては、何も変わらない。

「決意」を力に変えるんだ。

あの時の私とは違う。

 

 

 

*Charaは決意で満たされた




次はバーサーカー戦ですね。
今度はCharaは結末を変えられるのか。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。