もしも士郎が召喚したのがCharaだったら   作:ロッキード

9 / 9
一旦お休みタイムであります。
バーサーカーを倒しましたしね。
学校にもいるじゃないかって?
もちろん、長々と休息はしませんよ。


第9話 ほんの少しの気休め

バーサーカーという大きな敵を倒したせいか、一時的な安堵が皆の雰囲気に漂っていた。

凛は相変わらず朝は弱いし、イリヤスフィールもまだ寝ている。

士郎は朝ごはんを作っていて、私はちょっと手伝いをしている。まだサーヴァントは残っているが、バーサーカー1人倒しただけでも大きい。

「セイバー、料理中々のものだな。」

「まぁ、お菓子作りなら昔良くやった。母親が得意でな。その応用みたいなものさ。ナイフの扱い方なら誰にも負けない自信もあるし。」

ここでいう、母親は実の母親ではない。

あっちはいい思い出がないし、そもそもあまり覚えていない。

まぁ、血は繋がってなくとも本当の母親みたいな存在だから、私は母親と呼ぶんだが。

「ははは、確かにナイフの扱いは上手いよな。」

「今度、手ほどきしてやろう。剣に応用できるかもな。」

そんなことを話していると朝食が出来た。

 

机に並べたら、凛が起きてきた。

「セイバー、あなたも料理出来たんだ…。なんか負けた気分。」

そうして食べていると、イリヤスフィールも起きてくる。

「おはよう…。わぁ、美味しそう。」

こうして見ると、やはりただの少女にしか見えないな。

「どうだ。私と士郎で作った。中々のものだろう?」

「セイバーと士郎が?」

そうして1口食べる。

「美味しい……!」

「ふ、そりゃそうだ…!私が作ったんだからな!」

「かなり自信げに言うんだな…」

そんなふうに言う士郎。

こう、のんびりはしてられないけどたまには良いな。

久しぶりだな。こう家族のように食事をして、笑い合うのは。

朝食も終わり、道場で1人で心を静める。

全く、いい日なもんだな。

小鳥は歌い、花は咲き乱れ…。

 

「ーーーーーーーーー」

 

頭にノイズのようなのが流れた。

間違いなく私の記憶。

だけど、それは私であって私でない。

並行世界の記憶。

最悪の時。

審判の間。

 

考えるのはやめておこう。

 

「セイバー。さっきのナイフの扱い方を教えてもらおうと思ってな」

「あぁ、言ってたな。私はこの竹刀で良い。お前もどうせこれだろ?」

「まぁな。良いのか?ナイフとかじゃなくて。」

「フェアな方がいいだろ?それに扱い方は特に変わらないしな。」

 

そうして何度か剣を交える。

士郎は悪くないが、私には届かない。

「もうちょっと隙をついた方がいいぞ。まぁ、お前のは悪くないから、何とかすればかなり良くなる。」

「やっぱりセイバーって呼ばれるだけあって、剣でも強いな……。」

「他にも色々と武器は使ってきたからな。ナイフだけって訳じゃない。」

そうして時間が経つ。

平和に時が過ぎていった。

そして昼飯を食べ、午後になる。

「ふわぁ……眠い。少し昼寝しとくか。」

ちょっと疲れから、それとも昼飯のせいか眠くなる。

私は一応サーヴァントなのだが。

そうして眠りにつく。

「こうして見るとセイバーもただの子供だよな…」

「そうね。でもバーサーカーを倒す子供なんて何をするものかわからないわよ?」

そんなたわいもない会話をする士郎と凛。

見た目はただの子供のようだ。

だが、バーサーカーを倒すほどの実力だ。

只者では無いのは確かだ。

だが、士郎はセイバーのことをかなり信頼している。

それはセイバーも同じことだ。

セイバーもどこか誰かに似ている彼を知らず知らずのうちに信用している。

 

そして夜になって、楽しく夕飯を食べ、眠りにつく。

そんな1日。

こんな日が続けばいいんだがな。

 

 

私は夢を見た。

そこは見慣れた場所だ。

小鳥は歌い、花は咲き乱れ。

でも私は審判をする側だ。

これも私の記憶でもあるが、きっと私ではない。

きっと、何を言ってるのか分からないだろうな。

 

ただ、それは最悪の時だと言うことだ。




めっちゃトイレ我慢して作ったので、多分ガバガバです。
あと、ようやく投稿できました!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。