奪還作戦と掃討戦を終えS地区奪還を終えた私達は後任の本部から来た指揮官に
引き継ぎ作業をしていた。
この中央基地は流石に半壊していたが鉄血は壊すことに夢中なあまり地下の放棄した
物資には気がつかなかったようだ、ただそこまでの通路も崩落している箇所があるために
再利用出来るようになるまで時間が掛かるが……無いよりはマシだろう。
幸いにもこの基地には他の地区からの緊急救援物資が多く送られてきた来た為に多少は
復興ペースが上がる筈だ。
ヘリアンさんが言うにはこの物資も作戦に当てられる予定だったらしいが最小限の消費で
作戦が終わった為にそのまま転用出来たそうだ。
後任の指揮官も一時的らしく7月からは4月に入社した新人にこの地区の担当を任せるらしい
こんな侵攻を受けた地区に新人を配属とはまた随分と期待されている新人ですなと
引き継ぎの際言ったところ今のところ研修の成績はトップレベルだそうなので
確かに期待の新人ですねと世間話に興じていた。
「指揮官、帰りのヘリが来たわよ」
FALの呼び掛けにふとそちらを見ると確かにヘリが見えた。
「では指揮官殿、後はお任せします。」
「後方幕僚殿もお疲れさまでした、後は任せてください」
そう言葉を交わして私はヘリに乗り込んだ。
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G&K本部
1200
着いたのがお昼になったのでクルーガーさんに連絡して報告の前に昼食をとる事になった。
「それで、指揮官いつ私にご褒美くれるのかしら?」
いつぞやかの話を切り出してきたFALにそう言えば防衛戦の時にそんな話をしたなぁ、
と思いだした。
「そうだな、取り寄せるのに時間が掛かるから届いたら誘う、それまで少し待っていてほしい。」
「まさか、天然物なの?」
「ん?そうだどちらも伝が有るから時間は少し掛かるが良いものが手に入る。」
「そ、楽しみにしてるわ。」
少し頬を緩め嬉しそうに先を歩き出すFALに私は可愛いところが有るじゃないかと
思っていると一緒にいたトンプソンがじっと此方を見ていた
「どうした?」
「いや、ボスはたらしなんだなと思っただけさ。」
「そうか?所でトンプソンは何か欲しいものは有るか?」
「私は……そうだな、ボス私とデートしないか?」
急に言ってくるので驚きながらも「私と?」と聞いたが「そうだ。」と返してくるだけだった。
暫しの沈黙の後、「落ち着いたら予定を連絡する、それで良いか?」「分かった、待ってるぞ。」
トンプソンはFALを追うように小走りでその場を後にした、耳が赤くなっていたのを
見て意外にもうぶなのだなぁと思っていると「しきか~ん、早く来なさ~い、置いていくわよ~?」
と言うFALに「今行く」そう言い彼女の後を追った。
ツテがあるって素晴らしい響きですよね。