「禁忌目録違反だけど愛さえあれば関係ないよねっ!」「えっ」   作:練れば練るほど色の変わるお菓子

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はい。一週間も更新停止してしまって申し訳ありませんでした。

理由は言うまでもないですけどユージオショックです。ホロっとマジ泣きした後SAOに関することは手につきませんでした。多分大体のSAO作者はそうだったはず(偏見)

そういえば、作者はとあるソシャゲ(FGO)をやっているのですが、そこで新キャラ(カーマ)を単発で当てたんです。

なんかツンデレロニエちゃんってこんな(カーマみたいな)感じなのかなぁなんて思って、ルクス君と色の釣り合いも取れてるとかニタニタしてキモい妄想しながら強化し(種火食わせ)ていく訳ですよ。

で、ボイスを聞きながら進化(再臨)させて、最終進化(再臨)させると…気がついたらアドミニストレータちゃんになってました。つまりロニエちゃんが進化するとアドミーちゃんn(ry

合言葉は
システム権限<愛の力

前回のあらすじ
ロニエちゃんも交えて六人で傍付き同士の顔合わせ
許嫁についてのカミングアウトで場が大荒れ
ルクス君、キリトと話すロニエちゃんを見て謎の感情を覚える



ところで…続編が十月からだなんて聞いてねぇぞ菊岡ァァァ!!



ルクス君の最速秘奥義!相手は死ぬ!3

 結局、あの感情は分からずじまい。もやもやとムカムカをそのままに、昼ごはん兼顔合わせ会は(つつが)無く終了したのだった。

 

「…あの、先輩の部屋によっても良いですか?今日は安息日ですし、門限までまだ時間がありますから…」

 

「……うん。お願い」

 

 帰り道、キリトとユージオ君は二人共ティーゼさん達と大切な話があるらしく呼び出されて、僕とロニエの二人で帰ることになった。

 

 彼らの傍付きの二人とは出会ってから短いとは言えちょっとした疎外感を感じつつも、こうして二人きりになれたのが嬉しいという気持ちも確かにあって、内心かなり複雑だ。

 

「先輩、どこか上の空ですね。大丈夫ですか?」

 

「…大丈夫…なのかな。よくわかんない。」

 

 胸に渦巻いたものはもう消えて無くなっている。だが、隣で心配してくれるロニエを見ていると、似たようなものが少しだけ、けれど方向性の違うものが沸々と湧いてくる。

 

「えっと…その、ちょっと質問なんですが。」

 

「突然何?」

 

 クルリと振り向いて立ち止まったロニエが、こちらに質問を投げかけてくる。心配してくれているのだろうか、なんて思ったけれど、その瞳の奥にある感情は見透かせなかった。

 

「いいから答えてください。キリト先輩とユージオ先輩以外に、私と共通の男の知り合いっていましたか?」

 

「…僕らの父親とロニエの義弟ぐらいじゃないかな。」

 

 また、だ。ロニエがキリトとユージオ君の名前を口にした途端、嫌な気分が立ち込める。具体的にはムッとする。あの二人が嫌いなわけでもないのに、ロニエの口から名前が出るだけで変な気分になってしまう。

 

「あぁ、わかりました。そういうことですか。全くもう…」

 

「…なんだか嬉しそうだね、ロニエ。」

 

 全くもう、なんていう割にはロニエの顔は明るい。ほんのり朱く染まった頰が、少しだけだが嬉しそうに緩んでいる。

 

「そんなことないですよ。さ!部屋に行きましょう。」

 

「…一人で解決してないで教えてよ。」

 

 その内わかりますって、なんて言うロニエが少し怨めしい。明るく活発で聡明なのは昔からだが、少しぐらい教えてくれてもいいじゃないか、なんて思う。

 

「…あ!そういえば先輩!」

 

「何?」

 

キリト先輩(・・・・・)凄くいい人でしたよね(・・・・・・・・・・)!」

 

 

 こちらを向かず話されたその話題に、ドキリ、と心臓が跳ねた。

 

 

━━━━━━━━━━

 

 昼ごはんの時から、先輩はずっと挙動不審だった。自分ではわかっていないようだったが、急に顔を顰めたり、落ち着きがなくなっていたり。

 

 理由は察していた。一度、予想が外れていて本当に体調が悪いのかと思って確認してみれば、なんて事はなく、ただ理解していないだけだった。

 

とっても優しくて(・・・・・・・・)それなのに上級修剣士(・・・・・・・・・・)

 そりゃあ人気も出るわけですよ(・・・・・・・・・・・・・・)。」

 

「う、うん。そう、だね。」

 

 あぁ、先輩。なんて可愛いんだろう。私がちょっと他の男の人のことを褒めるだけで、どんどん顔が暗くなっていく。

 

 当然だが、私はキリト先輩のことを何とも思っていない。一応、先輩の親友である認識はあるが、言ってしまえばそれだけ。さっきのは寮の女子生徒が噂しているのを口にしたに過ぎない。

 

「ユージオ先輩も、とっても優しくて。二人共上級修剣士とは思えないぐらい腰が低くて話しやすかったです!」

 

「で、でしょ!?じ、自慢の親友だからね…」

 

 先輩はわざと明るく振舞っているが、空元気はバレバレだ。髪の毛もヘニャリと元気をなくし、全体からどこか暗い雰囲気を醸し出している。

 

 わかりやすい。どうしてこう、先輩は弄りがいがあるのだろうか。

 

「それに、お二人共先輩と一合打ち合えるぐらいの剣の腕前らしいですね。毎日フレニーカ達も沢山褒めてます。」

 

「そ、そうだね…。この間も、久々に剣を止められてさ…」

 

 言葉に覇気がなくなっている。顔はもう死にそうになっていた。わかりやすい。可愛い。可愛い。

 

 先輩が下を向いているからいいものの、今の私はきっと頰が緩みきっているだろう。先輩の可愛い顔が、どんどん私の色で染まっていく。先輩の綺麗で純真な心が、私の影響で穢れていく。その事実が、たまらなく背徳感を煽る。

 

「あ、着いちゃいましたね。先輩、入りましょうか。」

 

「…うん。…そうだね。」

 

 部屋の前に着く頃には、先輩の声は消え入りそうな程小さくなっていた。その眼に浮かんでいるのは、キリト先輩に対して嫉妬を覚えた自分への自己嫌悪だろうか。

 

 扉をくぐり、傍付きとしてここ一ヶ月通ったとはいえ、やはり一個人に与えられるにはいささか広大な部屋に入る。本来は二人部屋なのだが、先輩は特権で一人部屋なのだそうだ。懸命だろう。同居人なんていたら吹き飛ばすし。

 

「さ、先輩。何をしましょうか?私、先輩のしたいことなら何でもしてあげますよ?」

 

 先輩が部屋に入ったのを確認して、閉めた扉を背に先輩へ微笑む。

 

「え…?でも、それは、悪いというか…」

 

 明らかに戸惑って遠慮する先輩。…謙虚なのは美徳だとは思うけど、こういうプライベートなところまで持ち込まなくてもいいと思う。

 

…だから私が、素直にしてあげるのだ。

 

「システム・コール。ジェネレート・アンブラ・エレメント。……デザイア・リリース、センス・メルト。実行(ディスチャージ)!」

 

 いくつか複雑な術式を唱えて、神聖術を完成させる。使う頻度がそれなりに高い神聖術だからか、詠唱にさほど時間はかからなかった。

 

 負のエネルギーを秘める闇素を利用した『理性崩壊術』とでも名付けるべき神聖術の効果は、すぐに訪れた。先輩の目が次第にトロンとしてきて、理性に遮られていた感情が剥き出しになる。時間が経つと効力が無くなるのがどうにも残念なことだが、少なくともしばらくの間、先輩は私に本当のことしか出来なくなったのだ。

 

「さて、改めて先輩。私、先輩の頼み事ならなんでもしてあげますよ?」

 

「…なん…でも…」

 

「はい。何でもですよ。」

 

 明らかに理性が宿っていない、感情的で素直な先輩。こういうのもたまには良い。どんな先輩でも、先輩なら愛せる。愛してもらえる。だって、私は先輩が大好きで、先輩も私が大好きなんだから。

 

 さて、先輩はどんなことをするのだろうか。このまま無理矢理寝台に押し倒されるのも良し、嫉妬で暴力を振るわれるのも…ある程度ならアリだ。それだけ、私を好きになってくれている証拠だから。

 

 何でも許容しよう。何でもしてあげよう。先輩が私にしてくれたように、今度は私が先輩に、優しくしてあげるのだ。

 

「ロニエ…」

 

 そうして先輩が取った行動は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぇ…?」

 

 優しい抱擁だった。痛い暴力でもなく、熱い色欲でもなくて、優しくて、暖かい。先輩の匂いに包まれて、先輩の腕に抱かれて。それだけで、天に昇ってしまいそうなほど幸せな気分になった。

 

「あの…先輩?」

 

「…ごめんね。さっきから、ロニエがキリトとかユージオ君の名前を出すだけで、凄く、苦しくなって…今は、こうさせて。」

 

 …やっぱり先輩はズルい。そんな可愛い顔をして頼まれたら、私が断れる訳ないのに。

 

「…わかりました。しょうがない先輩です。……暫く、このままでいましょう。」

 

「うん。ありがと。」

 

 赤くなった顔を先輩の胸に埋める。…暖かい、落ち着く。今回は先輩が甘えてくる側だが、いつもは私を抱きとめてくれる、愛しい先輩の体だ。

 

 何でこう、先輩は一々やることなすこと可愛らしいのだろう。私の想定と違ったことをされているはずなのに、不満なんて一切湧かない。子供がやるようなことで、満たされていく。

 

「…先輩、それ、嫉妬って言うんですよ。私の気持ち、わかりました?」

 

「…そうなんだ。それじゃあ…しょうがないね。これは本当に、しょうがない感情だ。」

 

 沈黙。長い沈黙。静かで穏やかな時間が流れる。ただ抱きしめ合うだけの平和な時間。

 

「ね、先輩。キス…しませんか?」

 

 しませんか、なんて言う割に。私は先輩が断らないことを知っている。先輩は私に口で抗ったことこそあれ、物理的に抵抗したことなんて、一度もないのだから。

 

 私が先輩の唇に口を近づけると、くっついているからか、一瞬躊躇ったのがわかった。だから…

 

「わぁっ!?」

 

 躊躇いごと吹き飛ばすように、キスをしながら寝台に押し倒してあげた。

 

「…はむっ…んっ…んん……ちゅっ…ちゅるっ……ん…」

 

 動揺して何もできない先輩の口内を、丹念に貪る。前とは違って優しく、丁寧に、けれど激しく。先輩がいつものように蕩けるまで、ひたすらに。

 

 淫らな水音が部屋に響く。禁忌を破ってなお飽き足らない、強欲な音。

 

「もっと、もっと下さい。先輩が私に満足するまで、私が先輩に満足するまで、もっとお互いに溺れちゃいましょう。こんなのじゃ、まだまだ足りないですよね、先輩?」

 

「…ぅん。もっと、もっとしよ?ロニエ…」

 

 理性をドロドロに溶かされた先輩が、私を求めてくれる。理性をドロドロに溶かした私が、先輩を求める。お互いの本能に従ってお互いを貪り尽くす接吻は、その日の夜まで延々と続いたのだった。

 




結局ロニエちゃんがやろうとしたことはアドミニストレータちゃんがユージオにやってたことと同じだと気付いて、作者が愕然とするまであと三秒。

ルクス君はヒロイン。いいね?

そういえば、感想欄でおふざけを当ててくれやがったきつねこんこんさん、おめでとうございます。振り返ればわかると思いますが、前書きの愛の力の「力」がカタカナの「か」になってたんですね。

で、何を書いたらいいんでしょうか(すっとぼけ)まだ訂正は間に合いますよ!?

マクドナルドで仕事をしていたらフライドチキンとビスケットを頼まれた気分になりました。ケンタッキー(BLの変態さんの所)へ行ってください。


流石にルクス君即落ちすぎるかなぁと思って神聖術の描写追加しました。あ、多分アドミーちゃんも使えなかったであろう禁呪です。
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