ドラマやアニメでよく出てくる偽造パスポートってどうやって作ってるんでしょうね。
気になるけど捕まりたくないので作りたくないです。
目覚まし時計の音が鳴り俺は目を覚ました。カーテンを開けるとそこには雲1つ無い快晴、そして太陽が照らす木組みと石畳の街、まるで1枚の絵画を見ているようだ。今日は学校は休みでラビットハウスも休み、完全な休日なのである。
「さあて、こんな日は何をしようかな?」
何をしようかあれこれ考えた結果、ココアとチノと一緒に散歩をしようと考えた。
「ココアー、いい天気だし散歩に.....あれ?」
ココアに部屋に入ると中には誰もいなかった。
「ココアー、ココアー、いないのかな?チノの部屋に行ってみるか。」
部屋にいなかったのでもしかしたらチノの部屋にいるかもしれないと考えチノの部屋に向かった。
「チノ、ココア知らないか?」
「ココアさんなら1時間ほど前に出かけましたけど。」
「そうなのか。じゃあチノ、いい天気だし一緒に散歩に行かない?」
「リョーマさんとですか?」
「うん、俺とチノだけだけど。」
「リョーマさんと2人だけ////.....いいですよ。一緒に行きましょう。」
何故か顔を赤くしながら考えていたが、一緒に行くことに決まった。
「そういえば、チノと2人だけで出かけるのは初めてだな。」
「そうでしたね。出かける時はいつも3人以上でしたからね。」
俺とチノは話しながら散歩をしていると看板にハサミの絵や時計の針がある店があった。
「なあチノ、あの看板は何の店?」
「ハサミの絵は床屋さんで時計の針は時計屋さんですね。この街の店は看板でその店が何なのかわかるように工夫されているんです。」
「へぇ~、だからラビットハウスにもコーヒーカップとうさぎの看板があったのか。」
この街のことについて話していると服屋にリゼがいることに気がついた。
「ん?あれって.....リゼ?」
「洋服を選んでますね。」
リゼはあれにしようかこれにしようかものすごく葛藤しながら服を選んでいた。これがいいかもみたいな顔をしていたがすぐさま葛藤し始めた。あれは当分決まらないパターンだな。
「...そっとしておきましょうか。」
「そうだな。」
俺たちはそのまま散歩を続けた。
「ちょっと歩き疲れたしそこのベンチに座るか。」
数十分歩き続けていたので俺たちは公園のベンチで休むことにした。
「ここはぽかぽかしてて気持ちいいな~。」
「ですよね~。」
俺とチノはすっかり日向ぼっこにハマっていた。周りを見てみるとペットの散歩をしている人がいたり、ジョギングをしている人たちがいた。
「今日はチノと散歩ができて本当に良かったよ。」
「私もリョーマさんと散歩ができて楽しいです。」
そんな話をしながらボーっとしていると向こう側にクレープ屋があることに気が付いた。
「チノ、あそこにクレープ屋があるから一緒に食べるか?」
「え、でも私財布持って来てません。」
「いいよ俺が払うから、一緒に食べよ?」
「はい。ありがとうございます。」
クレープ屋向かう途中チノは嬉しそうに少し小走りになりながら歩いていた。
「すみません、クレープ2つください。」
「はい!少々お待ちくだ....ってリョーマ先輩!?」
「あれ?シャロ?」
店員の姿を見てみるとその人はなんとシャロだった。
「シャロさんここでも働いていたんですか?」
「趣味が多いのはいいことだ。」
「はい!多趣味なんです.....決してお金に困っているわけでは....」
最後に何かボソボソと言っていたが全然聞き取れなかった。
「じゃあシャロ、クレープ2つもらえるかな?」
「わかりました。ちょっと待っててくださいね。」
シャロがクレープ作りの作業に入った。
「そういえば2人は今日何をしてるんですか?」
「ただの散歩だよ。チノと2人でどこかに行ったことなかったからさ。」
「そうだったんですか。よかったわねチノちゃん、こうして見るとなんだか兄妹にみえるわね。」
「わ、私はリョーマさんが街で迷子になったら困るので一緒に散歩してるだけです////」
なんだかチノが少し照れくさそうにしていた。
「お待たせしました、できましたよ。」
俺とチノは完成したクレープを受け取った。
「ありがとう。それじゃ俺たちはベンチで食べてるよ。仕事頑張ってね。」
「はい、ありがとうございます。チノちゃんもお散歩楽しんでね。」
「は、はい////」
俺たちはさっき座っていたベンチに戻りクレープを食べ始めた。
「このクレープ美味しいな。」
「はい!とてもおいしいです!」
よほど美味しいのか夢中になりながら食べていた。
「あの~、よろしければお隣いいですか?」
声のする方へ向いてみると、そこにはとてもおっとりしている女性がいた。
「はい、いいですよ。」
「失礼します。」
そう言って俺の隣に座った。
「お2人は今日何をなさっているんですか?」
「今日はとてもいい天気なので散歩をしていたんです。」
「そうだったんですか。そちらの小さい方は妹さんですか?」
「い、妹じゃないです////」
顔を赤くし驚きながら否定していた。
「そうだったんですか、てっきり兄妹かと思ってました。あ!そういえば自己紹介まだでしたね、私、青山と言います。」
「俺は如月リョーマといいます。」
「私は香風智乃です。」
「リョーマさんにチノさんですね。香風ということはもしかしてラビットハウスのマスターのお孫さんですか?」
「え?チノを知ってるんですか?」
「いえ、学生の頃よくラビットハウスにお邪魔していてその時のマスターの苗字が香風だったので。」
「そうだったんですか。青山さんはどんな仕事をしているんですか?」
「小説を書いてるんです。ペンネームは青山ブルーマウンテンです。」
ペンネームって面白い名前だったり不思議な名前があったりすると聞いたことはあったけど本当だったんだな。
「青山さんも今日は散歩なんですか?」
「はい、閃きを求めて彷徨っているんです。」
彷徨うって....それ散歩じゃないよね?散歩なのか?あれ?わからなくなってきた。
「小説家も大変ですね。」
「ネタはどこに潜んでるかわかりませんからね。」
そのまま俺とチノは青山さんと小説家についていろんな話をした。
「それでは私は再び閃きを求めて彷徨ってきますね。」
「行ってらっしゃい。」
青山さんはそう言って散歩?彷徨い?をしに行ってしまった。
「不思議な人でしたね。」
「そうだな。学生の頃よくラビットハウスに来てたって言ってたし近いうちにまた会えるんじゃないかな?」
「そうですね。」
そう言って俺たちは食べかけのクレープを食べ始めた。
「あれ?チノじゃん!」
「あ!ほんとだ~。」
チノを呼ぶ声のする方を見ると、元気いっぱいそうな青髪の女の子と青山さんと同じおっとりしている赤髪の女の子がいた。
「チノ、この子たちは?」
「私の友達です。」
「条河 麻耶だよ。マヤって呼んでくれ!」
「私は奈津 恵だよ。メグって呼んでね~。」
「俺は如月リョーマ。よろしくね。」
「お前がチノの言ってたリョーマか。」
「う、うん。」
初対面の年下の女の子にタメ口で話されるのは初めてだったから若干戸惑いを隠せないでいた。
「じゃあさ!兄貴って呼んでいい?」
「あ、兄貴!?」
「じゃあ私、お兄さんって呼びた~い。」
俺は今、状況についていけていない状態だ。だって会ったばかりの女の子に兄貴とかお兄さんって呼ばれようとされているんだぞ。
「ダメか?」
「もちろんいいよ。なんだか妹が増えたみたいで嬉しいしな。」
「「やったー!」」
2人とも声を揃えて喜んでいた。
「.......リョーマさん嬉しそうですね。」
何故かチノにジト目で見られた。
「あ!そうだ!兄貴、知ってるか?チノってば学校以外では兄貴のことリョーマさんって呼ぶけど学校の時だけお兄ty「わーーーーーーーーー!わーーーーーーーー!」」
「うわ!なんだ!?どうしたチノ!」
突然チノが今まで聞いたことない声量でマヤの言葉を遮った。
「マヤさん!!!」
「おっと。これは秘密だったんだ。兄貴、今のは忘れてくれ。」
「は、はぁーわかった。」
何だったんだろう?何故かチノは今までで一番顔を赤くしてるし、あまり詮索しないほうがいいかな。
「じゃあ私たちそろそろ帰るよ。兄貴、またなー!」
「お兄さんまた会おうね~。」
「ああ、またな。」
マヤとメグはそのまま帰って行った。
「さて俺たちも帰るかチノ?」
「........///////」
「チノ?」
「あの.....もうちょっとだけ....休憩してたいです////」
「そうか。わかった。」
さっき大声をだしてからずっと真っ赤だったのでもう少し休むことにした。
「今日は楽しかったな!」
「はい、私も楽しかったです!」
夕方になり、日も暮れそうだったのでラビットハウスに戻っている途中だ。道を歩いていると髪型を変えおしゃれな服を着ているリゼがいた。
「あれ?リゼさん?」
「は、はい!」
「と思ったら人違いでした、すみません。」
え?確かに普段とかなり違うが人違いするほどではないと思うが。
「でもさっきリゼさんって言ったら反応しましたよね?」
「ち、違います。私、ロゼというんです。聞き間違えただけです。」
「いや、お前リゼ「ロゼです。」」
「絶対リゼ「ロゼです。」」
「あの「ロゼです。」」
「........はい。」
顔は笑顔だがオーラが笑顔とは正反対だった。ここはリゼに合わせないとまずい!
「そうなんだ、実はロゼに似た人がうちの喫茶店にいるんだよ。」
「そうなんですか?是非行ってみたいですね。」
「ラビットハウスといいます。お待ちしてます。」
「ええ、いつか行くわ。それじゃ失礼しますね。」
そう言ってリゼはその場から去っていった。
「私、人見知りするんですがさっきの人は何故か普通に話せました。もしかして私、成長してるんでしょうか!?」
「あ、ああ......そうかも.......しれないな。」
俺は平然を装うので必死だった。
「さあ、もうすぐ日が暮れるから早く帰ろう?」
「はい!」
俺とチノは少し急いでラビットハウスに戻った。ちなみに翌日、リゼに昨日のことは絶対に誰にも言うなとめちゃくちゃ念を押された。
To be continued
今回はここで終わりです。
僕、もしかして迷走しかけてる?と思っている今日この頃です。
迷走していないことを願います。