兄というのは苦労するが、やり甲斐はある   作:P&D

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どうもP&Dです。
湿度高すぎて最近蒸し暑いですね。
もう外に出たくないです!


-21話- 久しぶりの人と出かけるとなんだか楽しい!

「ふぁ〜よく寝た。」

 

目覚まし時計のアラームで目覚め、カーテンを勢いよく開いた。今日も良い天気だ!そして俺が寝ていたベッドにはモカが寝ている。.......おかしいな、おかしすぎる!

 

「おいモカ!起きろ!」

 

「ん〜ふぁ〜おはよ〜。」

 

「おはよ〜じゃないよ!なんでここで寝てる?」

 

「えっと夜中にトイレを済ませた時にリョーマ君の部屋の前を通ってね、せっかくだからリョーマ君と一緒に寝よっかなって。」

 

そう言ってモカはてへっとした顔だった。

 

「だからって俺の部屋で寝るな!自分の部屋で寝ろよ!」

 

「いいじゃない、久しぶりに会ったんだし。」

 

「はぁ〜まったく。」

 

「ということでおはようのハグしよ?」

 

「!!!!????」

 

俺は昨日の出来事がフラッシュバックし、思わず後ずさった。

 

「大丈夫だよ。昨日は思う存分したから少しだけ。ね?」

 

「まあ.....少しなら。」

 

俺はそのままモカにハグされた。

 

「えへへ、やっぱりリョーマ君のハグが1番だね!」

 

「そうか?.........ん!?」

 

昨日はモカから逃げるので必死だったが、落ち着いてハグされるとなんだか胸の辺りに柔らかい感触が........そういえばモカにハグされるのって久しぶりな気がする。この街に来る前はよくモカにハグされていたがその度に俺はモカから逃げていたからこうやって落ち着いてハグされるのは数年ぶりかな?青山さんと同じくらいの大きさだな.........なに考えてんだ俺!?

 

「も、もういいだろ!早く離れてくれ!」

 

「えーもう?もうちょっとだけ。」

 

「もう充分だ!それより今日はなにしようかな?」

 

今日は休日なので何をしようか考えていると、モカがキラキラした目をしていた。

 

「じゃあ私と一緒にお出かけしよ?」

 

「.......何を企んでる?」

 

「何も企んでないよ!普通のお出かけ!ていうか疑いすぎ!」

 

あんな恐怖のもふもふをされて疑わない方が無理な気がする。

 

「まあいいか、じゃあ一緒に出かけるか?」

 

「うん!」

 

こうして俺はモカとのお出かけが始まった。

 

「リョーマ君と2人で歩くの久しぶりだね!」

 

「そういえばそうだな。」

 

「こうして歩いてるとなんだかデートみたいだね♪」

 

「な、何言ってんだよ!へ、変なこと言うな/////」

 

モカを相手してると調子狂うな。

 

「そういえば今どこに向かってるの?」

 

「甘兎庵っていう和菓子の喫茶店だよ。俺の友達を紹介しようと思って。」

 

「ほんとに!?楽しみだな〜、せっかくだしモフモフしよっと。」

 

.......ヤバイ、チヤが心配になってきた。まあでもあんな長時間ハグするのは俺の時だけだし、大丈夫かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お邪魔します。」

 

店内に入ると制服姿のチヤがいた。バイトが休みなのかシャロも一緒にいた。

 

「あら!リョーマ君いらっしゃい!」

 

「おはようございます先輩!あの、お隣の方は?」

 

「ああ、ココアの姉のモカだよ。」

 

「保登モカです。よろしくね!」

 

チヤたちはお互い自己紹介した後予想通りモカは2人をハグしていた。チヤは嬉しそうな顔だったが、シャロは少し恥ずかしそうにしていた。

 

「そういえば2人は今日は何をしてるの?」

 

「リョーマ君とデート「じゃないよ!」」

 

モカが言う事は完全にわかっていたので途中で遮った。

 

「今日はモカと散歩だ。それで甘兎に寄ったんだ。」

 

「そうだったの!嬉しいわ!ではお席へどうぞ!」

 

そのまま席へ案内されモカはこの店に興味津々だった。

 

「はい、メニューよ。」

 

チヤにメニューを渡され見てみたが何回見てもやっぱりわからない。

 

「ぜんざい美味しそう!あ!いちご大福もあるんだ〜。どれにしようかな〜?」

 

「え!?モカわかるの?」

 

「え?わかるけどどうかしたの?」

 

俺がおかしいんじゃないよな?ココアとモカが特殊なだけだよな?あれ?俺がおかしいのか?いやそんなはずないよな?わからなくなってきた。

 

「いや、なんでもない。」

 

「じゃあチヤちゃん。私は白玉ぜんざいをお願いします♪」

 

「わかりました。リョーマ君は何にする?」

 

「えっと、いちご大福をおねがい。」

 

「わかったわ、ちょっと待っててね。」

 

「甘兎庵、良い店だね!」

 

「だろ?和菓子も美味しいからな。」

 

和菓子が来るまでの間モカと話しながら待っていた。最近のココアの様子を聞かれたので補習ばかりと答えるとプンスカと怒り、みっちりと特訓をしてと頼まれたので俺は遠慮なく承諾した。

 

「おまたせ、はいどうぞ!」

 

「わぁー!美味しそう!ありがとうチヤちゃん!」

 

「ありがとうございます!ごゆっくりどうぞ。」

 

そう言ってチヤは厨房へ行ってしまった。

 

「「いただきます!」」

 

モカは一口食べると余程美味しかったのか頬っぺたが落ちそうみたいな顔をしていた。

 

「ん〜!美味しい!いくらでも食べれそう!」

 

「気に入ったようでよかったよ。」

 

「そうだ!リョーマ君あ〜ん♪」

 

突然モカが俺にぜんざいを食べさせようとしてきた。

 

「やめてくれよ。もうそんな歳じゃないんだから。」

 

「も〜つれないな。小さい時はありがとうモカお姉ちゃん!って言って喜んで食べてたのに。」

 

「な!?いつの話だよ!ていうかここで言うなよ!」

 

運悪く近くにいたチヤとシャロは私たちは何も聞いていない、何も聞こえなかったみたいなオーラを纏っていた。

 

「早く出よう!」

 

「待って!そんなに勢いよく食べたら!」

 

「う!?ゲホッ!」

 

勢いよく食べた俺は喉を詰まらせてしまい店がドタバタ騒動になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「く、苦しかった....。」

 

騒動が終わって店を出た後、近くの公園のベンチで休憩をとっていた。

 

「あんなに勢いよく食べるからだよ。」

 

「モカがあんな恥ずかしいこと言うからだろ!」

 

モカと甘兎庵での騒動の事を話していると、夕方になり始めた。

 

「そろそろ帰るか。」

 

「もうこんな時間か~。帰ろっか?」

 

「じゃあはい。」

 

俺はモカに手を差し出した。

 

「?どうしたの?」

 

「手繋いで帰るか?」

 

「え?い、いいの?」

 

「今日だけ特別。それに.......昔は帰る時は手繋いで帰ってたし。」

 

モカは驚いていたが、すぐに喜んで腕を組んできた。

 

「おい!腕組んでいいとは言ってないぞ!」

 

「別にいいでしょ?手を繋ぐのも腕を組むのも同じようなものだよ!」

 

「しょうがないな。じゃあ帰るぞ。」

 

「うん!えへへ///」

 

俺はモカに腕を組まれながらラビットハウスへ帰った。道中、男性からは嫉妬みたいな目で見られ、女性からはいいな~みたいな目で見られ、腕を組んだのは間違いだったかなと思ったがモカがとても嬉しそうな顔だったのでこのままでもいいかとそう思いながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラビットハウスへ戻った後、夕食を済ませた俺は風呂に入りながら今日の出来事を思い出していた。

 

「今日は色々あったけど、なんだかんだ楽しかったな。」

 

そう思いながら入浴を堪能していると風呂場のドアが開く音がした。

 

「リョーマ君、一緒にお風呂に入ろう?」

 

モカはそう言い、体をバスタオルで包みながら風呂場に入って来た。タオルで隠されていない腕や足は透けたような白い肌で少し胸の谷間が見えており、とても女性らしさを感じ取れた。

 

「ちょ、ちょっと何急に入ってきてんだよ!まだ俺入ってんだぞ!」

 

「だから一緒に入ろ?って言ったじゃん!ねえねえいいでしょ?」

 

「ダメだって!今すぐ出てくれ!」

 

「昔は一緒に入ったでしょ?」

 

「だからいつの話だよ!小学生の時だろ!しかも低学年の!」

 

モカの頭の中の俺は小学生で止まってるのか?16歳になった今、女性と一緒に風呂に入ったら理性が保てるかどうか。

 

「だめ......かな?」

 

モカは悲しそうな目でこっちを見てきた。俺これに弱いんだよな。

 

「.....わかったよ。早く入りなよ。」

 

「うん!ありがと♪」

 

俺とモカは背中合わせで浴槽に入った。

 

「今日はありがとう、一緒に出かけてくれて。」

 

「そりゃあ久しぶりに会ったんだから何もしないわけにはいかないだろ?じゃあ明日はみんなと一緒にどこかへ行こうか?」

 

「いいの?ほんとに!?」

 

「ああ、モカもその方がいいだろ?」

 

「うん!ありがとう!やっぱりリョーマ君は優しいね。昔と変わってない。」

 

モカはそう言って俺に抱きついてきた。タオル1枚隔てた胸の感触が背中に思いっきり伝わってくる。

 

「ちょ、ちょっとここで抱きつくなよ!」

 

「えへへ、嬉しくてつい。」

 

「まったく、すぐ抱きつく癖は昔と変わらないな。」

 

「だってハグが好きなんだもん♪そうだ!リョーマ君、今日は一緒に寝ようよ!」

 

「え!?自分の部屋で寝ろよ。」

 

「一緒に寝ようよ!じゃあリョーマ君が眠った夜中にこっそり部屋に忍び込むね!」

 

そんな事されたら俺は朝までめちゃくちゃ警戒することになってしまう。それだけはごめんだ。

 

「....わかったわかった。今日は一緒に寝よう。」

 

「えへへ///ありがとう!」

 

「うわ!だから抱きつくな!」

 

俺とモカはそのまましばらく入浴を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入浴を終えた俺たちは、俺の部屋に入った。モカはとても嬉しそうに上機嫌だった。

 

「リョーマ君早く早く!」

 

モカはベッドにポンポンと叩き、俺をベッドに来るように促していた。

 

「わかったから、そんなに急かさないでくれよ。」

 

「リョーマ君と寝るのも久しぶりだからね。」

 

俺はそのままベッドに入りその横にモカも入ってきた。

 

「今日は本当に楽しかった!ありがとう!」

 

「モカが喜んでくれたなら俺も嬉しいよ。」

 

「ねえねえリョーマ君、今日は手を繋いで寝てもいいかな?」

 

「しょうがないな、今日は特別だ。」

 

俺はモカと手を繋ぐと、モカは嬉しそうにニッコリと微笑みながら俺を見つめていた。

 

「じゃあ明日に備えて寝よう!」

 

「ああ、おやすみ。モカ...........お、お姉ちゃん/////」

 

「!!!!リョーマ君!!!!」

 

「うわ!抱きしめすぎ!!!」

 

モカは嬉しさのあまり今までで1番強く抱きしめてきた。眠りにつくのにかなり遅くなってしまったが、モカが喜んでくれたなら別にいいかと思い眠りについた。

 

 

To ba continued




今回はここで終わります。
しばらくモカ回が続きます。
さて、どうやって書いていこうかな?
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