しすたー?らてあ★   作:生肉トング

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本編前3 現在地 ミディール

━━神よああ、私の懺悔をお聞きください━━

 

ここは大陸から離れた南の島にある村。ミディールにある教会にて一人の男が悔恨を語る。

彼はガラテアが島で出会った「星読み」の一人。彼は星の託宣により宇宙より飛来した「災厄」を討つべく選ばれたものであり彼女ラテア・クレイモアと最後の戦いまで一緒にいた者だった。

 

 

彼がいるここミディールはライフトリームが地上に噴き出す場所としても有名である。

 

彼女ラテア・クレイモアは大空洞の戦いの最後に足を滑らせ星の傷へ落ちてしまった。ライフストリームの本流である星の傷を懸命な捜索がなかれたがついぞ彼女は見つからなかった。

しかし数年後ここミディールにて発見される。驚くことにライフストリームが彼女を守り包み込むように凝固し特大のマテリアとなって出土したのだ。

壮大な冒険の果て彼女が眠る土地

ヒトは彼女をミディールの守護聖人、シスター・ラテアとして教会を建てここで祭っている。

 

━━神よ、私の愚かな所業をどうぞお聞きください━━

旅の途中幾度となく人に彼女は尋ねた

「クレイモア、いや、色の抜けた髪に銀の瞳の剣士を知らないか」

彼女は仲間を探しており世界を回る中「災厄」を倒していく過程で大いに落胆する

仲間は誰ひとり見つからず、さらに居たという痕跡を見つけることができなかった。だから彼女は確信してしまう。自分はただ一人この世界に居るのだと

 

しかし彼女は絶望することなくただ真摯に「災厄」へと立ち向かう

「災厄」へ対抗するため我ら「星読み」が生み出したマテリアという道具も使えずただ愚直に剣のみにて高みを目指す

 

彼女の剣は折れず曲がらず砕けることはなく

彼女の剣は最後まで曇ることなく

故に彼女の振う剣には誇りがあった

 

━━最後まで彼女を守ることができなった私をお許しください━━

彼を見下ろすのは微笑を浮かべた彼女のみ。けれども彼女からの答えは無く瞳は二度と開かなかった

 

 

 

 

時は流れて約2000年後

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

世界中で細々と時には大勢が突然失踪する事件が続いていた。

ここミディールでも観光客や住民が何の前触れもなく大量に居なくなった

この事件によって観光客は激減、住民も怖がって引っ越すものが後を絶たずミディールは急速に廃れていった

 

そして資金難に喘いだ教会によって多額の寄付金と引き換えに本日守護聖人は引き渡される

 

「これが守護聖人シスター・ラテアか」

神羅の調査隊は棺に目を落とし縁をなぞる。しかしそれは棺のように見えて棺ではなくマテリアという星の奇跡が形をとったもの

その中に彼女はクレイモアを抱えて薄緑色の特大マテリアの中で安らかに眠っているようだ

 

調査隊は思う。彼女の瞳がもし開いたなら色は何だろうか?薄く発光する青か緑かもしくは銀か金、はたまたそれ以外か・・・

早朝から調査が続く教会の中には彼以外にも何人かの人間も居る

「やはり古代種ですか?」「いえ調べてみないことには」

「ともかく周りのマテリアの除去を」「試してみましたが武器でも魔法でも傷ひとつつけれません」

「生体反応は?」「全くありません。死んでいるかと」

「細胞サンプルだけでも回収するんだ」「無理ならそのまま運んで神羅で綿密な調査を・・・」

 

信心深い人間ならこの調査対象に敬意を持って接するだろうがここにいるのは神羅の社員。しかも特に酷い科学班の連中だ。

信仰など犬にでも食わせておけといったところか

 

荘厳な装飾を施された教会の中、聖堂に飾られていた聖女の遺体は祭壇から降ろされ床へ転がされている。

この他にも聖人として遺骸が木乃伊になって順序よく並んでいる

彼は一瞥すると

「趣味の悪いことだ」

吐き捨てた

 




書いてたらラピュタのロボット兵と周りの反応が同じだった
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