しすたー?らてあ★   作:生肉トング

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本編前9 現在地 ニブルヘイム

セフィロス君独白

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目の前にいるのは全て忘れてしまったという彼女。それは本当だろうか?

俺のことも全て忘れてしまったのだろうか?もし本当に全部忘れていても始めましてからまた始めることができるだろうか・・・?

出会った当初はただ白いという感想だったが、マテリアから出て動き出したことで彼女は生命を持った存在になった

他の人とは違う何かが彼女にはある。心がざわめく。

 

思い出すのはミディールでなし崩しに始まった共闘

 

初めての共闘は何がなんだか分からないまま終わってしまった。

 

彼女の圧倒的な強さ。

その後神羅兵の不意打ちによる凶弾によって彼女は倒れてしまう。

 

ミッションが終わった後も妙に気になってしまい、毛嫌いするほど苦手な宝条に頼みこんで会わせて貰った

もう一度会えた彼女は寝台に眠っていた。

寝ているところを見るのは2度目だった。相変わらず白い。

無駄だと知っていても俺は聞こえていない彼女へ一方的に声をかける。

―あなたのせいで報告書が大変だった

―早く起きてほしい

―声をきかせてほしい

目蓋に映るのは身の丈ほどの大剣を自分の一部かのように扱う彼女。

高圧的だが絶対の自信を持って指示をだした彼女。

俺が全力で放った魔法をどうやったのか捻じ曲げてモンスターへ直撃させていた。

「こんな・・初めてだった」

必殺のリミット技も初めて見る技ですさまじい攻撃力だった。

 

また一緒に戦ってくれないだろうか?

この人に背中を守ってもらえるならどんな戦場でも安心できるだろう。

多少の無茶ならどうにかしてしまうだろう。

 

そして俺の色の無い世界に変化をもたらしてくれるだろうか?

 

 

 

 

 

~ガラテア妖気15%解放中~

さっすが最終形態イカちゃんのラスボス。めっちゃ強くなってない?

レベルまた上がったよね???すっごいね!7日でここまで上げたんだ!

戦闘開始早々ブリザガを放とうとするセフィロス君。初動無しだから普通なら魔法が飛んでくるなんてことわからないけど、でも残念!私に魔法は通じない。マテリアから出た魔力を散らして魔法を無力化する

撃たせないよ~

魔法は無駄だと分かったのか接近戦になる。

攻撃をさばいてこなしてってやってくけど潜在能力すさまじすぎだね!

分かってたけどこっちは慣れない武器で決定打は与えられないし手加減すると首落とそうとしてくる。しかもこいつ、戦いの中で進化しているだと!?

動きが戦うごとに最適化されてくのが分かる~多分もういくらかレベルアップしたら私簡単に抜かさられるわw私より強くなっちゃうと不意打ちでもないと魔力同調もできなくなるなぁ。

さすがチート。うーん最強を体現するために作られた存在って感じ。

 

けど、今はまだ私が上だね。

 

いくらかフェイント織り交ぜこちらから攻勢をかける。隙が出来たところで彼のショートソードを左手で掴む。

「手が!指が落ちるから!」

驚愕が伝わってくる。せやな。私の血が出ているし相当深くまで食い込んでこりゃ骨までいってるわ。

だが私の指が落ちたところで私にとっては怪我ですらない。妖力によって数分で再生が可能だ。

寝てるときも思ったが素の状態でも再生速度が並みの戦士以上覚醒者まではいかないがかなり早くなった。

妖気解放も限界近くまで何度も行ったが覚醒の衝動もなんなく抑えられてしまってどうしようかと。

いままでは敵がそこまで強くなかったから妖力あんまり使わなかったしこれはレベルが上がってるのかな?

眠る前は数えきれないくらいモンスターバシュ!ザシュ!やってたし。

いやー化け物染みてきたな。仲間がいたらなんていわれるか・・・。

 

 

戦闘に意識を戻す。

掴んだショウートソードを起点に回転、セフィロス君が動けないよう抱え込む

セフィロス君の首にツインヴァイパーをあてて人質確保!

 

「さて形勢逆転というやつか?」

宝条のほうへ向いてやって勝利宣言すした。あのね、最初失敗したけどディスクのこと話させて・・。

これできないとせっかく準備したのに私馬鹿みたいじゃない?

ところが私が口を開く前に宝条が苦々しげに最後の足掻きでブラフを放ってきた。

「自分の弟さえ手にかけようとするとはな」

ファ!??

何?

え?

何堂々と嘘言ってるわけ?

腕の中のセフィロス君も混乱してるよ!?

周りの人間も何言い出したんだ主任、頭おかしくなったんじゃないかって顔で見てるよ!?

ねぇ知った顔の人間を人質に取ったら家族だと言われたんけどどうすればいいのかな?

いやいやいや、嘘っぱちだって分かってるけど万が一この体がセフィロス君の姉の体に私の精神が移植されてる可能性を0.3秒ほど考えてみたけどどう考えても嘘やん。

 

「嘘だと思うなら、君が人質にとったセフィロスに聞くといい」

「姉って本当?」(ウソって知ってるから大丈夫だよ)

「そう・・・だよ姉、さん」

 

ファーー!!!!!

いま悩んだよね!?そんでセフィロス君内心そうであったらいいなぁって思ってるし!!

これ、これどうすれば!???私どうにかできそうにないよ。何がどうしてこうなった!!

なんでセフィロス君もそこでハイと答えたんだ!私の記憶喪失は演技!全くの嘘!!

その嘘をセフィロス君信じてしまった!??やめてくれー!この精神攻撃は私に効く!

ガラテア 状態 混乱

 

しかし傍目では混乱状態に見えない私へ宝条はつらつらと嘘を語る。

「ミディールでの任務で負傷して君はここで療養中だった。

何か職員に不備があったのは君が起きてすぐのことだろう?それを不安に思い勘違いしてしまったのではないかね?

負傷した君が混乱していたのを見抜けなかったのは職員の落ち度だ。だから仕方ない。特別に不問としようじゃないかガラテア」

混乱と不安が詰みあがる。今の頭の中は上部に王冠が並んだぷよぷよの画面に近い。

「それは、私の名か?」

「そうとも、ソルジャーガラテア」

って な、なんだってーーー!

慌てて宝条の心を読む。

表層は雑念が多いし、いくつものことを並列に考え処理している。クソ読みにくい。これだから天才ってやーねー。

ふわっとした思念を読むとこんな感じだった

 

〝人が作り神によって魂を与えられた人形ガラテア

殺戮人形にこれほどふさわしい名前はない

イファルナから聞いたラテア・クレイモアは約束の地から世界の果てに現れた神の御使”

 

当たらずとも遠からずで偶然ってスゴイネ。

私人間殺せないから殺戮なんてしたことないけど

でも本当に驚いた。こっち来てからガラテアって呼ばれたことなかったから

もう一度同調して探っても嘘しか言ってない。これが嘘から出た真ってやつね。偶然もまた必然か。

 

さてこの話に乗るメリットを考える。

 

向こうが自分から墓穴掘ってくれたのでこっちの要求がほとんど通った形になる。

結果、私は戸籍と職をゲット。そんでラテア()にそっくりさんでセフィロスの姉というポジション・・・

設定盛すぎじゃね?

これでもいいね。宝条のガバガバ理論は考えのあってのことだろうし、

それとあいつの思念は読むと吐き気を催す邪悪なのでもう読みたくないので推定だが。

宝条は自分に酔っているのかまだ喜劇を続けている。

 

「君たちはほんとうに良く似ている、銀の髪に・・

「いや。もういいい。私はセフィロスの姉だ。」

 

ざわめきが起こり全員が私を見る。

セフィロスの首に回していた腕をおろし敵意のないことをアピールした。

宝条はクックックと嗤って

「そんな綺麗な話で終わると思ったか化け物め!」

宝条がハンドガンを私に向けてきたのでツインヴァイパーを投擲。

それは銃にあたってバレルを破壊する。これでもう銃は打てない。

ここで意識が正面のみに向かってしまい、私はまた失敗した。

 

ガラスが割れる 

妖気感知外からの狙撃。屋内だからと油断した。

この距離だと私がかわすとセフィロスに当たる。

どうする?

―妖気解放してセフィロス君を抱えて逃げる

差し迫った状態の妖気解放は肉体の正確な制御ができない

最悪セフィロス君がひき肉になる

 

―セフィロス君のショートソードは床に落ちている。拾って使う

そんな時間はない

 

もー無い?あれ時間もうない。他に方法は?

こんなこともあろうかと、もう一本武器があればよかったね。

ナイフでもあればよかったけど見つからなかったんだよ。詰めが甘かったわ。

私の最後が肉壁かーまあお似合いじゃね?

苦笑いが浮かんだ。

 

 

 

 

万が一セフィロスに当たらないよう庇う体制にはいったところで

ああ、ここまでか。脳裏に走馬灯が駆け巡る。

クレイモアは常在戦場のためいつ命が無くなるか分からない。敵を倒す、仲間を残す、自分が敵にならないようにといくるも選択が迫られる。

そこで迷わないよう命は軽いと覚えさせられる。クレイモアによっては仲間のためならさらに軽くなる。

クラリスがミアータを守ったように、自分以上に大切な仲間がいるなら命など投げ捨ててかまわないのだ。

 

私はここで終わっても構わない。短くない人生だった。納得いくような終わりではなかったがここまで来れた。

クレイモアの皆が皆納得できる終わりを迎えることができるとは限らない中、仲間を守って人間のまま逝けるのだ。

私は、満足だ。目蓋を閉じる。

 

瞬間、私ごとシールドが発動した。そのまま私の頭に当たるはずであった銃弾を容易く弾いた。

 

今私はとても驚いた顔をしていると思う。

「これはおまえが?」

そしてセフィロスはちょっとだけ悪い顔をしているのだろう。彼は頷いて、

「初めてできた家族だから、傷ついて欲しくなかっから」

そんなかわいらしいことを言ってくれたのだ。

私の脳内にショタのはにかみ顔が炸裂した!

オネショタ?イイトモー!犯罪?イイトモー!児ポ?イイトモー!!!ショタって最高だ!

ドキドキが止まらない!!これが胸キュン!!心臓が歓喜の脈動を打っている!!生きてるって素晴らしい!!世界が、輝いて視える!!

はううう!!ショタスメルサイコー スウ・・・スンッ

 

ガラテアは正気に戻った!

 

 

 

 

 

 

 

 

もしここで視力があればセフィロスの俯く顔が少々赤いことに気が付いただろう。

彼の耳も色がついている。

「ありがとう。助かった。」

「姉さんが無事で嬉しい」

きゃっきゃうふふと今まさに誕生した姉弟の桃色空間を視た全員が俺達は何を見せられているんだろうと心の声が一致した。

 

そしてガラテアは何かに気が付いたように戦闘時のような濃密な魔力を解放した。この場の重力が2倍になったかような圧倒的プレッシャーに襲われる

ここにいるセフィロス以外の全員が死を覚悟しただろう。

しかしガラテアは割れたガラス窓へ向かって持っていたマテリアを全力投球した

それは音速を超えて狙撃手に叩き込まれた。

 

 

 

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2度も同じ手を使ってくれた狙撃手よ、君はお仕事だろうがセフィロスまで危険にさらしてくれたお礼に妖力解放30%でお返ししよう

私は持っていたマテリアを前々世のメージャーリガーのごとく素晴らしいフィームで投球する。それは音より早く飛んで確かに狙撃手へジャストミートした。

死んでないよな?当たった瞬間意識が消えたけど。

 

投げた後にセフィロスに手を握られた。

「わるかった。これ痛いよな」

指の傷を撫でられてこちらへ意識を戻す。

「いや、痛くないよ」

血も止めている。回復もさせていたが血糊は拭いていないため左手がべったりと濡れていた。

「他に怪我とか・・」

「ないから大丈夫だ」

「よかった」

「おまえは・・・怪我はあるか?」

「俺もないから、大丈夫」

なんだこの桃色空間。くっそ恥ずかしい。

テレサとクレアもこんな恥ずかしいことしたのか?

「神羅から逃げたいか?」

小声で聞いてみた。

なんかなーこのセフィロス君見てるといいように使われてるだけで人権なんてなさそうだし

仲間が不当に扱われていると思うと胸が苦しくなってくるわけで、

「逃げるか?2人だけの家族だ。私は世界中が敵になったとしてもおまえを守ろう」

私が忘れてしまったこと一緒に教えてくれないか?

そっとソルジャーかクレイモアでなければ聞こえないほどの小声で問う

 

原作なんて知らん。

今なら神羅の戦力もまだ対処できる程度だろう。私に分隊程度の戦力で挑んだことからもそれが分かる。

クレイモアをソルジャーと同等程度で考えれば原作のようにザックスの最後の戦闘、一連隊か旅団規模が必要になるはずだ。

神羅が大きくなるのにセフィロスがいるのか、セフィロスが強くなるために神羅がいるのか・・・

 

世界はまだ神羅の手の中にはない。

 

二人の逃避行を夢想する。

神羅から逃げて、万屋銀ちゃんよろしくなんでも屋でもやってみてもいいかもしれない

南のリゾートで海の家を開いたり

気ままにモンスターを狩る傭兵として働いたり・・・

 

しかしそれもタイムリミットはある

 

このまま魔光を使い続ければ人類終了のタイムリミットは半世紀もないだろう。

ジェノバは目覚めないかもしれない。黒マテリアで世界は滅びないかもしれないが文明は星の守護者たるウェポンに滅ぼされるだろう

短ければ20年程度の逃避行・・・

 

「いや、神羅でいい。まだ神羅にいたい」

「そうか・・・。ならば私も弟と共にあろう」

 

 

神羅があるから星の寿命は短くなるというなら・・・

まーその時考える!主人公もいるし!頑張れクラウド君とそのパーティ!!!

 

人生ままならないものだけど今日私に弟ができました!!

弟は強くてかっこよくて将来ラスボスになるかもしれない大切な仲間です!!

神様はこの世界いるかわからないけど転生させてくれた神様!ありがとう!!

めっちゃ頑張って生きる!!

 

私は何も言ってこない外野が騒ぎ出す前に宣言する。

「私はセフィロスの姉ガラテアだ。異論はないな」

誰も何も言ってこないので大丈夫。問題ない!

 

そうして私はセフィロスの姉になった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




終わったーーー
一部完!!

ノリで始めたしすたー?らてあ★ですが一旦完結しました。
お気に入り、評価、感想ありがとうございます!!!
一人称8割の小説とかキツイね。やりきった感ありあます。

あとは小ネタとか書けたらいいなぁと思います。
他はプロットだけあったガラテア本人がトリップしてジェノバ封印後2000年彷徨った末にセフィロス君ショタと出会う話(書きかけ)
本編は続きが思いついたらほそぼそ書いていくかもしれません。

小ネタ
初めてのプレゼント 分裂したマテリアとか
初めての2人のオフトゥン 柔らかすぎて剣を背にして寝るとか
初めての交換 腕がちぎれたのであげた!とか
初めての衝動 戦闘中にモンスターになりかけたので人間に意識を戻した!とか、
初めての好き ガラテアがこの世界ではじめに心を許したのは金チョコボだったとか
クラウド君の精神が逆行していて魔力がセフィロスと同じ波長になっていのでガラテアが間違えて勘違いしてしまい責任とって結婚を申し込むなど

書けたらかきます。




見返したら今回特に誤字が多いので後程訂正していきます。
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