崩壊3rd Sinister's sin   作:アーヴァレスト

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その人間はかつての敵


蘇りし者

「ふむ・・・俺達を追っている者がいるな」

 

俺は月次の書類を作りながらそう呟いた

 

「えぇー?先生気にしすぎじゃない?」

「いや、そうでもなさそうだぞキアナ?」

 

俺はその証拠として写真を見せる

 

「痕跡の写真だが、全部見て不思議に感じないか?」

「んー、全部似てるよね」

「そう、似ているんだ・・・同一と言ってもいい」

「でもそれだけじゃ証拠にはならないんじゃない?」

「いいや、昨日俺が拾ったものと合わせれば辻褄は合う」

 

俺は昨日拾ったワッペンを見せる

 

「XOF・・・?」

「俺がかつて敵対した組織の腕章だ」

「これが?」

「あぁ・・・」

 

XOF・・・この世界にもあったのかと驚くと同時に俺は嫌な予感がしていた

余りにも・・・余りにも似ているそのデザインは・・・

 

「俺はかつて、FOXという部隊でミッションを行っていた・・・そのバックアップ部隊がXOFだ」

 

腕章を逆にした瞬間、キアナが驚く

 

「FOX・・・!!」

「そう、デザインはFOXの逆というものだったよ」

「じゃあ、なんで警戒しているの?」

「裏打ちとなるように組織した隠密部隊に起源を持ち、当時の俺でさえ与り知らない非正規特殊部隊だった・・・警戒しているのは組織よりもその指揮官個人だよ」

 

今でも忘れないその顔は・・・

 

「まるで髑髏のような・・・白く焼け、頬の肉は焼け落ちて裂けてしまっている顔・・・忘れる事はないだろう」

「つっ・・・!!」

 

その瞬間にキアナが固まる

 

「どうしたキアナ?」

「最近・・・その人見たような気がして」

「どこで見た?」

 

キアナに聞くと・・・

 

「先生が倒れていた時なんだけど・・・この報告書のところだよ」

 

彼女がピックアップした報告書を見る、その場所は

 

「南アフリカ・・・因果なものだ」

 

死闘を繰り広げたあの地域での目撃情報・・・これは

 

「分かった、ありがとう・・・ここからは俺の仕事だ」

 

行ってみる価値がある、そして

 

「テレサ学園長、相談がある」

「何かしら?」

「突然だが明日から有休を取りたい」

「あら・・・もう取れる時期だったわね、いいわよ」

 

よし、これで有休がとれる

 

「どこか行くところがあるの?」

「あぁ、割と遠くだけどな」

「どこよ?」

「南アフリカ、会いたさそうな奴がいるんでね」

 

俺はそういうと、紅茶を飲む

 

「おぉ、この前より更に美味くなってる」

「ありがと、それでどうやって行くのかしら?」

「戦艦を借りるぞ、それと俺の最近作った非正規部隊もだ」

「また随分と大所帯で行くのね・・・」

 

それには理由がある・・・それは

 

「並みの軍隊じゃないんでな、それなりに対策はしとかないと」

「それ、完全に休暇のノリじゃないわよ?」

「これは俺個人の要件だからな、給金貰ってまでやる事じゃない」

 

非正規部隊も厳密には学園所属ではない、だから連れて行っても問題はない

問題は戦艦を借りる所だが・・・

 

「そこまで言うならしょうがないわね・・・廃艦予定でも構わないかしら?」

「あぁ、痕跡を消しやすくて助かる」

「それじゃあ空きがあるからこれにサインしてちょうだい」

「世話になる」

 

直ぐにサインして返し、俺は告げる

 

「それでは明日から連休に入る

「えぇ、面倒事を片付けてきなさい」

 

そうして退室し、すぐさま連絡を取る

 

「ミラー、動くぞ」

「非正規部隊の方は準備できてます、どちらまで向かわれますか?」

「南アフリカだ、移動手段も確保した」

「了解しました」

 

指定座標を送り、先に入る

 

「お待たせいたしました、ボス」

「あぁ、早速だが向かうぞ」

「それで、目的は何ですか?」

「接触を図ろうとする組織がある、その組織の目的を暴き、不利益となるならば排除するぞ」

 

俺はそう告げて、目標点を告げる

 

「目標点は南アフリカ、旧ソ連軍第40軍拠点、OKBゼロ・・・そこに拠点を構築しているはずだ」

「既にそこまで調べられてましたか・・・」

「いいや、希望的観測さ・・・だが俺の知る人間が指揮官をしているのであれば・・・あるいは」

 

その可能性に掛けて、到着を待つ

借りたのは廃艦予定の空中戦艦だが、武装を外してある分高速性は従来艦と同等に向上しているため、数十時間で到着した

 

「潜入は俺のみで行う、バックアップとして控えていてくれ」

「不服ですが・・・了解です」

「すまんな、俺のわがままに付き合ってもらって」

「構いません、今に始まった事でもないですからね」

 

優秀な副官がいる事の幸せとはこういう事を言うのだろうか?

それはさておき、潜入を開始する

 

「お、一人目発見」

 

早速一人目の敵を発見して拘束する

 

「がっ!?」

「少し聞きたい事がある、指揮官はどこかな?」

「ぐっ・・・!!」

「喋らないとナイフで一突きしちゃうぜ?」

 

目の前にナイフをちらつかせ、俺はそう言いさらに強く首を絞める

 

「奥の、洞窟のような場所だ・・・!!」

「はい、ありがとう、ではお休み」

 

様はなくなったので気絶させ、俺は武器を整える

 

「うむ、行けるな」

 

あの時に比べれば、比でないほど楽なミッションだ

あの時は、そこら中に敵兵がいた

それがこちらではほとんどいない、組織として成立したばかりだからだろう

 

「やはり貴様だったか・・・スカルフェイス」

「そんなにコソコソ来なくても良いだろう、私もお前も逃げ隠れ出来ないのだから」

 

後ろから前に向き直した顔は・・・以前と異なる

だが漂う気配は間違いなく本物だと感じる

 

「私がこの身体で驚くか?」

「憑依型の転生か・・・驚きこそしたが納得でもある、自分と同じ境遇で死んだ者に憑依したな?」

「あぁ、したよ?そして手術でこの顔になった、この世界では私の復讐相手はいないからその選択も出来た。例外であるあの男と貴様を除いて、私に今報復したい者はいない」

「・・・」

 

手術したにしては整いすぎている、まさかと思うが・・・

 

「火傷ではなく、銃だったな、貴様の死因は」

「今の私は女だが?」

「中身が男だろうが」

「細かい事を気にするのだったな、貴様は」

 

剣呑な空気だが、言葉使いに疑問を覚える

 

「俺以外に復讐したい者がいるのか?」

「あぁ、天命のトップ、オットー・アポカリプスだ」

「・・・」

「貴様も奴の危険性は理解しているのではないのかね?」

「自分の欲望に暴走しているからな・・・」

 

接触しようとしてきた理由もここで判明した

奴の目的は、オットー・アポカリプス打倒のための共生か

 

「俺とお前にどれほどの確執があるか、忘れたわけではないだろう?」

「それでも、私はその選択を取る・・・かつて貴様に言ったように、世界はありのままでよいのだから」

「そのために行った所業があの人の遺志を完全に理解しているとは言い難いがな」

「それはお互い様だろう?」

 

どうしよう、マジでこいつ殴り飛ばしたい

 

「敵対する意思はないという事だな?」

「いいや、貴様との因縁は奴を倒した後で清算しよう」

「ならばそれまでの共生関係だ」

「良いだろう、こちらからは情報を流すと同時に連絡員をよこす」

「俺はそちらとの専用回線を用意する・・・それで連絡員は?」

 

そう言うと、スカルフェイスは指を鳴らした

 

「紹介は必要かね?」

「き・・・さま!!」

「そう睨むな、君に会いたくて冥界を彷徨っていたので拾い上げたまでの事だ」

 

そこにいたのは、俺が殺したも同然の少女・・・

 

「ナーベラル・・・」

「はい、お久しぶりです、カズマさん」

 

ナーベラル・ユニティア、元XOF工作員だった

 

「さて、我々も用意が出来た・・・共に行こうか新天地へ」

「雇うわけではないからな?」

 

そう言って俺は信号弾を撃つ

合図は青、拠点を制圧したという意味だ

 

「歓待だな?」

「アホか、黙ってついてこい」

 

頭の痛い案件だ・・・これをどう処理するか・・・




さて、ここで新キャラ出して大丈夫なのか・・・

これからのルートはどちらがいいですか?

  • 死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
  • ごめんなさい、ごめんなさい
  • 勝利とはなんだ?
  • 勝つのは己だ
  • いいや、まだだ
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