崩壊3rd Sinister's sin   作:アーヴァレスト

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そろそろ主人公の怒りがマックスの模様です


悪に堕ちる

「天命が俺達を狙っている?」

「あぁ、厳密には邪魔者のお前をだがな」

「それはまた・・・」

 

学園に帰還した俺はスカルフェイスからその話を聞いた

驚きだったのは、キアナ達よりも俺を狙う方向にシフトしていた事だろうか

 

「気をつけろよスネーク、オットー配下の部隊は精鋭の中の精鋭だ、生半可なやり方では太刀打ちさえ出来ないだろう」

「ならばこちらも、同じ手段で対応するのみだ、MSF・・・いや、ダイアモンドドッグズを甘く見られているならば手痛い反撃を加えるのみ」

「軍拡競争でもあるまいに・・・まぁ貴様の脳筋具合は今に始まった事ではないか・・・」

 

そこでやっと声が入ってきた

 

「カズマ、その女の人が?」

「あぁ、俺の因縁の相手、スカルフェイスだ」

「こんな美少女に髑髏顔なんて言うのか?」

「言ってろマッド」

 

俺はそう言って立ち上がり、告げる

 

「お前相手じゃあるまいし、負けはしない」

「言ってくれるな、小僧」

「肉体的にはそちらが下だぞ?」

「・・・」

 

あと、キアナとよく似ている気がするのだが何故だろうか?

 

「後で話がある、二人だけの場所を作れ」

「はいはい、ほらそこの連中は部屋を出ろ、俺はこれから大切な話があるんでな」

 

そして場を作り、俺は先を促した

 

「この身体の持ち主は、キアナ・カスラナの複製だ」

「な・・・!?」

「オットー・アポカリプスは自身の思い人の血を受け継いだ彼女を律者という存在に仕立て上げるために行動している」

「律者にして・・・自身の思い人を完全復活させるためか?世迷い言だな」

「それを可能とするのが律者という存在のようだ、私も死にかけていたこの身体の持ち主の記憶から推察しただけなので詳しくは分らんがな」

 

そこで気になるのは・・・

 

「まさか、お前がこの世界に来たのは・・・その子の怒り、報復心に反応してか?」

「多分な、それと私は彼女と契約した・・・彼女の復讐を成し遂げると」

「かつて自分が志半ばで敗れた腹いせも兼ねてか?」

「そんな低俗なものではない、断じてな」

 

そして喋り始めるのは、過去の事

今の体の持ち主の過去だ

 

「生まれた時、そこは研究所だった。日の光はなく、薄暗い場所・・・様々な人間が私を囲んでいた」

「・・・」

「私は様々な研究の実験体になった、生体に直接崩壊エネルギーを当てられた事もあるし、肉体の一部を崩壊エネルギーに浸食されたモノに置き換えられもした」

 

その痛みがどれほどのモノか、想像する事も出来ない

 

「ある時から私は、そういった全てに対して怒りを覚えるようになった」

 

それは誰もが同じ状況ならば抱くもの・・・報復心であり復讐心・・・スカルフェイスが障害懐いていたモノと同じだ

 

「そして、最後に下された殺処分・・・そこで私は覚醒した」

「ヴァルキリーとしての力か・・・それとも」

「私の中には、オリジナルであるキアナとは異なり、あるものがない。だがそれに匹敵するモノであると確信している。負の感情は時に人の限界を塗り替える・・・だからこそ、死の前に私と感応したのだろう」

「感応・・・?まさか貴様、取り込んだのではなく眠らせただけなのか?」

 

俺の質問にスカルフェイスは苦笑する

 

「彼女の怒り、報復心は私の同質のモノだ。その逆もしかり、ならば」

「同志として、共に戦う・・・悪に堕ちて、復讐のために!!」

「お前も同じ道をかつて選んだだろう?私を倒すために」

「・・・!!」

 

確かにそうだ、だからこそ

 

「止まる気はないと?」

「元より存在しない、一度決意したならば成し遂げるのみだ」

 

その瞳に宿る炎は、世界の全てを焼き尽くしかねないもの

報復心とは・・・復讐心とはそれほどまでに人を魔道に落とし込むのか・・・

 

「それに私の彼女は似通っている」

 

そう言うとスカルフェイスは手を空にかかげた

 

「母語を奪わた私と、未来を奪われた彼女・・・その怒りの本質は自身の大切なものを奪われたことに端を発している」

「だからこそ、お前は受け入れた彼女に忠を尽くすのか?」

「まさか、それこそ否だ、そのような事でこの子が喜ぶものか」

 

そう言うと、穏やかに笑う

 

「今の望みは、穏やかに過ごせる世界だ。私は一度死に、そして彼女の言葉をようやく理解できた・・・世界を変える事ではなくありのままの世界を残すために最善を尽くすこと。他者の意志を尊重しそして自らの意志を信じること、それが彼女の遺志だった、そうだろう?」

「あぁ、その通りだ」

「だからこそ、許せないのだ、奪おうとした者達を」

 

そして彼女は表情を戻す

 

「私は私とこの子の怒りで奴を倒す、お前はどうする?」

「攻めてくるのであれば叩き潰す、ましてや教え子たちを脅かすのであれば手加減をしてやるつもりはない」

 

そう言って二人で扉の前に立ち、勢い良く開けた

 

「わきゃあ!?」

「あぁぁ!?」

「お前ら・・・盗み聞きとはいい度胸じゃないか」

 

恐らく聞いていたのは復讐云々からだろう、その辺りから気配はしていた

 

「罰として今から校庭外周トラック10周!!その後体育館の清掃!!さっさとやらんと食堂は閉まるぞ!!」

 

発破をかけて急いでいかせ、ため息をつく

 

「先生としての仕事も大変じゃないか」

「笑い事じゃねぇよ・・・」

 

さて、先生たちも・・・

 

「そこで何やってんだ・・・?」

「つっ・・・!?」

 

ロッカーを開けると姫子がいた、最初から気づいていたがあえて放置していたのだ

 

「お前も盗み聞きとは感心しないな・・・また地獄を見たいかね?」

「二度と見たくないわ!!」

「なら次からはもっとうまく隠れろ」

「つっ・・・!!」

 

デコピンして警告し、残る学園長を探す

 

「ふむ、ここか」

 

スカルフェイスが天井を叩いた瞬間、学園長が落ちてきた

 

「痛いじゃない!!」

「反省は?」

「う・・・」

 

さて、こいつにも地獄を見てもらおう

 

「二人して地獄の訓練だ・・・感謝しろ、ここには心優しい奴しかいねぇ」

「「あ・・・あっ!!」」

 

二人の顔に恐怖の表情が浮かぶ、そして

 

「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

校舎全域にに絶叫が響いた




これは酷い

これからのルートはどちらがいいですか?

  • 死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
  • ごめんなさい、ごめんなさい
  • 勝利とはなんだ?
  • 勝つのは己だ
  • いいや、まだだ
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