崩壊3rd Sinister's sin 作:アーヴァレスト
「ついに完成したか・・・」
「えぇ、ようやくです・・・長かったですね」
ついに完成したソレを見て、俺は興奮を覚えていた
見上げるほど大きなその鋼鉄の巨人の名は・・・
「メタルギア・・・サヘラントロプス」
誰かが呟く、その名こそ、俺の求めた武力の結晶
メタルギア・サヘラントロプスだ
「実戦運用はいつにされますか?」
「今からに決まっている」
専用運用艦であるサヘラント共々、戦闘に特化した構成であり、その性能は現在敵対しているネゲントロピー製戦術機甲をはるかに上回る
試験運用を行う舞台には、ネゲントロピーと天命上層部所属部隊、そして我々の部隊、ダイアモンドドッグズの三竦みの地域であり、この均衡をこちらに一気に傾ける絶好の機会だ
「サヘラントロプス、システム起動・・・確認完了!!」
「動力炉安定稼働、出力正常!!」
心臓の拍動にも似た動力炉のうねり、そしてその後に目といえるセンサーカメラに灯がともった
「さて、俺自らが行こうかね」
コクピットに搭乗してシステム周りを再調整、リアルタイムで描写される外部映像のムラも確認する
「うむ、仕様通りにすんでいるな」
全ての点検は終了した、残るは・・・
「では、試験運用を始めます・・・ご武運を!!」
「あぁ、行ってくる」
投下される、途中で減速用のパラシュートが開き、地面へと降り立った
「うむ、姿勢制御システムも良好だな・・・では開戦の狼煙と行こう!!」
次の瞬間、レールガンを最大出力で発射、巨大な爆炎と強烈な爆風が発生する
「これが・・・切り札ですか!?」
「あぁ、これこそが俺の切り札・・・メタルギア・サヘラントロプスだ!!」
アーキアルブレードを地面に突き刺し、そこから隆起した黒い団塊が戦術機甲を貫く
数秒して起爆し、辺り一面が赤い炎に包まれた
「なんて性能・・・」
「まだこれでも本気ではない」
でもいい加減相手が煩わしいため、こちらを使うか
「腐り落ちろ・・・」
アーキアル・グレネード、腐食性のメタリックアーキアが充填されており、機械兵器を腐食させて動作不可にしてしまう事が可能な武装で戦術機甲を黙らせる
「メタリックアーキアの再現は大変なのだがね」
ナノマシンとして再現したメタリックアーキアはその開発費用が尋常ではなかった
サヘラントロプス開発費のおよそ40%がコレの開発費である、本体部分は全体の20%前後程度であり、残りは搭載火器の開発に充てられている
「さて、形態移行だ」
直立二足歩行形態からREX形態へ移行する
この場合だと、背部レールガンと頭部の一部バルカン砲、股間部の高出力火炎放射器以外は使えなくなるが、その代わり高い対地攻撃能力を有する
「目標はアレだな」
大型崩壊獣を確認する、距離は多少離れているが、レールガンの有効射程内だ
「キアナ、フカ、ブローニャ、撤退しろ、敵を撃ち抜く」
三人の反応が離脱していくのを確認して照準を合わせ・・・
「終わりだ」
再び最大出力で放つ、途中障害物である団塊や建造物の瓦礫を吹き飛ばしながら目標に命中、四散爆発した
「これが我らダイアモンドドッグズの最終兵器だ」
コックピットハッチが開き、そこから身を乗り出しながら俺は宣言した
「天命上層部並びにネゲントロピーに勧告する、現地域における戦争行動を中断せよ、さもなくばダイアモンドドッグズが総力をもって相対させていただく。これは脅しではなく命令である」
最大の攻撃の後は最大の防御、この時の事を考えてあるものを用意してある
「また、従わない場合、諸君の持っている崩壊炉が誘爆する武装を我々は有している」
これはブラフではない、本当の事である
崩壊炉製造メーカーの一部を買収した際に設計図内にこちらの操作できるバックドアを作っていた
その崩壊炉はこの地方で使われているモノであり、それらが一斉に起爆すれば・・・
「そうなった場合、どのようない事態になるかは想像にお任せする。1時間待とう、その間に中断が確認されない場合、即座に実行に移す」
俺はそう言って再度コクピットに入り、作戦を練ることにした
え、主人公悪魔じゃね?
これからのルートはどちらがいいですか?
-
死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
-
ごめんなさい、ごめんなさい
-
勝利とはなんだ?
-
勝つのは己だ
-
いいや、まだだ