崩壊3rd Sinister's sin 作:アーヴァレスト
「えぇぇ!?」
「それは本当なの?」
俺は自分の正体を明かした、転生者であることを
「俺は何としてもキアナを助けてみせる・・・それが俺の生きた証として残せるモノだからな」
「先生・・・」
明らかに落ち込んでいる全員に、俺は背中を向け、告げる
「俺を見ろ」
そう言って、左の頬に張っていたモノを剥がす
「つっ・・・!?」
「それって・・・反動よね?」
「あぁ、俺はもう長くない・・・持ってあと数回の戦闘で息絶えるだろう」
元々肉体に適合していない能力を運用し続けた結果、俺の体は急速に崩壊している
良く持って数回、下手すればあと1回で燃え尽きるだろう
それでも俺は選ぶ、戦う道を・・・それしか選ぶことが出来ないから
「これはもう、勝ち負けの話ではない・・・俺が始めたことへの精算だ」
「そのために自らを犠牲にするんですか!?」
「誰かが止めるのではなく、自分で止めねばならない・・・それが始めた者の責任だよ、芽衣」
今の彼女達のように、かつての俺は天命に反旗を翻した
その結果このような事態に陥った事に関して、自責の念は誰より強い
だからこそ、自らの手で終わらせねばならないのだ
「俺はもう、未来がない・・・だが君達にはまだ希望がある・・・」
もう、見る事は叶わない世界が、彼女達にはある
「俺の人生が、真実と嘘を織り交ぜた物語の語られぬ演者であろうとも・・・」
それでも、成そうとした事だけは・・・あの人の後継であろうとすることだけは・・・
「今ある世界を、本来あるべき姿に戻すだけは・・・俺にしか出来ないから」
そして、彼女達に返すのだ・・・その世界を
「あの人も俺も自由を求めて戦った、だがそれは囲われた内の中での自由・・・リバティでしかなかった」
当人の記憶を思い出し、俺はそう結論する
だが、それでいい・・・何故ならば
「だが君達にあるのはフリーダム・・・外へ向けた自由だ」
そして、俺が掴んだ情報を出す
「情報班からの連絡でキアナが連れていかれた場所が判明した、天命の極秘実験施設、バビロン実験室だ」
「シベリアまでどうやって・・・この短時間に」
「航空路だろうな、コンコルドであれば可能だろう」
「でもあれは航空路線では使われていないものよね?」
「動態保存されていた機体がリースされている情報も掴んでいる、目的地もバビロン実験室に近いからほぼこれで間違いはない」
そこで考えた作戦は・・・
「部隊は二つだ、俺の指揮するダイアモンドドッグズと学園側・・・狙う目標はただ一つ、キアナの奪還のみ」
どちらに転んでも問題ないように、既に手筈は整えている
メタルギア・サヘラントロプスの方も甲板に上半分を出す形で固定砲台として使用できるようにデッキを展開している
これにより、自由な射角でレールガンを使用できる
サヘラントロプスのレールガンは艦搭載のそれを遥かに上回る出力であるため、並の崩壊獣ならば擦過しただけで形さえ残らず蒸発する
「サヘラントロプスのレールガンで道を作り、艦隊もろともバビロン実験室に突入、支援班と戦闘班で構成されたダイアモンドドッグズ陸戦隊と共に学園側も内部に侵入、陸戦隊が内部を破壊しながら陽動し学園側をバックアップする」
「機甲が出てきたらどうする気?」
「サヘラントロプスの開発ついでにダウンサイジングした新型機甲、月光を前面に出す、これで数の上での均衡は保たれるはずだ」
正式名称は
全高5メートル前後で、RPG等にも耐える堅牢な装甲を持ち、屋内での掃討なども視野に入れ、軽量化と高機動化がなされている。脚部を折りたたんだ状態ではトラックでの輸送も可能である
胴体上部と股間部に通常のダンボールなどの中身を透視できる高度な赤外線メインカメラが搭載されて、広い視界を確保している。
ただし医療器材用ダンボール箱や穴の開いていないドラム缶のような赤外線を遮断する素材で出来たものは内部の透視が出来ない。
歩兵に随伴、協働できる能力も持ち、自律行動で作戦を遂行することも可能にしてある
これだけ高性能なものを開発するのに、普通ならば10年以上かかるのだが、ここは俺の元居た世界と比べて遥かに技術の進んだ世界であった
そのため、ほぼ全ての部分を既存技術の流用で済んでいる
「俺はダイアモンドドッグズと共に戦闘支援を行う・・・と言いたいが先約があるのでそちらを優先しよう」
リタロスヴァイセとの再戦、俺は間違いなく彼女にマークされているだろう
「作戦決行は24時間後、各員用意してくれ・・・今度の一戦で、世界の未来が決まる」
さぁ、俺も心残りないようにしないとな
おいおい、主人公死ぬってよ
これからのルートはどちらがいいですか?
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死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
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ごめんなさい、ごめんなさい
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勝利とはなんだ?
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勝つのは己だ
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いいや、まだだ