崩壊3rd Sinister's sin 作:アーヴァレスト
「さて、そろそろ行くか・・・」
きっかり24時間後、作戦は開始された
姫子は俺が艦橋に行くと思い、無断出撃しようとするだろう
だから・・・先回りさせてもらう
「やはりここにいたか、姫子」
「な・・・!?」
「無断出撃しようとした罰な」
「がっ・・・!!」
腹部に重い一撃を叩き込み、俺は彼女にネックレスをかける
同時に大型のケースを置き、朦朧とする彼女に告げる
「未来のない俺の代わりに、あの子達の作る未来を見てくれ・・・頼んだぞ」
「待ち・・・なさい!!」
「・・・」
「どうして、貴方はいつも・・・!!」
「すまないな・・・俺の我侭だ」
そう言って俺は、彼女に俺の遺したあるモノの位置が書かれた紙を渡す
「全てが終わったら、そこに報告に来てくれ・・・俺の願いだ」
小さな願い、俺は生前墓を作っていた
その場所の書かれた紙だ
「・・・」
何かを言おうとしてくれたのだろう・・・その声は俺に届いていたけど・・・
「すまない・・・」
俺にはそれしか言えなかった・・・他に喋る言葉が見つからない
「あぁ・・・綺麗だな・・・」
見上げる太陽が・・・こんなにも眩しく綺麗だと思ったのは初めてだった
「つっ・・・!!」
発作が俺を襲う、血を咳き込みながら吐いて俺は呟く
「もう、ながくないか・・・」
発作の感覚がだんだん短くなってきている、それだけ俺の体の崩壊が進んでいる証拠だろう
「それでも・・・」
脳裏に浮かぶ、生徒の顔
こんな俺にもあった、守りたいもの・・・
「どこに行こうというのかしら?」
「もちろん、戦場さ」
「止めても聞かないわね・・・」
「あぁ、すまんな」
学園長の質問にも俺はそう答え・・・首に自分で注射する
「うむ・・・行けるな」
「・・・」
俺の身体の心配ではない・・・残される事への心配だ
「恐らく・・・俺はこれで終わる」
「まだ、方法は・・・」
「ないさ、俺が俺である限りな」
そう言って俺は、笑いながら彼女の頭を撫でた
「情報が来たな」
情報を出す・・・そこには重要情報が出されていた
「悪辣な罠を仕掛けるものだ・・・それほどまでに欲するか」
「これって・・・自殺行為じゃない!!」
キアナが捕らえられた施設に続く通路には高出力のマイクロ波発生装置が取り付けられていた
その中を通ることでしか、その施設へ向かうことは出来ない
「俺にうって付けじゃないか」
もうじき死ぬ俺にはそれを恐怖に感じない
「死を覚悟した人間の底力を見せてやろう」
人間をこんがりローストにする通路の中に飛び込むのは俺だけでいい
「私も・・・」
「貴女には学園の責任者として生徒を守るという仕事がある、それを放棄するな」
「でも・・・」
「俺だけでいいんだよ、犠牲はな」
俺の未来は彼の未来だ、俺は影に生きて影に死ぬ
それでいい・・・少なくとも今は
「それじゃ頼んだ、俺はこれから戦場へ向かう」
別れの言葉は言わない、それを言えば後悔してしまうから
主人公死ぬ
これからのルートはどちらがいいですか?
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死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
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ごめんなさい、ごめんなさい
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勝利とはなんだ?
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勝つのは己だ
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いいや、まだだ