崩壊3rd Sinister's sin 作:アーヴァレスト
「やっと俺の出番か?ボス」
その声を発した男は、背中を向けている青年を見ていた
「あぁ、今まで待たせてすまなかったな」
「アンタの影武者は、確実に死んでしまうぞ?」
「それさえも織り込み済みだ」
「双方覚悟の上かよ・・・」
青年が振り返り、武装を渡す
「俺の武器じゃねぇか!!」
「天火聖裁をリチューンしておいた、出力は下がったがその分、長時間の戦闘も可能なはずだ」
「どうやってそんな事をしたんだよ・・・」
「この程度、俺にかかれば造作もない・・・既存技術で不完全部分を補完しているだけだがね」
そして自分は、机に立てかけていた漆黒の柄の剣を取る
「行くぞ、ジークフリート・・・未来を守る戦いに」
「あぁ、俺の娘を取り戻す!!」
二人の男は、並んで歩きだす。その先には戦場が広がっている
「さて、これで全てのカードは切られたか」
運命の一戦は近い、役者がそろった戦場・・・その舞台を睨みながら、青年は告げた
「今度こそ、変えてみせる・・・」
その瞳に映るのは、確かな決意と僅かな後悔
自分の宿命に巻き込んでしまった存在への、惜別の念だった
「まさか、この時代のこんな時に・・・こんな骨董品を使う羽目になるとはな」
目の前にあるのはMiG-25、NATOコードはフォックスバットと呼ばれる迎撃戦闘機だった
最高速度はマッハ3.2の、世界最速の実用戦闘機である
退役しモスポール保管されていたモノを買い取り、リバースエンジニアリングしたのちに実戦試験用に近代化改修を施した機体になる
構造材のニッケル鋼で耐熱上の安全を確保できるのはマッハ2.83までだったが、これを一新してチタン・セラミック合金を採用し実用限界速度を目標速度と同じマッハ3.0以上に出来た
また、それに伴い不足するエンジン出力を、P&W製F100-PW-232に換装する事により解決している
今後、主力戦闘機として量産化の目途を立てるためのバグ取りとして今回使用する
チタン合金が値崩れしている時代でよかったと思う、もし高価な資材だったら実現しないからだ
「さて、行きますか」
機体に乗り込み、発進準備を整える
搭載武装は今回、R-37Maを4発搭載する
こちらはロシア軍より盗んだR-37Mを独自に改良したモデルで、投棄式ロケットブースターをタンデム2基搭載する事により射程を900キロまで延長したものである
しかも贅沢に、推進剤はナノスケールのアルミニウム粉末と氷、
「それじゃあな、俺はこれから別ルートで行くぜ・・・鳥になってこいよ、ボス!!」
「なれると、いいんだがな」
そう軽口を言って、俺は機体を発進させた
さぁ、全てのキャストは集った、戦争開始だ!!
これからのルートはどちらがいいですか?
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死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
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ごめんなさい、ごめんなさい
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勝利とはなんだ?
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勝つのは己だ
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いいや、まだだ