崩壊3rd Sinister's sin 作:アーヴァレスト
「わざわざ済まないわね」
「いいえ、構いませんよ」
「1月たったけど、どうかしら?」
「いやはや、何ともし難いですね」
対面に座りながら、藍澤カズマは告げた
「あの子たちの鍛え方は正確で丁寧ではありましたが、それゆえに油断している所があります」
「それを改善している最中?」
「えぇ、これがなかなかうまくいきません・・・まぁ、跳ね返るのは俺の好む所なので構いませんがね」
「そうなの?」
「はい、少なくとも聞いてはいるという事ですから。聞いてない人間なら何もしないでしょう?」
その質問に学園長であるテレサ・アポカリプスは頷いた
「確かにそうね、あの子達は聞いてるから・・・」
「少なくとも、自分の改善点は分かっているという事でしょう。問題はそれを自力で解決しようとしすぎる事ですね」
「確かに、ソコは私達の力不足だわ」
「その点を超えれば、今より強くはなるんでしょうけどね・・・」
やれやれとポーズをしながら、藍澤カズマは続けた
「この一月でだいぶ心を開いてくれましたが・・・任務ではなかなか」
「締めてもいいのよ?」
「いいえ、それよりも簡単な方法があります」
「何かしら?」
すると意地の悪い笑顔で藍澤カズマは話した
「敵の群れを誘引してやるんですよ、しかも出来るだけ強い個体群を」
「最低ね、それは」
「実地で経験したほうが身につく事もありますからねぇ」
「うわぁ・・・大人げない」
「何とでも、俺は少なくとも大人になったつもりはないよ」
疑問を浮かべる彼女に、藍澤カズマは答えを示す
「何故なら、大人は大きく成長した子供にすぎないから」
「意外な回答だったわ・・・でも反論できないわね」
「えぇ、そうでしょう?」
そうして互いに笑い、藍澤カズマは質問した
「学園長、貴女はどんな子が好ましいですか?」
「そうねぇ・・・すぐには浮かばないわ」
「自分は、自分自身の道を迷って歩いている子のほうが、他人の道を間違いなく歩いている人よりも好ましく思います」
「何を言いたいのかしら?」
「単刀直入に言おう、裏はとったぞ?」
その瞬間、その首元に向けて放たれた一撃を防いだ
「おうおう、いきなりかよ」
「一月の間に随分と手癖の悪いことをしていたのね?」
「こう見えても、そういう裏工作は得意でな」
「最低ね」
そういう彼女を、藍澤カズマは抱きかかえた
「ひゃ!?」
「軽いなぁ・・・それに初々しい反応だ」
「あ、あなたねぇ!?」
「可愛いなぁ・・・撫でたげよう」
「ん・・・子ども扱いしてるわね!?」
そういうと、藍澤カズマは微笑む
「実は生まれが一歩引いてる理由じゃないか?」
「・・・そうよ」
「それで俺からのアドバイスだが、聞く気はあるかな?」
「聞いてあげるわ」
そういうと彼女を座らせ、藍澤カズマは続けた
「生まれなんてどうでもいい、重要なのは自分がどうしたいかだ」
「自分がどうしたいか・・・」
「それが決まれば、後はそこに全力を出せばいい・・・それが出来るから人間はいつも頑張れるんだ」
「あなたがそうだから?」
「その通りだよ、まぁ自分なりにがんばれ」
自分がそうであるように、と言葉では表さずに告げて、藍澤カズマは笑った
「ただし、自分だけで行こうとしない事。悩みがあればそれを告白できるときに、できる奴にしておく事、抱え込み過ぎはよくないぞ?」
「分かったわ・・・」
「それじゃあ俺はここで中座しますかね・・・」
そう言って立ち上がり、部屋を出ていった
単なるアドバイスかよ、つまんね
これからのルートはどちらがいいですか?
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死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
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ごめんなさい、ごめんなさい
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勝利とはなんだ?
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勝つのは己だ
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いいや、まだだ