崩壊3rd Sinister's sin 作:アーヴァレスト
とある日、俺は自分が艦長を務める空中戦艦で報告を受けていた
「技術が漏れている?」
「はい、最近になってネゲントロピーの戦術機甲の性能が上がっていると報告しましたよね?」
「あぁ、受けている」
「それで気になってリバースエンジニアリングしてみたんです・・・そしたら興味深いものがありまして」
出された資料を見て、愕然とする
「おい、コレは・・・」
「はい、現在開発中のサヘラントロプスのコア技術の一部です」
「大至急、犯人の特定を急げ・・・奴らにサヘラントロプスの開発を悟られてはならない」
「了解しました、私の子飼いの部下を使ってでも突き止めて見せます!!」
それから一週間後、連れてこられたのは・・・
「まさか君とはね」
「・・・」
「さて、君に質問しようか・・・?」
俺は優しくそう言い、彼女の前に座る
「組織とは、どのように腐ると思う?」
「分かりません、分かりたくもない」
「答えは、数が多くなるからだ。善意もまた集団を歪ませる」
彼女がやったのも、おそらく善意だろう
「サヘラントロプスのコア技術を提供した見返りに、何を得た?」
「そんなもの、ありません」
「いいや、あるはずだ」
そう言って俺は指を鳴らし、それに答えたミラーが注射器を持つ
「自白剤の使用は禁止されているはずよ?」
「司法機関であればな、だがここは違う」
「学園長が許されるはずがないわ」
「その前にケリをつけるさ」
そう言って彼女の顎を優しく触り、目を合わせる
「君だけなんだよ、何も失わないのは」
「つっ・・・!!」
「やはり効かないか」
自白剤が効かない、特殊な代謝酵素でも事前に入れてあるのか、そのような手術をしてあるのかは不明だが
「君の本質を言い当ててやろう」
「・・・」
「君は相手によって嘘を変え隙間だけで生きている。都合のいい真実を重ねて それももう気にしなくなっている」
「そんな事っ・・・」
彼女を開放し、俺は続ける
「君が一番幸せなのはそんな自分に自身で気付いていないということだ。よく確かめろ自分が何者か、君は被害者でも
「違うッ・・・!!私は・・・!!」
「現実から逃げるのが楽しいかね?言っておくが現実が君を傷つけてるんじゃない、君自身が現実に傷をつけてるんだよ」
「つっ・・・!!」
俯いた彼女に俺は救いの言葉を与える
「だが、今から俺の言うことを自分の心に刻み、考え、答えを出したならば・・・君に機会を与えよう」
「お願い・・・します」
「醜さを、愛せ」
「醜さを、愛せ?」
彼女が疑問符を浮かべる、俺はそれに確信を得た
彼女は自分の醜さを自覚してなかったのだと、自身の利益を優先するがあまりに嘘をつき、相手によって手を変え品を変え、その隙間で生きてきたのだと
そして俺の常々語っていた言葉にそれはリンクする
「わがままで勝手で、ずるくて汚く醜い底辺のゴミくずども。それこそが私達、人間?」
「そう、その通り・・・頭が良い分理解が早くて助かる」
「はは・・・あはははははっ・・・」
彼女は笑いながら涙を流した・・・コレで彼女が救われるといいが・・・
「何だか・・・疲れたなぁ・・・」
そういう彼女の頭を撫でる、優しく、包み込むように
「これからは何をするも俺達と一緒だ、俺達は家族だからな」
そう、ここに至るまでに俺は全職員の経歴を調べた
彼女には家庭の愛情が注がれなかった、それが今の彼女を形成したのだろう
「私の経歴を・・・調べましたね?」
「君だけじゃない、全員だ」
あぁ、そろそろ種明かししようかね
「あと注射したの、ただの水だから」
「え・・・?」
「ただの、水です」
「えぇぇぇぇぇ!?」
そう、自白剤なんて用意できなかったので実はただの水を使った
「貴方も嘘つきね?」
「見事に騙された君に言われると面白さ倍増だな」
「くっ・・・!!」
悔しそうな彼女の拘束を解き、一緒に歩く
「歩きながらでいいから、話してくれるかい?」
「えぇ、もう隠す気もないわ」
そして彼女は話してくれた、ネゲントロピー側の相手の名前から全てを
「なるほど・・・近々相手するかもしれんな・・・」
「悪い顔してるわよ?」
「あぁ、悪い事考えてるからな」
さて、相手の名前はシン・マールという
容姿と一人称から男の子だと勘違いされやすいが女の子らしい
オイタしてくれやがったので、どうお仕置きしてあげようか・・・
「くっくっくっ・・・」
いいのが浮かんだ、これが良さそうだ
「協力してくれるね?」
「分かったわ、私もコケにされたようだから、協力するわね」
協力者もいるから、コレは勝ちゲーだな!!
さて、主人公の餌食になるのが増えたぞ!!(白目)
これからのルートはどちらがいいですか?
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死ねよ貴様ら、塵屑だろうが!!
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ごめんなさい、ごめんなさい
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勝利とはなんだ?
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勝つのは己だ
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いいや、まだだ