設定としてはSSSS(海外版のグリッドマン)やグリッドマンでないウルトラシリーズの設定やタグにはないとある科学の一方通行やアストラル・バディなどの設定もあるかもしれません。因みに垣根君とヴィットさんの中の人が一緒ですよね。関係ないけど。
もう少しで三期も終わり…悲しいな…でも七月にはとある科学の一方通行がスタートするし楽しみ…てか早く超電磁砲やって、雷神美琴が見たい、削板さんの声が聞きたいです…さて前置きが長くなりました、初回で少し長いですが楽しんでくれたら嬉しいです
学園都市、その上空にて巨人が一筋の光により胸を穿たれた、巨人の目線の先にいたのはねじくれた銀の杖を手に持つ緑の手術衣を着た『人間』だった
巨人は地面へと落下を始める、巨人は彼に手を伸ばす、だがその手が『人間』届く事はなかった。『人間』は巨人に何も握っていない左手を向ける、巨人の身体は粒子へと変わっていく…そして空気に消える様に巨人の姿は見えなくなった
「……これで
『人間』はその喜怒哀楽全ての表情に見える顔を歪めた、その戦いを眺めていた天使と悪魔がいた、一人は嘆いた、また悲劇を繰り返すのかと。一人は笑みを浮かべる、また楽しめると。
その日を境に複数の人間の運命が大きく変わり始める。歯車は少しづつ動き始めた。
七月十七日、とあるビルの一室…風紀委員活動第一七七支部にて頭に薔薇やハイビスカス等の沢山の花をかたどった花飾りをつけた黒髪の少女がパソコンのキーボードを指で叩く音が聞こえる…彼女の名前は初春 飾利、新入りの
「初春、ちょっとよろしいですの」
「ひゃあ!?ちょ、いきなり瞬間移動しないでくださいよ白井さん!」
パソコンを操作していた初春の横に幽霊がいきなり現れた様にツインテールの茶髪の少女が突然現れ、彼女は肩をビクゥ!と擬音が付くほどに震わせる、彼女は驚かさないでとそのツインテール少女…白井黒子に訴えるも飴玉を転がすような甘ったるい声では本当に起こっている様には聞こえない
「はいはいですの、いい加減慣れてくださいまし…で、ちょっと頼みたい事があるんですの」
「やめる気ないんですね白井さんは…」
「話は最後まで聞きなさい…初春、あの荷物を指定の場所まで届けて欲しいんですの」
「……荷物?私がですか?そんなの
黒子は初春の言葉を軽く流して頼みたい事があると言い初春が小声でブツブツと文句を言う、黒子は話を聞けとじろっと彼女を軽く睨むとこほんと咳払いし指を部屋にある大きな段ボールに包まれた荷物へと指す。初春はそれは常盤台唯一の瞬間移動能力者である黒子が荷物運びに自分より適任なのではとキョトンと首を傾げる
「……初春、今貴方わたくしの能力をパシリに使おうと思っていますの?」
「いえいえ!違いますよ、ただ私よりも白井さんの方が早く着きそうだな〜て、思っただけで、それに私は情報分析が専門ですから…」
「……初春…まあわたくしもその通りだとは思いますけど…残念ながら貴方しか頼めないんですの」
「へ?」
黒子がジト目で初春を睨む、初春は頭を振って慌てて否定するが黒子は溜息を吐いて自分も行けるものなら行きたいと言うと初春がえ?と黒子を見る
「貴方が指定の場所にこの荷物を持って行きある人物に渡せとの命令らしいんですの…わたくしや固法先輩ではダメらしいですの」
「えぇ?そんな理不尽な命令とかあります?と言うか一体その荷物の送り主は誰なんですか?」
「…学園都市統括理事会の理事長ですわ」
「へぇ学園都市統括理事会の理事長さんか〜……ええ!?」
「…その驚く気持ちはわたくしも分かりますの…先程わたくしと固法先輩も同じ様なリアクションを取りましたわ」
ある人物から初春にこの荷物を持って行けと指示が書かれていたらしく、初春は理不尽な…と嘆くがその荷物の送り主は誰なのかと初春が尋ねる、すると黒子もまだ信じきれていないのか半信半疑と言った口調でこの学園都市の理事長の名前を言い初春はそうなんだ〜と薄いリアクションをした後、暫くして大音量で叫ぶ、黒子も初春の反応は間違っていないと頷く
「な、何で私なんかがそ、その理事長さんにこの荷物を持っていく様指示されるんですか!?」
「知りませんの…貴方何かしたんじゃありませんの初春?
「しませんよ!白井さんの中の私の評価はどうなってるんですか!?」
「……冗談ですの、兎に角この荷物を届けるのが仕事らしいですし、この荷物と一緒に付属していたメモに書かれた場所に行って人物に渡せばいい様ですの…まあ簡単な仕事ですわね」
「……白井さんが動かないからて……分かりました、で誰に届ければいいんですか?」
黒子が初春が守護神と呼ばれる程のハッカーなのを思い出して良からぬ事をしたのでは?と疑うが初春はしていないと手を横に大きく振る、黒子は冗談と言いながら荷物と共にあったらしいメモを初春に渡す、そして初春は誰に届ければいいのかと質問すると黒子は困惑した様子で呟いた
「わたくしも困惑しているのですが…届け先の人物は…あのお姉様よりも序列が一つ上の
第10学区…学園都市で唯一の墓地が存在し、他にも少年院や実験動物の処分場、 大きな土地を必要とする研究施設や、原子力関連の施設も多数存在する学園都市の中で一番治安が悪い学区として有名な場所だ、特にストレンジと呼ばれるスラムに似た場所にはビックスパイダーと言う
『能力者の演算をキャパシティダウンから流れる音で混乱させ能力の発動を阻害する。レベル4程度なら能力を完全に押さえつけ、レベル5すらも能力を弱体化させる、尚且つ
とお墨付きをされた音響兵器である、実際黒妻達が使用してみた所、自分達には少しうるさい程度にしか感じず試しに他の学区へと出向き能力者に対しこれを使うと相手の能力を冠絶に封殺できた…黒妻はこれは使えると笑い能力者狩りを実行しようとした…だが
「ば、化け物……」
黒妻達が根城にしている廃墟に爆発音が鳴り響いた、爆発により吹き飛ばされた黒妻の手下のスキルアウト達が気絶し地べたに倒れこむ、その爆発の中心部にはイケメンと呼べるであろう整った顔立ちでありながらも少しガラの悪そうな風体の少年が立っていた、服装はホストが着ていそうな赤いスーツ、そのスーツの胸ポケットに銀の鎖がアクセラリーとして付けられている、黒妻はその少年を化け物を見る目で怯えながら見ていた、そしてその少年の近くには廃車となった車の残骸と車に置いておいたキャパシティダウンの残骸が散らばっていた
「大した事ねえな、てかなんだこの同人の薄い本で使われそうなガラクタは…まさかこの機械で俺を対処を出来ると思ってんのか?」
少年は
「く、来るな!」
彼は懐に隠し持っていた拳銃を取り出す、そして少年に銃口を向けて牽制するも少年は止まらない、黒妻は引き金を引き銃口から弾丸が放たれる、弾丸は真っ直ぐ彼へと向かい…途中で
「あ、あ……」
「玩具は品切れか?」
弾切れを起こした拳銃を呆然と見つめる黒妻にゆっくりと近づいてきた少年は黒妻の肩を足で押さえつけ踏みつける。肩に激痛が走り黒妻は呻きをあげようとするがそれを耐え少年を睨みつける
「お、お前…俺を誰と思って…」
「煩えよ、テメェが黒妻 綿流じゃなくて蛇谷 次雄だって事は分かってんだよ、クソボケ」
「!?な…何で知って…」
黒妻は何か言おうとするが少年は肩に押し付けた足を強く回し黒妻の顔が苦痛に染まる、そして少年は目の前の男を黒妻 綿流…の名前を語っていた蛇谷 次雄だと知っていると呟き、蛇谷は何故知っているのだと聞こうとすると少年は蛇谷の肩を踏みつけている足の力を強め蛇谷が苦痛の声をあげる
「さぁて、死ぬ前に何か言い残す事はねえか?」
「……もし黒妻さんと…ミイに会えたら…謝りたい…居場所を守る為に…悪事に染めた事を…黒妻さん達に…謝りたい…」
「……そうか、もう言い残す事はねえな?」
少年が遺言はあるかと口元を歪めながら聞くと蛇谷は口をゆっくりと開いて黒妻本人と仲間の一人だった少女に謝りたいと俯いて呟く、少年は間を置いた後足を退かし右手を開けその手に白い剣が形成される、それが何の能力なのか蛇谷には分からなかったがその剣に自分の首が刎ねられるのだと考え蛇谷は目を瞑る…だがいつまで立ってもその剣は振り下ろされない…蛇谷が目を開けると壁にその白い剣が突き刺さっていた
「ばーか、誰がテメェみてえな小物を俺がわざわざ殺さなきゃならねえんだ、テメェにそれだけの価値があると思ってんのか?」
少年はそう言って蛇谷を小馬鹿にするかの様に言うと蛇谷から背を向けて廃墟から去っていく、その姿は余裕そのもの、蛇谷は立ち去っていく少年を呆然と眺める…次第に少年の姿は消えその場には呆然とする蛇谷と気絶したスキルアウト達、キャパシティダウンの残骸が残った
「こっちの仕事は終わった、そっちは?」
『こっちも終わったわ、能力を使ってしまえば楽勝だったわ』
少年…学園都市が誇る
「そうか、俺は先に隠れ家に帰ってる」
『そう、じゃあね』
通信が切れる、垣根は携帯をしまうととある建物の中にあるスクールの隠れ家に戻ろうとしていた、そして隠れ家への通り道である路地裏を通ろうとしたその時垣根はあるものを見つける
「ちょ……、離してください!連行しますよ!?」
「あ?嬢ちゃん状況理解してんのか?」
「風紀委員だからて調子乗ってんのか?!」
「………おいおい、なんだこのクソつまんねーラノベみたいな展開は」
台車に大きな段ボール箱を乗せた一人の少女が複数のチンピラ…恐らくはスキルアウトに絡まれていた。遠目で見ると花瓶を頭につけている様に見える少女の肩には盾をモチーフにした腕章がつけられている、風紀委員だろう…その風紀委員が取り締まるべきスキルアウトに脅かされ威厳を保てないのは嘆くべき事だが。垣根は何処の下手くそな小説の展開だと溜息を吐く、垣根に少女を助ける義務はない、だがここを通らなければ隠れ家に行けない …はぁと彼は溜息を吐くとその花飾りの少女の元へと向かう
(うぅ…私荷物を渡しにやって来ただけなのに絡まれてしまうんでしょう…)
花飾りの少女…初春飾利はもう既に泣きそうになっていた、通り道にあったお店のパフェの誘惑を振り切り、漸く目的地近くに辿り着いたと言うのにスキルアウトの三人に絡まれてしまった…一応風紀委員の腕章も付けて来たのだが彼らには何の牽制にもならないらしい…初春の能力は『
(白井さんがこんな時いてくれればなぁ…一緒に来てくれれば良かったのに…)
「おい黙ってんじゃねえよ!」
初春がこんな時頼りになるパートナーの黒子がいれば…と考えてしまうが無い物ねだりは仕方ない、どうしようかと悩んでいたその時
「失礼、お兄さん達」
「「「ああ?」」」
「え?」
スキルアウトの三人に声をかける人物がいた、その人物はガラの悪そうな少年が風貌に似合わない柔和な笑みを浮かべ近寄って来た
「何だ兄ちゃん?なんか用か?」
「いや、その子が困っている様だからね…やめてあげたらどうかな?カッコ悪いよ?」
「あぁ!?煩えよ!ホストみたいな服装しやがって!」
「落ち着けよ、こいつ金持ちそうなスーツを着てるし…財布が自ら飛び込んできたんだ、おい兄ちゃん金置いてけや、そしたら見逃してやる」
「いいね!てな訳で金置いてけやホスト崩れ!ギャハハ!」
三人の中ではまだ落ち着いた口調で話すスキルアウトが少年に近づくと少年はやめてあげたらと丁寧な口調で話す。それを聞いたスキルアウト達は笑って少年に金を出せと言う、少年はやや困った顔になると初春を見る
「困ったな、ねえ風紀委員のお嬢さん、これは俺が能力でお兄さん達を攻撃しても正当防衛になるかな?」
「…え!?え、えっと…こ、この場合は…や、やり過ぎなければ…」
「そうか、ありがとう。ああそうだ、お兄さん達に言い忘れた事があったんだ」
「「「あ?」」」
少年の質問に初春はきょどるがやり過ぎなければ少し程度ならいいと思うと少年に伝えると少年はそうかと頷く、そしてスキルアウト三人の方に柔和な笑みを向け三人が少しイラついた風に少年を見る、そして少年が笑った
「テメェらさっきから煩えんだよ」
少年が右腕を動かしただけで三人は
「さっさと失せろ、殺すぞ」
少年はそう言っただけでスキルアウト達は悲鳴をあげて逃げていく、少年はそれを一瞥すると初春の横を通り抜け路地裏の奥へ進もうとする…それを慌てて初春が止めに入った
「あ、あの!助けてもら…」
「あ?俺の帰り道にゴミがいたから掃除しただけだ、お前の為じゃねえよ花飾り」
「(は、花飾り?)は、はあ…でもこれで荷物を運べるのでありがとうございます!…あ!あのもしかしてここを通るて事はここら辺に住んでいるのでしょうか?」
「…それを聞いてどうする?」
「い、いえ!実は私この荷物を垣根 帝督さんて人に届ける様言われてて!もしかしたら貴方がその人を知っているかな、と思いまして…」
「………あん?俺に…だと?」
「………へ?」
『スクール』とは学園都市の闇で活動する暗部組織の名前である、スクール以外にも『アイテム』やら『メンバー』等様々な組織が存在する、このとある建物はスクールが所有する隠れ家の一つ、閉ざされたカーテンに薄暗い部屋、照明器具のスタンドライトやテレビ、ソファ等が置かれている、その部屋に二人の男女がいた
「ねえパシ…誉望さん、垣根さんと
「……今俺の事パシリて呼ぼうとしたスよね?」
「気のせいではありませんか?わたくしが誉望さんの事をパシリと言うと思いますか?」
黒いふわぼさなツーサイドアップの髪に一見タイツに見えるそれは服に隠れているだけで首元まで上下一体型のボディスーツを来た大きな胸が特徴的な少女と360度にプラグが挿してあり無数のケーブルを腰の機械に繋げている土星の輪っかの様なゴーグルに似たヘッドギアをつけた少年がソファーに腰掛けながら何か話していた、高校生程の少女 弓箭 猟虎が同僚の少年 誉望 万化にパシリと言いかけ、誉望は睨みつけるが猟虎は気に留めない
「…まあ確かに遅いスね、今回の仕事は「能力者の能力を使用出来なくする機械の破壊」と「不穏分子の殺害」だけなのに…心理定規さんも垣根さんも遅いスね」
「そうでしょう?何かあったのではないでしょうか誉望さ…パシリさん」
「…今いい直したスよね、誉望さんて言いそうになってパシリさんて言い直したスよね?」
「あらそうでしょうか?わたくし記憶にないですわ」
「…オッケー、喧嘩売ってるんスね、買うっスよ」
「…あらあら、誉望さんがわたくしに勝てるとでも?」
垣根はキャパシティダウンの破壊、心理定規は不穏分子の殺害と言う二人にとって比較的楽な仕事な筈、なのに帰りが遅いと誉望も頷く、猟虎は何かあったのではないかと考えるがその先に誉望の事をはっきりパシリと呼び二人の間に不穏な空気が流れる、そして誉望は手を構え猟虎は笑って袖口に仕込んだ炭酸ガス銃を誉望に向ける、二人が激突する瞬間
「何やってんだお前ら…」
「「!?か、垣根さん!」」
部屋の扉が開き垣根が入って来て睨み合う二人に威圧する、それだけで険悪だった二人の空気が一転、二人は垣根の威圧を受けて肩をビクビクさせる、誉望に至っては顔色を青くし口元を押さえ始める
「…まあいい、今からお客様が来るんだ…普通に接しろよ」
「「お、お客様?」」
垣根がお客様が入って来るから怪しい事をするなと二人に言うと二人はん?と首を傾ける…そして部屋の扉が再び開き花飾りを頭に乗っけた少女…初春が入って来る、二人がまず目にやったのは型の腕章…風紀委員と気づくと何故ここに風紀委員が?と怪しむ二人だが彼女は台車に乗せた荷物を部屋の何も置かれていない場所に段ボール箱を下ろす
「あの〜ここに置いていいですか?」
「……あの垣根さん、これはどういう状況なんスか?」
「……俺が知りてえよ」
誉望がどういう状況なのかと垣根に尋ねるが垣根もまだ状況を理解していないのか珍しく頭を抱える、猟虎は知らない人間が来た時点でどうすればいいのか分からず視線をキョロキョロさせている、初春はそんな三人の心情等知らず三人に顔を向けて話しかける
「すみません〜、
「あ?」
「届けたら垣根さんと組み立てる様に、てメモに書いてあって…組み立てるの手伝ってくれませんか?」
「……おい誉望、猟虎、手伝え」
「「えぇ……」」
初春が段ボール箱を開けると出てきたのは古臭いパソコンとそのパソコンに繋ぐ機械類…ガラクタに見えるそれらを初春は床に並べた後垣根達にこれを組み立てるのを手伝って欲しいと言う、これもメモの指示らしく垣根は本来なら手伝う訳がないが確か送り主は
隠れ家の扉を開けたのはホステスのような背中の開いた丈の短いピンクのドレスを着込んでいる少女
「……何してるの貴方達?」
「あ!心理定規さん!実はですね…」
心理定規はそんな四人を見下ろし猟虎が立ち上がって説明する、心理定規はパソコンを一瞥し自分には関係ないと言わんばかりに携帯を弄りながらソファーに座る
(アレイスターのクソ野郎は何でこんな
垣根は内心でそう呟きならもパソコンの組み立てを完了する、出来上がったのは電子部品が乱雑に組み合せられ内部構造がむき出しになった手作り臭いパソコン…はっきり言って学園都市で安売りしている中古のパソコンの方がしっかりしている気がする…このパソコンに名前をつけるのなら
『私はハイパーエージョント グリッドマン!』
「……あ?」
「わぁ!」
そのロボット…グリッドマンが喋ったのを見て初春と垣根はAIか何かかと思いそれぞれの反応を示す、後ろの二人が変な顔をしたが気にしない
「…見た目はポンコツだがここまで高性能な画像を映し出すとはな…流石学園都市て所か」
「凄いですね!AIか何かでしょうか?もしかしてテスターとして選ばれたとか?」
『違う!私はAIではない!この世界に危機が迫っている!私の話を聞いてくれ!』
垣根は寄せ集め感がするこのパソコンにこれほど綺麗な映像が映るとはと感心し初春はこのAIの機能を確かめる為のテスターに垣根が選ばれたのかと考える…だがその画面の中のロボット…グリッドマンは大きく頭を振るって自分はAIじゃないと伝える
「…あの…垣根さん?」
「あ?何だ誉望」
「いや…何二人して
「…はぁ?」
「…え?」
誉望が何故何も映っていない画面を見て話しているのかと二人に話しかける、垣根と初春は彼が何を言っているのか分からなかった
「おい何言ってやがる誉望、このロボット見たいなヤツが映ってるだろうが」
「え?いや何も映ってないっスよ?垣根さんこそ何言ってるんスか?」
「え!?な、何言ってるんですか!?こんなにはっきりと映ってるじゃないですか!」
「いえわたくし達には何も映っていない様にしか見えませんわ」
垣根と初春は今だに画面に映っているグリッドマンを指差すが二人は何も映っていないと断言する、垣根は心理定規の方を向き何か言おうとするがそれより先に彼女が口を開く
「言っておくけど私も見えてないわよ、能力だけでなく貴方の脳内もメルヘンになったのかしら?」
「…チ!能力は今は関係ねえよ(どうなってやがる…?何で俺とこの花飾りしかこの…グリッドマン?が見えてねえんだ?)」
心理定規も自分にはグリッドマンは見えていないと伝えると垣根が舌打ちし頭に手を当てて考える、何故自分と
『……そろそろ頃合いか、さあ
窓のないビル、そう呼ばれる建物の中で男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える『人間』が動き出した
『…カーンデジファー、キロカーン』
赤い液体で満たされたビーカーの様な円筒形の生命維持装置の中に逆さまで浮かんでいる『人間』が口を開くとビーカーの正面にデータの塊が幾つも集い、二つの影となって実体化する、一人は黒い体に黒いマントを羽織った怪人、赤い体に赤いマントを羽織った怪人…魔王 カーンデジファーとその弟であるネオカーンデジファー又の名をキロカーンと呼ばれる魔王達が出現する
『今回もまた始めるのか?』
カーンデジファーは『人間』に話しかける、『人間』はその問いに答えず代わりに二人の近くに赤く輝く三角形が出現する、三角形が虚空に浮かび上がったモニターに入り込むとモニターに三角形が映り出され、モニターの中で三角形が変化し、二つの異形の怪物の姿をモニターに映し出す、一匹は全身を白い結晶体で覆った怪物にもう一匹は龍の様な長い首に少し丸っこい胴体の怪物のCGが映し出される。カーンデジファー達はそのモニターに自分達の胸から放つ悪のエネルギーをモニターに当てる
ーーーグギャガルルルルゥゥゥゥゥゥゥ!ーーー
ーーークカキャウウゥゥゥ!ーーー
するとモニターに映し出された怪物達が咆哮をあげ動き始める
『行くのだメガウィルス・モンスター ギラルスよ!』
『暴れろ魔導人形 グールギラス!』
ーーーグギャガルルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!ーーー
ーーークカキャウウゥゥゥ!ーーー
カーンデジファー達がマントを翻し叫ぶと二体の怪物は唸りを上げてモニターから怪物達が何処かへ転送される、それを見届けた『人間』は口を歪める…彼の計画はゆっくりと進み出す
ーーーゴゴゴゴゴゴゴーーー
「な、なんスかこの揺れは!?」
グリッドマンが見えるか見えないで垣根達が言い合っていると軽い地震の様な揺れが起こり、誉望が驚いていると不意に何者かの咆哮が轟く
ーーーグギャガルルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!ーーー
「え!?」
「!」
「……」
突如学園都市に響いた大音量の叫びに初春がビクッとなる、垣根は顔を僅かに強張らせ、心理定規は読んでいた本を閉じる、誉望と猟虎が何が起こったのかを知る為にカーテンを開け景色を見る、その先に見えたのは…
ーーーグギャガルルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!ーーー
「「か、怪物!?」」
二人が見た光景には日常には存在しない異形なモノが混ざり込んでいた…それは龍の様な長い首を持ち背中の角の部分から針金らしきものが露出しており、手足が針金で出来ている青い怪物…いな怪獣 魔導人形 グールギラスが建物を破壊していた
「え…え!?何ですかあれ!?」
(……能力の応用か?いや暗部の技術が生み出した生物兵器か?)
初春が窓を開けて窓から顔を乗り出してグールギラスを凝視する、垣根は超能力の応用か暗部の科学から生まれた生物かと推察する…するとグリッドマンが声を出す
『あれは怪獣!私が戦わなくてはいけない存在だ!』
「か、怪獣?」
グリッドマンがグールギラスの事を怪獣と称し初春が首を傾げる、垣根は
窓のないビルで『人間』が笑った、モニターに映るグールギラスと垣根の映像を見て彼は口元を歪めていた
『さあ……この状況をどう乗り切るのかな、垣根帝督?』
…戦闘描写が少ないですね…まあ次回は垣根君も活躍する筈ですから…長い目で見てくれれば嬉しいです、キャラの口調があってないかもなのですみません…他の作品の作者は上手く表現してて凄いなて本当に思います、因みに垣根君が劇中で使った攻撃は未元物質の応用…ほら垣根君の能力は翼だけじゃなくて素粒子を操る能力ですからこれくらいはしないと…劇中でも第四位なら翼を出さなくても勝てる、て言われてますし
初春はゆか+一平ポジです、ほら初春てパソコンの操作が得意だし発想力も豊かですから。第2期のオリジナル回だとロボットの操作も出来てたし多分ジャンクの操作もできる筈です、垣根君もピンセットの分解と組み立てが出来てたから機械に強い筈…それに垣根君の能力は創造、グリッドマンの能力は復元・修復…似てると思いません?だからこの組み合わせです、幻想を『殺す』上条さんや破壊を生み出す一方通行さんよりも垣根君の方がグリッドマンと相性が良さそう…まあミコっちゃんの方が良さげかもだけど
グリッドマンを倒したのは誰なんでしょうね(棒)、因みにキロカーンはネオカーンデジファーですが…ほら名前長いしSSSS要素があるならキロカーンも出さないと。さて最初の相手は現実世界のグールギラスにコンピューターワールドのギラルス…初っ端からハードモードです(笑)