神道龍騎の暗殺教室   作:空はあんなに青いのに・・・

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新入生及び新社会人の方はそろそろ新しい環境に慣れた頃ではないでしょうか?

因みに作者は未だに仕事と執筆活動の両立に慣れず四苦八苦の毎日です笑

さて、遅れましたが第11話です。

前話では龍騎と帰る約束をした桃花ちゃん。

しかしその胸中には何やら思う事が……

では、スタートです!


11.下校の時間

時刻は午後3時。

 

勤労に勤しむ人たちが1日の仕事の終わりに向けてラストスパートを掛けている頃、ここ3年E組の教室には一足早く1日の終わりを告げるチャイムが鳴る。

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

殺せんせー「では、今日の授業は以上となります。明日も皆さん元気よく殺しましょう。

あと、先生はこれからイタリアのナポリで本場のピザを食べてきます。暗殺したい人が居たら呼んでください。

では、ヌルフフフ」

 

 

そう言うと殺せんせーは不敵な笑い声をあげて西の空に向かって飛んで行った。

 

 

前原「いいよなぁ本場のピザ」

 

 

岡野「ねぇー、たまには一緒に連れてってくれないかなぁ」

 

 

前原と岡野が羨ましそうにそう言う。

 

 

龍騎「でもさ、連れていくっていっても殺せんせーにしがみ付いてマッハ20で飛びたいか?」

 

 

前原・岡野「………いや、やっぱいいや」

 

 

帰り支度を整えながら言った俺の一言に、一呼吸置いてから2人はそう言う。

 

そりゃ俺でも嫌だわ。

 

 

龍騎「んじゃあ、俺も帰りますかねぇ」

 

 

龍騎は帰り支度を終え席を立った。

 

 

桃花「龍騎くん」

 

 

龍騎「んっ?桃花か、どうした?」

 

 

桃花「どうしたじゃなくて何か忘れてない?」

 

 

龍騎「……忘レルワケ無イジャナイデスカ」

 

 

完全に忘れていた。

 

今日一緒に帰る約束をしていたんだった。

 

そりゃ前話から10日も経過しているからな、忘れるのも仕方がない。

 

っていうか俺は何をメタい発言してるんだ。

 

不破じゃあるまいし。

 

 

桃花「言葉がカタカナになってるよ。

まぁいいわ、じゃあ帰りましょう♪」

 

 

龍騎「う、うん」

 

 

何とか誤魔化せた?みたいだな。

 

っていうかカタカナだって何で分かるんだ?

 

そんな事を疑問に思いながら、龍騎たちは教室を出る。

 

 

中村「おやおやぁ、これはこれは面白い事になりそうな予感ですねぇ。つけちゃう?」

 

 

渚「や、やめときなよ中村さん。2人に悪いよ」

 

 

中村「硬いこと言いなさんなって。渚だって2人がどんな話をするか気になるでしょ?」

 

 

渚「そ、そりゃ少しは……」

 

 

中村「んじゃ決定!興味のある人〜行くよ〜」

 

 

中村たちは2人の後を付けようと教室の扉を開けた。

 

ガラガラガラッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中村「し、神道!?」

 

 

しかし、そのゲスい考えは愚かだったとすぐに気付かされる。

 

なぜなら、そこには龍騎が居たからである。

 

 

龍騎「中村…何話してたかは知らないが、俺をつけようもんなら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かってるな(殺すぞ)?」ニコッ

 

 

中村「つけません!絶対につけません!!」

 

 

龍騎の素敵な笑顔に中村は日本人の最大級の謝罪である土下座で許しを乞う。

 

 

龍騎「分かればよろしい。んじゃ行くか?桃花」

 

 

桃花「う、うん」

 

 

さすがの桃花も少し引いた様子だった。

 

 

杉野「中村、あんまりアイツを舐めない方がいいと思うぞ」

 

 

中村「…肝に命じます」

 

 

中村の尾行作戦は開始直後に見事に失敗に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇

 

 

 

 

中村を一蹴した(脅した)龍騎は現在桃花とともに下校している。

 

昼間、龍騎たちの頭の上から鬱陶しい程照らしていた太陽も、今は1日の活動を終えるべく西の空へ徐々に沈んでいっている。

 

 

龍騎「…でさ、朝に殺せんせーに攻撃したんだけど殆ど躱されてしまったよ。あれは本当にチートだな」

 

 

俺は帰りながら今日の朝にあった事を桃花に話している。

 

 

桃花「うん…」

 

 

しかし、話を聞いている桃花の顔はどこか冴えない。

 

 

龍騎「桃花?どうしたんだ、さっきから。浮かない顔だけど?」

 

 

疑問に思った龍騎は桃花に問いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃花「…ゴメンね」

 

 

龍騎「?」

 

 

突然発せられた桃花の謝罪の言葉。

 

疑問に思う龍騎を他所に桃花は続ける。

 

 

桃花「私ね、あの日以来もう一度龍騎くんに会いたいってずっと思ってた。出来ることなら一緒のクラスになって一緒に過ごしたいってずっとずっと思ってた。

 

そしたら今日、本当に龍騎くんがE組に来てくれて本当に嬉しかった。

 

本当に本当に嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

……でも、龍騎くんがE組に来たのは私のせいなんだって考えると今まで自分勝手な事ばっかり考えてた自分が許せなくて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……でもそんな気持ちとは別に、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしあの時私があの人達に絡まれてなかったら……

 

もしあの時絡まれているのが私じゃなかったら……

 

もしあの時龍騎くんが私の前に現れなかったら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が龍騎くんと出会う事は絶対に無かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな事を考えると悲しくなってきて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんね……

 

 

 

なんて言ったらいいのか分かんないよ」

 

 

桃花は身体を震わしながら、大きく綺麗な瞳から大粒の涙を流し始める。

 

 

龍騎「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スッ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍騎は自分の目の高さにある桃花の頭の上にそっと手を添える。

 

 

桃花「龍騎くん…」

 

 

龍騎「朝にも言ったろ。俺はE組に来た事に後悔はしてない、むしろ喜びだって。

今日、E組に入って友達も出来た。

まぁ変な奴もいるが、それは俺の喜びだ。

 

烏丸先生と勝負して勝った時、皆で俺の事を褒めてくれた。

これも俺の喜びだ。

 

本当に嬉しかった。

 

だからそんな顔するな。

 

悲しい顔は桃花には似合わない。

 

なんて言ったらいいのか分からないんなら一言でいい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうって」

 

 

桃花「龍騎くん……ありがとう」

 

 

まだ桃花の瞳には涙の海が形成されているが、龍騎の感謝の言葉に桃花の顔に笑みが戻る。

 

笑顔を作るため目を細めた事により、涙の海が桃花の頬を伝って襟首に落ちる。

 

 

龍騎「どういたしまして」

 

 

龍騎は桃花の頭に乗せていた手で優しく撫でる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、龍騎の警告を無視して、2人の後をつけている複数の影が…、

 

 

中村「しっしっし。神道に脅されはしたけどついてきて正解だったねぇ」

 

 

カルマ「ね、だからついていった方が面白いって言ったでしょ?」

 

 

中村「全くだよ。

あっ!今撮った写真はいざという時の切り札に置いておこう♪」

 

 

カルマ「あ、それいいねぇ賛成〜♪」

 

 

渚・茅野・杉野・磯貝・前原・片岡・倉橋・岡野(……駄目だこいつら)




ーーーお知らせですーーー

投稿開始からオリ話を続けてきましたが、次回から原作を軸に物語を展開していきます。
原作ファンの皆様におかれましては大変お待たせした事をお詫び致します。

まぁちょくちょくオリ展開を混ぜてはいきますが、その辺りはご容赦ください笑

では、次回もお楽しみに!

次回:テストの時間①
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