神道龍騎の暗殺教室   作:空はあんなに青いのに・・・

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前回、理事長が登場した事で謎のボルテージが上がった龍騎と殺せんせー。

今回も初っ端から飛ばしそうな予感がする!!

では、スタートです!


13.テストの時間②

ーーー龍騎sideーーー

 

翌日。

 

昨日に引き続き、高速強化テスト勉強が行われるかに思えたが…、

 

 

殺せんせー「おはようございます、皆さん」

 

 

殺せんせーA、B…(多くて面倒いから省略)「今日は先生、さらに頑張って増えてみました!」

 

 

いや、増えすぎだろっ!!

 

数が増えすぎたせいか、

残像がかなり雑になって来ている。(ジャ◯プオールスター勢揃い)っていうか、多すぎてうるせぇ!

 

 

茅野「ど、どうしたの殺せんせー?なんか気合い入り過ぎじゃない?」

 

 

殺せんせー「そんな事ないですよ。これも皆さんがテストで良い点を取る為です」

 

 

……まぁ、半分は本当で半分は嘘だな。

 

大方、昨日の理事長の言葉に触発されたってことか。

 

っていうか俺も理事長の言葉で頭にきてるからな。

 

気合い入れてガンバらねぇと。

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜授業終了〜〜〜

 

殺せんせー「ゼェゼェゼェ…」

 

 

高速強化テスト勉強が終わった後、相当疲れたのか教卓に茹でタコ(殺せんせー)がもたれ掛かっていた。

 

っていうか今なら殺れそうか?

 

 

岡島「何でここまで一生懸命先生するかねぇ」

 

 

殺せんせー「ヌルフフフ、全ては君達のテストの点を上げる為です。そうすれば……

 

 

 

 

 

 

 

 

先生の評判が上がり、噂を聞きつけた大学生(巨乳の女子)が私に勉強を学びに来る!まさに先生には良いこと尽くめ!!」

 

 

…理事長に触発されたからだと思ってた俺が恥ずかしい。

 

今すぐ殺していいか?

 

 

三村「いや、勉強の方はそれなりで良いよな」

 

 

岡野「うん、何だって暗殺すれば賞金百億だし」

 

 

中村「百億あれば、成績悪くてもその後の人生バラ色だしね」

 

 

殺せんせー「にゅや!そ、そういう考えをしますか!?」

 

 

岡島「俺たちエンドのE組(・・・・・・)だぜ、殺せんせー」

 

 

三村「テストなんかより、暗殺の方がよほど身近なチャンスなんだよ」

 

 

龍騎「………」

 

 

次々と出てくる後ろ向きな発言に龍騎は黙る。

 

 

殺せんせー「成る程、よく分かりました。今の君達には暗殺者としての資格はありませんね。

 

 

 

 

 

 

…全員校庭へ出なさい」

 

 

いつもの茶化した様子はなく、顔にバツ印をつけた殺せんせーが皆を校庭へと誘う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜旧校舎校庭〜〜〜

 

桃花「急に校庭に出ろなんてどうしたんだろうね、龍騎くん?」

 

 

龍騎「………」

 

 

桃花「龍騎くん?」

 

 

龍騎「黙って見てろ」

 

 

桃花「!?…う、うん」

 

いつもとは違う龍騎の雰囲気に桃花に緊張感を増す。

 

 

殺せんせー「E組のシステムを上手い所は一応の救済措置が用意されている点だ。定期テストで50位以内に入り、尚且つ元担任からの許可が出ればE組からぬけだせる。

だが、元々成績最下位な上、劣悪な環境ではその条件をクリアするのは難しい。

そのため、殆どのE組の生徒が救済の手を掴もうとせず、差別を受け入れてしまう。」

 

 

そう、E組は入ったら最後抜け出せないアリ地獄と言うわけではなく、努力次第では本校舎復帰のチャンスがあるのだ。

 

にも関わらず、自らに定められた運命に抗おうともせず泣き寝入りを決め込んでしまう。

 

 

殺せんせー「イリーナ先生、貴方は仕事(暗殺)をする時、用意するプランは1つですか?」

 

 

龍騎達と一緒に話を聞いていたビッチ先生に問いかける。

 

 

ビッチ先生「…いいえ、本命のプランなんて思った通りに行くことの方が少ないわ。不測の事態に備えて、予備のプランを綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」

 

 

殺せんせー「では次に烏間先生、ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは最初の一撃だけですか?」

 

 

烏間先生「…第1撃は勿論最重要だが、次の動きも大切だ。皆も体育の時間で俺と神道くんの戦闘を見たと思うが、第一撃は高確率で躱される。強敵であればあるほどな。

次の第2、第3でいかに高精度で繰り出すかが勝敗を決める」

 

 

殺せんせーの問いに2人ともその道のプロとして淡々と答える。

 

 

前原「あのさぁ結局何が言いたいんだよ?」

 

 

龍騎「自分に自信が持てる武器(・・)を持てって事だろ?」

 

 

前原「龍騎?」

 

 

殺せんせー「龍騎くんの言う通りです。対して君達はどうでしょう?

暗殺があるから勉強は良い。

そう考えて劣等感の原因から目を背けているだけです。

もし、先生がこの教室から逃げたら、

もし、他の殺し屋に先生が暗殺されたら、

暗殺という拠り所を失った君達にはE組という劣等感しか残らない。

つまりどういう事だと思いますか龍騎くん?」

 

 

殺せんせーは校庭で高速回転しながら龍騎に問う。

 

 

龍騎「…第2の刃を持たざる者は暗殺者の資格なし。

と言った所か?」

 

 

殺せんせー「その通りです!さて、校庭に雑草や凸凹が多かったので手入れしました」

 

 

高速回転を終え、砂嵐が収まると吹きざらしになっていた校庭が殺せんせーの手によって何処の学校にもある立派な校庭へと生まれ変わっていた。

 

 

殺せんせー「もし、君達が自信を持てる第2の刃を示さなければ、相手をする価値無しと判断し、校舎ごと平らにし先生は去ります」

 

 

この一言で漸く全員が今の状況を察した。

 

 

渚「第2の刃…いつまでに?」

 

 

全員の疑問を渚が代表し問う。

 

 

殺せんせー「決まっています…明日です。

明日の中間テスト、クラス全員50位以内を取りなさい。

皆さんの刃は既に先生がみがいてあります。自信を持ってその刃を振るいなさい」

 

 

思いもしない期限に皆一様に動揺の色を隠せないでいる。

 

 

殺せんせー「それと龍騎くん。貴方は皆に何か言いたい事があるのではないですか?」

 

 

殺せんせーの言葉に皆の視線が俺に集まる。

 

 

龍騎「はぁ、何でわかっちゃうのかね……

 

 

 

 

 

 

 

正直、教室でお前らの発言を聞いた時はガッカリしたよ。

確かに人には得意不得意があるし、克服したくてもどうしても出来ない事もあるだろう。

だが、だからといってそれは仕方ない事だと諦めて目を背けた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前ら一度でもここ(E組)から抜けたいと考えなかったろ?」

 

 

全員「!?」

 

 

オレの言葉を聞いた瞬間、全員がバツが悪そうに俯く。

 

 

龍騎「そんな事だと思ったよ。さっき殺せんせーが言ったように俺達に考えられる最悪のケース(殺せんせーが居なくなる)が起きてしまったらどうする?

 

 

 

 

 

 

 

……何も残らなくなっちまうぞ?」

 

 

前原「で、でもよ、お前だって数学が苦手なんだろう!?

それは逃げてるのと一緒じゃねぇのか!?」

 

 

全員黙りこくっていたが、前原が俺に切り出してきた。

 

 

龍騎「お前ちゃんと聞いてなかったのか?

俺が言ったのは得意不得意があっても目を背けて良いのか?って話だ。

少なくとも俺は数学は苦手だが、逃げたことは無い」

 

 

俺の反論に口を篭らす前原。

 

 

前原「で、でもよ、でもよ、お前も俺たちと同じE組だろ!?

俺たちに説教できる立場なのかよ!!」

 

 

磯貝「お、おい前原!それぐらいにしとけ」

 

 

声を荒げる前原に対して、磯貝が間に入って止めようとする。

 

 

前原「止めんじゃねぇ磯貝!お前だって言われっぱなしじゃ腹の虫が収まらねぇd「確かに」!?」

 

 

前原の声を塞ぐように龍騎が静かに口を開く。

 

 

龍騎「確かにお前の言う通り、同じE組である俺は皆を説教できる立場にはない。言い過ぎたことは謝る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、お詫びにこうしよう。

俺は向こう(本校舎)でも、数学が足を引っ張って学年5位以内に入った事がない。

そこで、殺せんせーは皆に50位以内を入れって言ってたが、俺は3位以内を目指す」

 

 

皆「!?」

 

 

龍騎の仰天発言に皆驚きを隠せない。

 

 

前原「さ、3位って…、嘘じゃねぇだろうな?」

 

 

龍騎「一度口にした事は曲げない。

だが、口約束だけじゃお前は納得しないだろ?

そこで、もし俺が3位以内に入る事が出来なければ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はここを出て行く(退学する)

 

 

桃花「ちょっ、龍騎くん!?」

 

 

余りの展開に目を見開いた桃花が俺の顔を見る。

 

 

前原「…いいだろう、約束だからな!」

 

 

龍騎「という訳で殺せんせー、それでいいか?」

 

 

前原と約束を交わした俺は殺せんせーに判断を仰ぐ。

 

 

殺せんせー「…ここで口を挟めば、先生が悪者にされてしまいますね。

いいでしょう。ね、烏間先生?」

 

 

烏間先生「…はぁ、念のため(政府)には俺が話を通しておく」

 

 

龍騎「恐れ入ります」

 

 

龍騎は2人に深々と頭を下げる。

 

こうして、俺の進退を掛けた戦いが始まる事となった。

 

 

 

 

 

 

◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

グイッ

 

龍騎「?」

 

 

話にケリがつき、一同が教室へと戻ろうとしていた時、俺の袖を誰かが引っ張った。

 

 

龍騎「桃花か、どうした?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃花「馬鹿ッ!!!

 

 

キーーーーーーーーーーーーンッ∑(゚Д゚)

 

すぐ側で叫ばれたため、龍騎の鼓膜が激しく振動する。

 

 

龍騎「何だよいきなり!?ビックリした」

 

 

桃花「ビックリしたのはこっちだよ!何であんな事言ったの!?

もし3位以内に入らなかったら龍騎くん、ここを出て行かなくちゃいけないんだよ!

せっかく一緒のクラスになれたのに、また離れ離れになっちゃうんだよ!?

それでもいいの!?」

 

 

そういう桃花は今にも泣きそうである。

 

 

龍騎「何だよ桃花?俺が出て行くと思っているのか?」

 

 

桃花「そ、そんな事思ってる訳ないでしょ!?」

 

 

龍騎「じゃあ黙って見とけ。大丈夫…」

 

 

龍騎は桃花の潤んだ瞳をジッと見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍騎「俺は負けねぇよ」

 

 

桃花「…///、やっ、約束だよ!約束破ったら末代まで恨んでやるんだから!」

 

 

龍騎「なに恐ろしい事言ってんの、この子!?」

 

 

 

こうして、桃花とも約束?をした龍騎。

 

時は進み、いよいよ中間テスト本番の時は来た。




勢いあまってとんでもない約束をしてしまった龍騎。

その運命や如何に!

因みに前原ファンの皆さんには少々不快な思いをさせてしまった事を、この場を借りてお詫びいたしますm(_ _)m

言い訳ではありませんが、作者は前原くんは結構好きなキャラなんです。
好きなキャラだからこそ目立たせたかったのに、悪い方向へ進んでしまいました。

前原くんには追々素敵な役回りを用意しているんで乞うご期待!

前原「素敵な役って、俺が龍騎の代わりに主役になるって事か?やっりぃ〜♪」

えー、という訳で前原くんには今度岡野さんに回し蹴りをするようお願いしときますね。

では、次回もお楽しみに!

p.s.次回で3部作完結です。

次回:テストの時間③
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