神道龍騎の暗殺教室   作:空はあんなに青いのに・・・

5 / 25
さて、気づけば記念?すべき第5話です。
前回の最後でとうとう龍騎に再会を果たした桃花。

しかしなぜそこまでビックリしていたのか?

その理由は・・・

恐らく今年度最後の投稿となりますが、ごゆっくりご覧ください。
では、スタートです!


5.再会の時間

ーーー桃花sideーーー

 

肌寒かった春の朝も、1年中休む事なく働き続ける太陽が完全に姿を現わすと今の季節に相応しい心地よい暖かさが活動を始めた多くの人々を包み込む。

 

そしてそれは白い学校指定の鞄を肩に掛け、髪をポニーテールに縛った少女も例外ではない。

 

 

桃花「う〜ん、今日もいい天気だなぁ♪」

 

 

快晴というのは、活力にも似た力を人々に与えてくれるが、その中でもこの日の桃花の得た活力は他の追随を簡単には許さないだろう。

 

 

陽菜乃「おっは〜!桃花ちゃん」

 

 

桃花「おはよう陽菜ちゃん♪」

 

 

何時もの通学路である山道を登っていると、後ろから桃花の親友である陽菜乃が後ろから声を掛けてきた。

 

 

陽菜乃「どうしたの?何だか今日の桃花ちゃんテンションMAX!って感じだよ?」

 

 

桃花「えっ!?そ、そうかなぁ」

 

 

自分では自覚してなかったけど、どうやら今の気分が顔に出ていたみたい。

 

ちょっぴり恥ずかしい

 

 

陽菜乃「そうだよ、昨日はあんなに元気が無かったのに。何か良い事でもあった?」

 

 

桃花「いや、そういう訳じゃないんだけどね」

 

 

確かに今の私はとても気分が良い。

 

でもなんで?って言われても説明が出来ないんだよなぁ。

 

 

桃花「なんて言ったらいいのか分かんないんだけど、何だか今日はとっても気分が良いの♪」

 

 

陽菜乃「ふ〜ん、まぁ元気が出たなら良かったよ!やっぱり私は元気一杯の桃花ちゃんが好きだよ!」

 

 

本当に陽菜ちゃんは人の心をくすぐる事を言うのが上手いなぁ。

 

あれを自然に出してるんだからもはや才能だよ。

 

 

?「・・・」ガシッ!!モミュモミュ・・・

 

 

桃花「キャッ///!?」

 

 

そんな事を考えていたら突然私の脇の間から両手がスッと姿を現し、指を開いた手が私の胸を強く掴み、そして揉みしだく。

 

 

桃花「ちょっ・・・莉桜///!!」

 

 

莉桜「ふっふっふっお姫様、本日もお変わりの無い見事なお手前で」

 

 

桃花が振り返るとそこに居たのはクラスのセクハラ女王こと中村莉桜であった。

 

朝から何とも羨まs・・・んんっ!けしからん光景である。

 

 

桃花「ちょっ・・・待っ・・・駄目・・・///」

 

 

莉桜「おやぁお姫様、機嫌が良いとやっぱり感度が良くn「それ以上は言っちゃ駄目///!!」」

 

 

莉桜が何やらとんでもない事を言いかけたので慌てて止める。

 

ふと周りを見ると岡島くんが目尻を垂らしながら鼻血を出している。

 

何でこんなことに・・・

 

 

莉桜「おぉ怖い怖い、怒られる前に逃げよっ!」ダッ

 

 

そういうと莉緒はニヤニヤしながら校舎に向かって駆け出していった。

 

 

桃花「もぉっ!!莉緒〜〜〜っっっ!!」

 

 

桃花はセクハラ犯の後を追いかける。

 

 

陽菜乃「いやぁ今日も平和だなぁ、待ってよ桃花ちゃ〜ん♪」

 

 

陽菜乃はフフッと笑うと桃花の後を追いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜E組教室〜〜〜

 

結局教室まで追いかけるもセクハラ犯を確保するには至らなかった桃花。

 

険しい山道を走ってきたせいかその身体にほんのりと汗が滴る。

 

そしてそれを再び下品な視線で見る岡島。

 

あっ片岡さんに殴られたようですね。

 

さすが凛として説教。

 

 

ガラガラガラッ

 

 

殺せんせー「おはようございます皆さん。それでは、出席を取っていきます」

 

 

HRを告げるチャイムが鳴り終わって数分後、殺せんせーが入っていた。

 

そして、いつものように出席確認を取っていく。

 

 

殺せんせー「はい遅刻なしっと。素晴らしい!今日も遅刻ゼロで先生嬉しいです!」

 

 

と言うと殺せんせーの顔は赤い朱色を帯びた丸のマークが浮かび上がった。

 

何度も見てるけどどんな仕組みなんだろう?

 

 

殺せんせー「さて、今日は朝から皆さんにとても嬉しいお知らせがあります。それは、この教室に新しいクラスメイトが加わります」

 

 

桃花(まだ1学期も始まって1ヶ月も経ってないのに転校生なんて・・・もしかして彼が・・・いや、そんな訳ない、やっぱりどこか変なんだ私・・・)

 

 

?「?」

 

 

殺せんせーの言葉を聞いて驚いた様子を見せた後、明るくなり、そうかと思えば頭を抱える桃花。

 

側から見たら非常に忙しない光景である。

 

その様子を後ろの席で不思議そうに見る黒髪のストレートヘアの少女。

 

 

殺せんせー「それでは入ってきてください、どうぞ」

 

 

ガラガラガラッ

 

スタッスタッスタッ・・・

 

 

桃花(いけないいけない、私ったら。新しく来た転校生に対して顔も見ずに頭を抱えてるなんて失礼よ。一旦彼の事は忘れて笑顔で迎えてあげなくちゃ)

 

 

そう決心した桃花は気持ちを入れ替えて顔を上げる。しかし、その決心は無駄に終わる。幸運な意味で。

 

 

龍騎「あっ・・・」

 

 

桃花「嘘っ///!?」

 

 

つい数十秒前に否定した桃花の考えは突風の如く消え失せ、今はただ龍騎の爽やかな笑顔を見つめるばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー龍騎sideーーー

 

龍騎「また会えたね」

 

 

桃花「龍騎くん///!?」

 

 

そう言うとあの子は教室中に響く声で俺の名前を呼ぶ。

 

その反応に皆が?マークを浮かべる。

 

そりゃそうなるわな。

 

 

殺せんせー「おや?矢田さんは彼のお知り合いだったのですか?」

 

 

桃花「ふぇっ!?いや・・・なんていうかその・・・///」

 

 

ふと我に返って恥ずかしくなったのか、顔を赤らめながらモジモジし始めた。

 

うん、やっぱり可愛い。

 

そして何かを察したのか赤髪と金髪が悪い顔をしている。心なしか頭にはバイ◯ンマンみたいな角が・・・、気のせいかしら?

 

 

龍騎「あ〜実はこの前ヤンキーに絡まれてるその子を助けたことがありましてね」

 

 

このままじゃあ埒が明かないから、彼女の代わりに俺が殺せんせーの質問に答える。

 

 

莉桜「ふ〜ん、なるほどなるほどぉ。それで矢田ちゃんの機嫌が良かったのにも説明がつくねぇ」

 

 

桃花「うぅ〜・・・///」

 

そういうと金髪ギャルがあの子をニヤニヤ見ながら言う。

 

機嫌が良いって何のことだ?

 

そういうと周りからは、「ほんとなの桃花ちゃん?」だとか、「見せつけてくれるねぇ〜」だとか、「爆ぜろリア充がぁ!!」だとか様々な声が上がった。

 

そしてハゲ頭の目からは血の涙が出ていた。っていうか血の涙って本当に出るんだなぁ・・・、

 

写◯眼極めた人だけだと思っていたのに。

 

 

殺せんせー「ヌルフフフ。これは恋愛小説の新たな題材になりそうです」

 

 

隣を見ると殺せんせーが『生徒㊙︎メモ その①』と書かれた手帳をピンク色の顔になりながら何やらメモしていた。

 

うん、今度は何の顔なのかすぐに分かった。

 

今すぐぶっ飛ばしてやりたい。

 

 

殺せんせー「さぁさぁ皆さんも聞きたい事が山の様にあると思いますが、先ずは彼の自己紹介から始めましょう。質問はその後で」

 

 

そういえばまだ自己紹介してなかったっけか。短時間で色んな事がありすぎて忘れてた。

 

 

龍騎「えーと、じゃあ自己紹介します。名前は神道龍騎といいます。昨日まで本校舎の生徒でしたが、色々あって今日からE組に入ることになりましたんでよろしくお願いします」

 

 

自己紹介を終えるとパチパチパチと拍手が教室内に谺する。

 

 

殺せんせー「龍騎くんありがとうございます。では、お待ちかねの質問タイムに入りましょう」

 

 

陽菜乃「はいはーい」

 

 

殺せんせーが言い終わるとすぐ手を挙げたオレンジのソバージュボブのフワフワした雰囲気の女の子。

 

 

陽菜乃「私は倉橋陽菜乃って言いま〜す、よろしく〜。龍騎くんは動物好き〜?」

 

 

一番最初の質問がそれかよ!小学生かっ!

 

 

龍騎「動物は好きだよ。その中でも俺は犬が好きかな」

 

 

陽菜乃「そうなんだ〜私も犬だ〜い好きだよ♪」

 

 

龍騎「へぇ〜じゃあ一緒だな」

 

 

何とも人懐っこそうな子だな。

 

そう思っているとあの子は俺を見ながら少しムッとしたように見えた。

 

 

?「はい」

 

 

次に手を挙げたのは青い髪を独特な形で束ねている大人しそうな子であった。

 

そうだ、この子に聞きたいことがあったんだった。

 

 

渚「僕は潮田渚っていいます。渚って呼んでね。神道くんh「男?女?」男だよっ!!」

 

 

俺が尋ねると食い気味に答えた。

 

それも超が付くぐらい。

 

それを見てニヤニヤと笑う赤髪と金髪のギャル。

 

 

渚「もぅ・・・じゃあ質問するよ。神道くんh「はーい」カルマくんっ!?僕の番なんだけど!?」

 

 

改めて質問しようとした渚を遮り赤髪が手を挙げた。

 

 

カルマ「赤羽業。カルマでいいよ。さっき色々あってE組に来たって言ってたけど何したの?「僕の質問タイム終了!?」」

 

 

男女(渚)が何か叫んでいたが聞こえないフリをしよう。

 

にしてもE組に来た理由かぁ。

 

あの子を傷つけたくないけどいずれ分かることだし仕方ない。

 

 

龍騎「よろしくカルマ。俺のとこも龍騎って呼んでくれ。E組に来た理由だけど、さっき言ったヤンキーとの一件が大きいかな。まぁそれ以外に目を付けられる事が多かったんだけど」

 

 

桃花「・・・」

 

 

そういうとあの子の顔は急に暗くなってしまった。

 

申し訳ないことしたなぁ。

 

 

カルマ「ふーん、で、それでE組に落とされて後悔してんの?」

 

グイグイとくるなぁこいつは。

 

もうちょっとデリカシーというものを学んだ方がいいぞお前。

 

 

龍騎「別に後悔はない。俺もあっちの校舎の奴らにはウンザリしていた所だし、第一困っている子を助けないでいる方が絶対に後悔する。だから俺はE組に落ちたとは思っていない。むしろ来れたことは俺にとっては喜びなんだと信じてる」

 

 

桃花「龍騎くん・・・///」

 

 

先程まで暗い表情だったあの子は俺の言葉を聞いてパァッと明るい表情へと変わった。

 

うん、やっぱり君は明るい顔のほうが絶対良い。

 

 

莉桜「いやぁ泣かせる事言うねぇ。こりゃ早く行動しないと手遅れになるかもしれないなぁ」チラッ

 

 

桃花「・・・///」ウツムキ

 

 

殺せんせー「ヌルフフフ。まだまだ聞きたい事はあるとは思いますが残念ながら時間が来てしまいました。それでは皆さん!授業を始めましょう!」

 

 

殺せんせーは質問タイムの終了を宣言し、新たに授業の開始を宣言する。

 

メンバーを1人加え27人となった暗殺教室が今日も始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渚「あの・・・僕の質問・・・」

 

 

ドンマイ渚!




いやぁ久々に甘ーーーい(井◯田風)話になりましたねぇ。龍騎と再会出来て嬉しそうな桃花ちゃん、何か一言お願いしますっっ!ズイッ

桃花「・・・///」プシュ〜

え〜これ以上聞くと本当に倒れてしまいそうなのでやめときましょう。

話は変わりますが本作では渚くんは原作以上にツッコミと弄られ役に徹して貰います。でもちゃんと出番は用意していますので渚くんファンの皆さんは怒らないでね・・・いやほんとに。

それでは次回もお楽しみに!
コメントと評価も是非是非♪

次回:名前の時間
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。