頭を空っぽにすることを強くおすすめします。
「ねぇ!レイトン助手、相手がミンチになるけど一発撃ったら反動がエライ銃作ってみたんだけど試しに撃ってみてー。」
今日も朝のほだからな日差しの中、回りのお前いい加減やめろという自重という言葉を失った
風に運ばれる爽やかな草の匂いを台無しにするように、煎じた薬草や弾薬を作る為の火薬や機械特有の油の臭いが漂ってくる。
両手で銃を持っているが、大きさか口径が普通のものと比べて肥大化している。
それに明らかにこった魔法刻印を全体に刻み込み、持っている場所からでる少しの魔力を吸い胎動するようにどくんどくんと銃の色をさまざまに染めている。
見ただけでヤバイと思う銃である。
普通の軍隊とかだったら隠密性が無さすぎると却下されそうだ。あとコストの採算が合わなすぎると。
「クエインさん……わかりました、丁度撃ちたかった所です貴方の頭に。」
そんな光景に助手は笑顔で、平然と対処する。言葉こそは丁寧だがかなりの殺気が籠っている。
最初は慌てていたのだが、話を聞かない相手だからかもう驚くことを諦めている。頭のネジが外れた相手は、こちらもなにも考えずに相手をした方が疲れないと学習したのだ。
「ノー、ぐろいよっ!もし撃ったとしてもあとかたずけ大変だよ!だから撃たないでっ。」
「大丈夫です、畑の肥料にでもします。」
そして殺した後のこともきっちり考える優秀な助手である、助手に恵まれてるなぁ。
「……もーわかったよー、森に行ってためしうちしてくるよー。ここ森の回りだけど。」
そうして、この
木を何本か炭を通り越して消し飛ばし、地面を抉ったため……封印指定武器に名を連ねる事となった。
その後を見て強力な魔物が現れたと噂が広まるのはまた別のお話。
こんな頭のネジ切れた日常のお話。
ちなみに研究者の右肩は、粉々に砕けました。
◆
私は今山奥の寂れた廃墟にいる。
廃墟は建物のほぼ全てに蔦が絡み、ほぼ自然の一部と言ってもいい。ろくに手入れがされていない、庭も崩壊している。
何故こんなところに来ることになったか?
只研究だけしたかった、どうしてこうなるかをなにも考えずひたすらに探求していきたかった。
それが究極的な理由だ、
やりたいことが発展には不要やら、魔法の仕組みとしてあってないやら色々いちゃもんをつけられる。
ならっ!と今までのお金をかき集め、こうやって格安の誰も住まないだろう場所を買ったのだ。
「コレで私は自由に研究ができるっ!」
ここはもう私の領地のようなものだ、どれだけ弄くり倒しても誰にも怒られない。
全面マンゴドラ畑にしてもいいんだ。好きなように物を作ってもいいんだ、大体のことならなにしてもいいんだ!
うきうきした気分で、寂れすぎた廃墟にネームプレートをぶら下げる。人がくる予定は無いが自らのものという証だ。
「クエイン・フォン・バイセルフっと、さて家のなかを見ようかなっと。」
ドアを開けると、埃っぽいを通り越して土臭い。コレは掃除をかなりしないとすぐに病気にでもかかってしまいそうだ。
貴族の連中ならば違うだろうが、治療費はバカにならない。とりわけ命がかかっているから足元見られてお金がぶんどられる。
性質が悪いものになると、相手の持ち金に合わせて一度に請求する額を変えたりもする。一気に請求して死なれたら損というわけなのだろう。
「風よ、我が呼び掛けに答え姿を現せ。そしてささやかなる報酬を我が手に。」
ひとまず、中に入ってしまっている砂を軽く風の魔法を口ずさみ外に出す。コレで肺がやられる可能性を減らすことはできるだろう。
「後は……ちょっとした補強か。土よ、大地の主として姿を表し綻びを閉じよ。」
そうやって、ボロボロになったところを土を利用して固めていく。コレである程度はましになったであろうか………
「広いなこの屋敷。」
格安で買ったとはいえ、結構な広さがある。荒れ果てた庭を含めればかなり立派だ。
昔は貴族の別荘だったりしたんだろうか……回りは森だし魔獣だらけだが。
そうやってぶらぶらしていると、それなりの大きさの部屋を見つけた。これは研究室にぴったりじゃないか!?引きこもれるし!
「よし!ここから掃除しよう。」
そうやって入ってよくみると、割れた写真立てが目に入った。元々住んでいた人の物であろうか………思わず手に取り、砂も混じったほこりを落とした。
「家族5人か、身なりからしてもやっぱりご貴族様のお後って所か。うんこれは手紙……お母さんや父さんにでも渡してやれ……」
きっとお母さんお父さんありがとう、のような緩い内容かと思っていたが……書いてあったのは簡素なそして乱雑な文。
【お父様お母様、何でノンマンで産んだの?】
本当に簡潔かつ悲痛な叫び、多分コレが原因で家庭崩壊でこんな荒れ地になったとか普通にあり得るな……
私は一応属性は「探求」と「曲解」を持って生まれた。「曲解」を持っているからか、または元々の性格からなのかわからないが普通の人と大分感性が違っている自覚はある。
属性はあっても無くても、結局はイキモノだ。
「結局最後は死ぬんだし自由に生きて、そしてくたばれれば満足かな?まぁさすがにこの森の中だから言えることだけど。。」
私は洗礼とかそういうのは、属性を見てもらってそれでおしまいだ。
国教と言えども深く関わってはいない気がする、私にとってそういわれればそうですね……と返すぐらいの関係だ。
写真立てを捨てて、インテリアであっただろう皿にとりだしスッキリさせていく。鑑賞用の皿とか結構無意味に置いているなー
見栄とかそういうものも、多いのだろうけれども。私には理解ができない。
開いたそこに持参した、霊薬や各種研究素材、実験に使う道具等を詰めていく。このあと今は荒れているが植物性の素材は実際に育てて増やしていくので、スペースはかなり空いていると思ってもすぐに埋まるであろう。
外貨は植物性の素材での実験ついでに、傷薬やらそこら辺の薬の調合をして売り歩けば稼げるだろう。ある程度持ってればいいだけだから割安にしておくし。
「鶏オスメス両方買っておかないとなぁ………卵目当てならメスだけでいいけど、ひなある程度増やしたいからなぁ……」
川があるとしても、魚ばかりではなく肉も食べたい。継続的に食べるにはひなを増やす必要がある。ひなを育てる飼料は、薬用に煎じたもののあまりでも与えればいいし。
「今日は、一日整備だけでつぶれるかな?」
そう思いながら、薬草等の種を蒔きに荒れたら庭への出ていく。
雑草がぼうぼうに逞しくはえている、これはあぁするのが手っ取り早いか。
「焔よ、ここにお前たちの贄があるぞ。喰らえや喰らえやそして自滅しろ。」
雑草に火を放ち、燃やしつくす森に燃え移ると大変だがそこら辺の制御はきちんとできている。元魔法塔の魔法使いを舐めてはいけない。
燃やすと根っこは無理だが、ある程度綺麗に片付くそれを土の魔法で耕す…とはいかない。きちんと鍬で柔らかくしていかなくては。
魔法を使うと調子にのって余計なところまで柔らかくしかねない、薬草には固さの適正がある。特に魔法等に扱うものは繊細だ。
条件を一個でも間違うと芽すら、出てこなかったりする。薬草は基本栽培というよりは野性から出てきたものの方が主流の理由も自然とわかる、他と比べて放っておくとすぐにダメになってしまう。
「あー疲れた。」
耕すのに体力を使う、地面に横になって。
私は目をつむった。
思考的に呪術結社カースドぽいけど、呪術使ってないからセーフセーフ
やっと書く内容まとまった……