「ダメーーー!!」
「え?」
互いの顔を離し見つめあっていたら由比ヶ浜が部室に入ってきた。
雪乃「はぁ…貴方達何をしているのかしら?ここは学校よ」
由比ヶ浜の後ろから雪ノ下が出てき
ため息混じりでそう言った
結衣「そうだよ!それに学校で、そ…その…ぅぅ」
由比ヶ浜が言葉を発しようとしていたが途中で顔を赤くし俯いてしまった
陽乃「あはは…そうだよね 帰ろっか」
一瞬寂しそうな顔をしたが直ぐにいつも通りの陽乃に戻った
そこから各々帰路についた
陽乃は時々寂しそうな顔をしながらも
平静を装っていた
家に帰りつき直ぐに部屋に向かい
陽乃に電話を掛けた
陽乃「もしもーし八幡から電話掛けてくるなんて珍しいね〜」
電話の先からはいつも通りの明るい陽乃の声が聞こえてきた
八幡「別に…ただ声が聞きたかっただけですよ」
陽乃「それが本当だったら嬉しかったんだけどね〜」
八幡「…すみません」
陽乃「別に謝らなくていいよ、私も嘘でもそういう事言われたら嬉しいから」
八幡「…それで今日はどうしたんですか?」
陽乃「……別に、ただ明日から文実の仕事があるからあんまり八幡とくっ付けないなーって思っただけ」
八幡「そう…ですか」
陽乃「うん、そう」
多分違う…いやそれも含まれるのかもしれないけど、それとは別の問題がある
陽乃「ごめん、お母さんから呼ばれてるから…切るね」
そういい電話を切られた
陽乃「言えるわけないじゃん………」
それからは特に何も無く日々が過ぎていった
文化祭の実行委員として働き 奉仕部は休部
雪ノ下が文化祭実行委員長になり
由比ヶ浜が副委員長になった
雪ノ下が仕事が出来すぎた為サボる人が出てきて
一時期は雪ノ下が無茶をする事もあったが
俺がそいつらの共通の敵になって
仕事に駆り立てさせた
その事で雪ノ下と由比ヶ浜に怒られたが後悔はしていない。あいつらに余計な負担を掛けたくなかったから
陽乃の助力もありながら文化祭は大成功を収める事ができたが…
その陽乃とは最近上手く行ってなかった
2人でいる時間も減り 気まづくなり
少しよそよそしくなった
八幡「陽乃さん…話があります 後で屋上に来てください」
文化祭の最終日…全日程を終え
後は片付けを残すのみとなった
俺も陽乃ももう仕事は残っていない
だから呼び出した
陽乃「なんの用かな?」
ある程度時間が経った頃屋上に陽乃がやってきた
八幡「…」
陽乃「何で黙ってるの?」
八幡「…」
陽乃「ねぇ、いい加減にしないと怒るよ
最近の態度だってよそよそしいし」
八幡「…何を隠してるんだ?」
そう言うと陽乃の顔が引きつった
陽乃「なんの事か分からないな」
八幡「そうやって、嘘を通し続けるのか?」
陽乃「…」
八幡「答えてくれよ…俺達の関係は一体何だったんだ」
陽乃「ごめん…」
八幡「教えてはくれないのか」
陽乃「ごめん…」ポロポロ
涙を流し始めた
八幡「泣くなよ…俺が悪いみたいじゃないか」
陽乃「ごめん…」ポロポロ
八幡「俺には言えない話なのか?」
陽乃「…私ね、今無理やり結婚させられそうになってるの」
八幡「結婚!?」