家に帰り、着替え前もって準備していた荷物をとり、駅に向かった。今日はままのんから呼び出しをされ、雪ノ下家に泊まることになっていたからだ。
駅に着き、電車に乗り
数十分電車に揺られ、駅に着くと
黒塗りの高級車からスーツ姿の男が降りてきた
「比企谷様、こちらです」
顔の方を見ると、陽乃さんをいつもお迎えする都築さんだった。
八幡「お久しぶりです、都築さん」
そう言うと都築さんは軽く会釈をし
車の中へ入っていった
都築さんに会うのは旅行ぶりだった
たまに、陽乃さんを迎えに来たりするので
顔を合わせることはあったが
こうやって面と向かうのは久しぶりだ
俺が都築さんの後に続き、高級車に乗ると
周りにいた人が湧き上がっていた
スゲー!あんな車に乗る人初めて見たわ
金もちは違うねぇ
と歓声が湧き上がっていた
そんな人達に目も昏れることも車は発進して行った
暫く車に揺られ、とある一軒家にたどり着いた
八幡「ここに来るのも久しぶりだな…」
雪ノ下家に来るのは本当に慣れない
普通の家より2回りほど大きくて
家の前には柵が引かれてある
いかにも高級住宅という感じの家だ
周りの家もそういう感じの家が
ズラっと並んでいる
雪ノ下家があるのはそんな並べの
中でも一際大きい家だった
玄関の前に行くと都築さんがドアを開け
俺を家の中に案内した
八幡「お、お邪魔します」
陽乃「あー!やっと来た〜」
待ちくたびれていたのか そんな事を言いながら
こっちに早歩きで歩いてきた
八幡「すみません、雪ノ下の事で案外時間がかかってしまったので」
陽乃「ちゃんと、雪乃ちゃんのフォローしてくれたんだね…ありがとね」
八幡「別にお礼を言われることじゃないですよ、俺がやりたかったからしただけです」
あははと彼女は誤魔化すように笑った
陽乃「でも、これだけは覚えてて欲しいな…私達姉妹は君が思っている以上に君に助けられてるんだよ」
八幡「…はい」
少し切なそうな顔をしていたが
持ち前の外骨格ですぐ持ち直した
陽乃「ささ、こっちこっち!料理もうできてるから〜」
陽乃さんに腕を掴まれ、引っ張られ
客間に連れていかれた
客間に入いると、そこには
豪勢な料理が広がっていた
八幡「…すげっ」
思わず唾を飲み込んでしまう程だった
「お久しぶりです、八幡さん」
部屋に入って固まっていると後ろから
女性の声が聞こえてきた
その女性とは雪ノ下と陽乃さんのお母さんで
この前の結婚の件で1番動いてくれた恩人だ。
八幡「お久しぶりです!」
頭を勢いよく下げ挨拶をした
八幡「この前の件はありがとうございました」
「そうね、雪ノ下としては受けた方が利益はあったのだけれど あの陽乃が初めて私に頭を下げたのだから 母親として娘の頼みを聞いてあげたまでよ」
そう言い横を通り過ぎ、席に着いた
「「「いただきます」」」
それぞれ席につき、ご飯を食べ出した
「陽乃、最近八幡さんとはどうなの?」
陽乃「どうって言われても… 仲良くしてるよ?」
「そう、八幡さん最近陽乃との仲はどうかしら?」
八幡「…良好だと思います」
唐突にままのんが裏の読めない質問をしてきた
互いに戸惑ったが、至って関係は良好だったのでその旨を伝えた
「実はお2人に伝える事があります」
改まってこちらを向き直し
「2りには少し辛いかもしれないことだけど、陽乃には留学してもらいます」
ままのんから唐突に陽乃さんの留学を告げられた