先輩はるのん   作:ゼロ少佐

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9話

祭りの会場にやってきた

周りは物凄くガヤガヤしていて

人で溢れかえっている

屋台も大繁盛だろう

もう花火に向けブルーシートを引く人も居る位だ

 

陽乃「ごめんね、比企谷君ちょっとそこで待ってて」

 

そこと言うのは関係者以外立ち入り禁止エリアだった

今日の陽乃さんは雪ノ下家の代表として来てる為

挨拶回りをしに行くようだ

 

八幡「…分かりました」

 

そういい席に着く

ここは人が少なくて落ち着く

それに景色も綺麗だ

 

陽乃「比企谷君ー!お待たせ!」

 

数分程座ってたら陽乃さんが戻ってきた

挨拶回りはもう終わったのだろうか?

 

八幡「お疲れ様です」

 

陽乃「それじゃ、屋台でも回ろっか」

 

八幡「はい」

 

手を繋ぎ2人で歩き始める

周りからの視線は痛いがそんなのは気にしてなかった

今は陽乃さんと2人でこうしていたかったから

 

八幡「陽乃さんそろそろ」

 

陽乃「そうだね」

 

主語が抜けていても会話が成立する

そんな相手は陽乃さん以外いない

凄く心地が良い…

そんな事を思いながら

花火を見るためさっきの関係者席に向かう

 

「あれー?比企谷じゃん!久しぶり!!」

 

懐かしい声が聞こえてきた

懐かしいと言ったが別にいい思い出ではない

 

八幡「…うす」

 

「反応うすっ!もしかして私の事忘れたの?」

 

八幡「覚えてるよ…折本…」

 

折本「何だちゃんと覚えてるじゃん ウケる」

 

八幡「ウケねぇよ」

 

陽乃「えっとその子は?」

 

八幡「中学時代の同級生ですよ」

 

折本が陽乃さんの存在に気がつき

手を繋いでる事に驚く

 

折本「もしかして比企谷の彼女さん?」

 

陽乃「彼女ではないかなー ねぇ比企谷君私は比企谷君の何だろうね?」

 

八幡「友達の姉、または先輩だろ」

 

陽乃「そそ、そんな感じ」

 

折本「だよね!比企谷に彼女とか有り得ないし」

 

有り得なくて悪かったな

 

折本「そうそう、昔比企谷に告白された事あるんですよね〜」

 

やめろ…その話はやめてくれ

 

陽乃「へぇーそうなんだ 比企谷君ってこういう子がタイプなの?」

 

八幡「……別に」

 

折本「別にってww見た目は良くなったけど

中身全然変わってないね ウケるw」

 

陽乃「別にウケる所はないと思うけどなー」

 

陽乃さんの雰囲気が変わった

久しぶりに見る魔王としての風格だ

 

陽乃「折本ちゃんだっけ?君は比企谷君の何を知ってるの?」

 

陽乃「比企谷君はねこう見えても結構モテるんだよ

私が知ってるだけでも3人…いや4人は比企谷君に想いを寄せている子が居るんだよ」

折本「へぇー比企谷モテモテじゃん でもその子達も別に可愛いという訳でも無いんでしょ?」

 

こいつ失礼な…てか俺に想いを寄せている人が4人?

1人は陽乃さんとしても…

 

陽乃「それが全員折本ちゃんより美少女なんだよね〜

比企谷君には教えないけどほら」

 

スマホを折本に見せている

何故か折本は信じられないような顔をしていた

 

折本「良かったじゃん比企谷

こんな可愛い子にモテて」

 

顔を引き攣らせながらその場を去っていった

全く迷惑なやつだ

 

陽乃「邪魔者も居なくなった事だし行こっか比企谷君」

 

八幡「そうですね」

 

ギュッと手を握り歩き出す

2人で席に着くと

 

ヒュ〜〜〜〜

 

バンバン

 

花火が上がりだした

 

八幡「綺麗ですね」

 

陽乃「ん?私が?」

 

八幡「陽乃さんも凄く魅力的ですよ

ですが今は花火の事ですね」

 

陽乃「素直に私って行ってくれればいいのに…」ムスッ

 

仕方ないじゃないか捻くれてるのだから

 

八幡「陽乃さん 少し前に俺に結婚して欲しいって言いましたよね」

 

陽乃「…うん言ったよ」

 

八幡「あれから色々考えました。陽乃さんの事、家族の事、これからの事…そして自分の事…」

 

八幡「もし、雪ノ下家から逃げる事になったら

俺たち多分苦しい生活しますよね…」

 

陽乃「…ぅん」

八幡「正直俺は耐えられる気がしません」

 

陽乃「……」

 

八幡「俺の答え聞いてくれますか?」

 

陽乃「っ… うん…言って……」

 

はぁーっと深呼吸し

 

八幡「んっ」

 

陽乃「ッ!?」

 

口付けをした

周りは花火に夢中でこちらの事なんて

気が付いてない 花火もバンバンなっている

 

陽乃「ひ、比企谷君!?」

 

唇を離すと陽乃さんは驚いていた

 

八幡「これが、俺の気持ちです こんな俺で良ければ

あなたの隣にずっと居させて下さい」

 

陽乃「わ、私で良かったの?」ポロポロ

 

八幡「貴方の隣に居たいんです」

 

陽乃「これから大変になるし それに私面倒な女よ」

 

八幡「覚悟の上です」

 

陽乃「それに、比企谷君が他の女子と話すだけでも嫉妬しちゃうよ」

 

八幡「そんなに卑下にしなくていいんですよ

俺が選んだんですから」

 

陽乃「…ありがと」ポロポロ

 

いつしか誰かが言っていたような気がする

 

ーーこんなレプリカはいらない

 

もし、逃げで陽乃さん以外を選んでも

幸せなんてなかったと思う

 

ーー本物と呼べるものだけでいい

 

本物…それが何なのか分からない

だが、俺にとって陽乃さんは本物と呼べるもの

だと思う

 

ーー探しに行くんだそこへ

 

探したさ、まるで白色のたんぽぽのように

見つけるのが困難な彼女を

 

陽乃「は、八幡…」

 

八幡「陽乃…」

 

花火に彩られながらキスをした

何度も何度も私は、俺はここに居るんだと

証明するように何度も啄んだ

 

 

 

「うわぁはるさん大人〜」

 

「ヒッキー取られちゃった…」

 

「最初から勝ち目なんて無かったのよ…

私達と出会う前からもしかしたら両想いだったの

かもしれないのだから」

 

八幡「は、陽乃 あっちに」

 

キスをやめ陽乃にあいつらの存在を教える

 

陽乃「んっ え!?雪乃ちゃんにが浜ちゃん!?

それにあっちにはめぐりも!」

 

めぐり…城廻先輩の事だ

彼女も陽乃さんと同級生で生徒会副会長をしている

 

そんな事よりもだ

 

八幡「おい、出歯亀3人組」

 

雪乃「見つかってしまったわ…」

 

結衣「出っ歯カメ?何それ」

 

雪乃「出歯亀よ」

 

由比ヶ浜は出歯亀が分かっていないご様子だ

 

めぐり「見つかっちゃった〜」

 

陽乃「めぐり来てたのね」

 

めぐり「いやーはるさんアツアツでしたね〜

前々から仲がいいなーとは思ってたんだけど」

 

陽乃「アツアツって…そんなんじゃ///」

 

二人の世界に入り込んでいたから

いつからこの3人が見ていたのか分からないが

告白の瞬間だけは見られてない事を願おう

人に見られるとか黒歴史確定だし




次回はが浜ちゃんと雪乃sideです
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