聖櫃に抱かれた子どもたち+   作:佐伯寿和2

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ガルアーノ・ボリス・クライチェック その一

――――彼女が…、今のワシを見たらどう思うだろうか。

 

身形(みなり)の良い壮年(そうねん)の男が、町で一際(ひときわ)大きい建物の最上階、その窓辺(まどべ)でしんしんと雪の降り積もる街並(まちな)みを(なが)めながら物思いに(ふけ)っていた。

 

「……フッ」

彼は一国の将軍であり、一国の首都市長でもある。

何人も殺してきたし、何人も不幸にしてきた。

一昨日(おととい)命乞(いのちご)いする家族を無感動に射殺(しゃさつ)したばかりだ。

そんな冷酷無比(れいこくむひ)な自分の一面(かお)を思い出し、人間臭い想いに(とら)われている自分を(あざけ)った。

 

昔はこんな風ではなかった。

それこそ、(むし)のように何かを喰らうだけがワシの生き方だった。

それだけでワシは「ワシ」という存在を許していた。

そう、「王」がワシを見つけなかったなら、ワシは今でも(のう)のないただの化け物だったのかもしれん。

 

 

――――数千年前

 

彼は人間(ひと)でなく、一匹の獣でもない存在としてこの世に産まれ落ちた。

彼を産んだ者は彼を愛さなかった。

「化け物」としての力だけを利用し、役目を終えた彼を深い穴倉(あなぐら)に捨てた。

自分の境遇(きょうぐう)を理解する感情も思考力(しこうりょく)もなかった彼はそれを不幸とは思わなかった。

ただ、穴倉の(ぬし)として(おとず)れる者を()()らかす。

それだけで彼は満たされていた。

 

そんな凶暴(きょうぼう)なだけの蟲に、穴倉よりも深い闇から現れた「王」が問いかけた。

『キサマは何者だ?』

『……』

彼は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

その中にはいくつもの心が宿(やど)っており、それぞれが常に自分の阿鼻叫喚(あびきょうかん)主張(しゅちょう)し続けている。

(まと)まらない(かれ)はものを考えることができず、『力』だけが彼という個体の形であり、自分よりも『力』の強い者に(あやつ)られるだけの存在だった。

木偶(でく)人形か?』

「王」もまた、一度は彼をそう判断(はんだん)した。しかし、

『…いいや、違うな。』

「王」もまた、彼と同じような存在と言えなくもなかった。

だからこそ彼の本質を見抜くことができた。その切っ掛けを与えてやれると確信した。

『私に(したが)え。お前を新世界の一人にしてやろう。』

 

「王」は彼にも()()()()()()()で彼を()()せた。

彼は「王」に従い、穴倉を抜け出し、(あらた)めてその目で世界を見渡(みわた)した。

『……』

すると、その瞬間を()()びたかのように彼の中でいくつもの「感情」が芽吹(めぶ)き始めるのだった。

 

―――憎悪(ぞうお)悲哀(ひあい)官能(かんのう)狂喜(きょうき)……、

 

芽吹く「感情」に言葉が追い付かず、彼は狂い、また(あば)れた。

『……少しは落ち着いたようだな。』

数年後、彼は数千、数万ある「自分たち」を一つにまとめることに成功していた。

貴方(あなた)は…、何者だ?』

一つの「自己(じこ)」を手に入れた彼は、自分の意思で穴倉へと(もぐ)り、改めて新たな主人の前に立った。

『この世に現れる”夜”の一つ。今のキサマならこれで通じるだろう?』

今の彼には主人の言葉を飲み込み、()(くだ)き、その意図(いと)(みちび)()すことのできる頭があった。

『…貴方の再誕(さいたん)(さまた)げる世界の光を消していくこと。それが今の私の役目。』

『そうだ。』

「王」は穴倉の底で笑い、成長した彼を()めた。

『以前拾った一匹をすでに()(はな)っている。じきにキサマに接触してくるだろう。』

『…それは、私よりも強いのですか?』

彼の問いに「王」は失笑(しっしょう)する。

『自分の目で確かめるといい。今のお前にはそれが許されている。それがかつてのお前と大きく違うところだ。』

『……』

『お前に全権(ぜんけん)(あた)えよう。その手と足で存分(ぞんぶん)に世界と自分を見届(みとど)けるがいい。』

『それが貴方の命令ならば。』

(こうべ)()れなかった。

数千の心を(たば)ねるために彼は自分の中に全てを受け止める「無」をつくりだした。

結果、表の彼に(うやま)いの心は(あらわ)れず、結局(けっきょく)は「命令を受け付ける人形」に(とど)まっていた。

それでも彼の「忠誠(ちゅうせい)」に嘘はない。

「王」はそれに気付いていた。

『そうだな、最後にキサマに名を与えよう。』

『……』

いくつもの命の集合である彼には無数の「名」があった。

しかし、命を喰らう「化け物(どうぐ)」としてしか創造(そうぞう)されなかった彼にそれは必要なく、彼もそれを必要としなかった。

そんな「化け物(かれ)」にたった一つの「名前」があてがわれる。

自分の性質と反するものを受け入れる行為(こうい)は彼にある(しゅ)の「(たかぶ)り」と「恐怖」を覚えさせるのだった。

 

 

――――時は進み、おおよそ十年前

 

(なが)い時を()て、「ガルアーノ」という男の中にあった無数の自我は、見違えるほど「個人」としての性質を洗練(せんれん)させていた。

コントロールが可能になった自我は、より複雑(ふくざつ)な思考や感情を獲得(かくとく)し、知略(ちりゃく)知慮(ちりょ)を求める遊びを(この)むようにさえなっていた。

「ガルアーノ様。」

「…なんだ。」

そんな彼の(そば)には、彼が手掛(てが)けた黒い人形たちが(つね)(ひか)えるようになっていた。

ソレは彼が一国の「将軍」という地位に()いて初めて手に入れたオモチャであり、彼という(みにく)い生き物を(うつ)すために用意された(かがみ)でもあった。

だが―――、

「ヤグン将軍がミルマーナの軍事力を完全に掌握(しょうあく)したとのことです。」

「……そうか。ワシの送ったキメラたちも、ほぼ完成と言っていいだろうな。」

手渡(てわた)された資料の数値を見比(みくら)べ、彼は「達成感(たっせいかん)」というよりも「解放感」を()たというような()(いき)()きながら言った。

「はい。ついてはヤグン将軍から再度キメラの増援を求められていますが、いかが致しますか?」

「フン、猿が調子づきおって。だが、まあいい。アイツが土地を(たがや)せばそれだけ実験体(たね)は多く手に入る。土弄(つちいじ)りは畜生(ちくしょう)にお似合(にあ)いの仕事だ。そう思うだろ?」

「……」

「フン、人形の(くせ)に権力に怖気(おじけ)づくとはな。笑わせおる。」

彼は(かしこ)くなり、多くのものを手に入れた。

しかし、そのどれも彼を満たすことはなかった。

彼が創った鏡はどれも彼を正確に映すことができない。

そのことも合せて彼を苛立(いらだ)たせ続けていた。

 

 

あの時のワシは、充足(じゅうそく)した自意識を確立(かくりつ)するほどに()えていく「何者か」が自分の中にいることに気付いていた。

しかし、その正体が何なのかまでは分からない。

分からないまま「王」の玉座(ぎょくざ)を用意する毎日。

日常に緊張感(きんちょうかん)がなく、世界が色褪(いろあ)せて見え、どこか自分の終わりを模索(もさく)している(ふし)さえあった。

 

「血や肉」への関心(かんしん)も弱くなり、「殺し」は生活のサイクルを(くず)さないための作業になった。

他人の命もその程度(ていど)価値(かち)でしかなくなっていた。

無意識に、返り血の目立たないワインレッドのスーツを選んで着ていること気付いた時は不覚(ふかく)にも笑ってしまった。

さらに、ワシ自身が化け物として暴れていた昔とは違い、今は()いて()てるほどの部下(こま)がある。

大国を表と裏で操るシステムをつくることにも成功し、ワシ自身が何か行動を起こす機会(きかい)はほとんどなくなっていた。

ワシはただ、革張(かわば)りの椅子(いす)に腰掛け、葉巻(はまき)(くわ)えながら(えら)そうに指図(さしず)してさえいればいいのだ。

 

そんな毎日に嫌気が()していた。

耳鳴(みみな)りがするほどに。

新しい刺激(しげき)を追い求め、一時(いちじ)は「王」を裏切り、他の将軍連中に戦争を仕掛けてみてはと妄想(もうそう)したこともあった。

だが結局、ワシはそれを実行しなかった。

コイツの名は「殺戮(さつりく)」ではない。

それは分かっていたのだ。

 

そんな中で、このフラストレーションをいくらか解消(かいしょう)してくれる黒い人形(オモチャ)を手に入れることができたことは不幸中の(さいわ)いと言えた。

ソイツはワシの手駒(てごま)の中で唯一(ゆいいつ)、ワシの首に()を突き付ける素質を持ち、その注意深さと能力の高さはしばらくの間、ワシ()きさせなかった。

……だがやはり、それもまたワシが求め続けているものと根本的(こんぽんてき)に違っていた。

それだけはなぜか嫌というほど理解していたのだ。

 

そして、その「根本」の部分が何なのか分からず悶々(もんもん)としたまま、自分の仕事を完璧(かんぺき)(こな)し続けていると、その瞬間は唐突(とうとつ)にやって来た。

「……彼女が、生きている?」

遠方(えんぽう)に送った駒の一つが持ち帰った情報を耳にし、(わず)かの間、ワシは放心(ほうしん)してしまった。

 

ワシを創った人間。

確かに彼女は特別だった。だが、()()()()()()()()()()

彼女がワシを創ったのは三千年も前の話。とっくに死んでいるものと思っていた。

だが、彼女は生きていた。

その事実はワシの世界を一変(いっぺん)させてしてしまう。

途端(とたん)にギラギラと(まばゆ)いばかりの発色(はっしょく)(はな)ち始め、ワシの周りのあらゆるものが「命」を誇張(こちょう)し始めた。

 

そのことに気付いた時、ワシは満たされないものの正体に気付いた。

しかし、ようやく見つけたその答えを受け入れることを()()()()()()()()(こば)んだ。

「王」への忠誠、それもある。

しかしそれ以上に、ワシは彼女と関わることに()(がた)い恐怖を感じていた。

 

だが、この(のど)(かわ)きはもはや彼女でしか(いや)せないに違いない。

その事実をワシは理解してしまった。

理解した渇きは容赦(ようしゃ)なくワシの喉を()(むし)る。

日を追うごとにワシはこの(わずら)わしさを、無視することができなくなっていった。

考え(あぐ)ねたワシは「拒む者たち」を(あざむ)くために、子どもだけを集めた”白い家(けんきゅうじょ)”を()てた。

 

”白い家”での研究内容は今までと変わらない。

特殊(とくしゅ)な『能力』を持った人間を集め、かけ合わせ、忠実(ちゅうじつ)な兵士に創りあげる。

違うのは「成熟(せいじゅく)しきっていない人間を使う」ということだけ。

 

ワシは自我を持つようになってから、とりわけ「子ども」という存在に目を向けていた。

見知らぬ施設(はこ)に押し込められる不安。次第(しだい)に仲間と()()けていく安心。日々を分かり合う喜び。

施設(はこ)の中に散りばめられた(かげ)への疑念(ぎねん)。減っていく仲間への焦燥(しょうそう)。そして、手術台の上で変貌(へんぼう)する自分への恐怖。

その色とりどり、十人十色(じゅうにんといろ)の変化は創りあげた「黒い人形(キメラ)」の()げる(かがや)かしい戦績(せんせき)を見ているよりよっぽど楽しく、より自分の姿を見いている気分になれた。

「無知な子どもを追い詰める」、その行為(こうい)がワシの琴線(きんせん)に触れてくれるのだ。

だから「拒む者たち」の目を引き付けておくこともできた。

 

ワシは”白い家”に(とど)まり、作戦を継続(けいぞく)しているフリをしながら部下に彼女の古巣(ふるす)(つつ)かせた。

二度も。

命令を(くだ)す時、ワシの手は(ふる)えていた。

(おび)えていたのだ。

もしも、あの時のように彼女の逆鱗(げきりん)に触れてしまったなら―――。

 

この世において絶対的な恐怖を与える「死」でさえワシをここまで追い詰めたりはしない。

……ワシの身体は(おぼ)えている。

数百、数千の命を丸呑(まるの)みにする彼女の凶暴な「(にく)しみ」を。

あの時、彼女の「化け物」であったワシは否応(いやおう)なしにそれに触れ続けなければならなかった。

…当然か。

そうして産まれたのがワシなのだ。

 

だが今のワシは、彼女の「化け物」ではない。

「王」の(しもべ)であり、彼女の世界を(こわ)す敵だ。

…ワシは無力(むりょく)だ。

その立ち位置がどれだけ自分を(おとし)めることになるのか。分かっているはずなのに、どうすることもできないでいる。

 

 

「一部」の彼はそう感じていた。

しかし、彼は「一人」ではない。

 

 

「……ククク。」

…なんだ?

ワシは、笑っているのか?

怯えながら、本心ではこうなることを(のぞ)んでいるのか?

彼女がワシを(おか)すことを。

ワシが彼女を殺すことを。

 

今の彼女がどれだけの『力』を持っているのか分からない。

それでも、彼女がどれだけ(おと)えていようと彼女の前に立ったならワシは(またた)()に全てを(うば)われてしまうに違いない。

彼女の『(にくしみ)』の()みついたこの身である限り。

それでも、やらねばならない。

……いつかは、こうなる運命だったのだ。

 

そして、これこそがワシの満たされない欲求の正体なのだ。

 

遅かれ早かれ―――「拒む者たち」がどれだけ反発しようとも―――、古巣への襲撃(しゅうげき)はワシにとって絶対だった。

だというのに、決死の覚悟(かくご)を持って行動を起こした襲撃はただの度胸(どきょう)(だめ)しに終わってしまったらしい。

村を散々(さんざん)()らしたにも(かか)わらず、ワシの耳には彼女の息遣(いきづか)いさえ聞こえてこなかった。

 

そこに(たい)した理由はなかったのかもしれない。

だが、ワシにはそこに彼女の心境(しんきょう)垣間(かいま)見せるものがあるような気がした。

彼女はまだ、あの時の出来事(できごと)()()っているのではないか?傷が()えていないのではないか?

伝説にまで(かつ)()げられているあの惨劇(さんげき)を。

あの時の「憎しみ」は(いま)だにワシの中にこびり付いている。

ワシの殺戮(さつりく)衝動(しょうどう)(みなもと)でもあるそれが、これだけのことをしても(うず)かないのは、そういうことではないのか?

 

性懲(しょうこ)りもなく三度目の襲撃を考えていると、求めていたものとは違った形で「変化」はやってきた。

 

襲撃後、古巣から持ち帰ったという実験体(そざい)のリストの一つを見てワシは震え上がった。

部下たちが、突出(とっしゅつ)していると熱弁(ねつべん)する能力値(データ)を見る必要などない。

その姿を目に()めた瞬間、写真()しに向けられた視線から「彼女の血」をハッキリと感じ取ることができた。

ソレはまだ弱々しく、()けば簡単に折れてしまう一本の稲穂(いなほ)のようだ。

だが、その目は間違いなく彼女と同じ運命を、同じ結末(けつまつ)へと突き進む悲劇(ひげき)のヒロインなのだと確信できた。

「……」

「ガルアーノ様、いかが(いた)しますか。」

ワシは返答を()まらせた。

異例(いれい)の数値を(たた)き出したソレを、部下たちは充実(じゅうじつ)した設備(せつび)環境(かんきょう)のある”白い家”で育てたいと言い出したのだ。

 

ソレを、ワシの手で(いじ)ることが()たして許されることなのかどうか。

ソレは彼女と同じ血を引くもの。

ワシを創造(そうぞう)した人種。

それに触れることが許されるのかどうか。

「…いくつか実験しろ。それでも()があるようならここへ連れてこい。」

一方で、この身体(からだ)に染みついたものはやはり、そうすることを心から願っているらしかった。

顔に触れれば、(こら)()れない()みに(もだ)えているのが分かった。

そこには「命」を喰らう衝動があった。

報復(ほうふく)の衝動が、その身体を(もてあそ)ぶ光景に胸(おど)らせていた。

 

言うまでもなく、ソレは用意した全ての実験をパスした。

ワシは覚悟を決める。

それは、「王」のためでない。ワシ自身の復讐(ふくしゅう)狼煙(のろし)なのだと。

 

「ガルアーノ様、明日、フォーレスより実験体が届きます。」

「…分かっている。首尾(しゅび)上々(じょうじょう)なんだろうな?」

「はい。”炎”の仲介屋(ちゅうかいや)にのみ先立(さきだ)って情報がいくように仕向(しむ)けています。」

偶然(ぐうぜん)にも、最高の(えさ)がワシの手元(てもと)(そろ)っていた。

今は未熟(みじゅく)な彼女の娘も、(いく)つもの『悪夢』に触れれば立派(りっぱ)な「魔女」になるだろう。

そして、娘は与えた餌でもう一匹のワシを産むだろう。

娘は、「憎しみ(ソレ)」をワシにぶつけてくるだろう。

ワシはその瞬間を見てみたい。

自分の姿がいったいどれだけ(みにく)いものなのか。

あの時の彼女がいったいどんな顔をしていたのか。

 

そして、その全てを壊してやる。

 

だが気を付けねばなるまい。

相手は未来を(かえり)みない子供だ。ちょっとしたミスでワシの目論見(もくろみ)を無駄にしかねん。

魔女が炎を飲み込むか。

炎が魔女を焼き殺すか。

はたまた、()()()()()(むか)えるのか。

それはワシの采配(さいはい)に掛かっている。

 

もしも、この作戦が成功したなら、ワシは彼女を殺しに行く。

それがワシという存在をこの世に残した彼女の最後のけじめなのだ。




※壮年(そうねん)
ヒトの成熟の度合いに合わせてもうけられた、発育段階を示す言葉の一つです。(エリクソンの発育段階といいます。)
そして、壮年期はおおよそ31~44歳を指します。

※蟲(むし)
私たちが一般的に口にしている「虫」は昆虫類を指していますが、この「蟲」という文字は昆虫を含め、鳥、獣、魚類、爬虫類なども指します。

私も知らなかったのですが、人間も「裸蟲(らちゅう)」と表記することができるそうです。
……じゃあ、もう生物=蟲じゃん。みたいな(笑)

※阿鼻叫喚(あびきょうかん)
語源は仏教用語の「阿鼻地獄」と「叫喚地獄」からきています。
そこで行われる非情な責め苦に堪えられない亡者たちの泣き叫ぶ様を意味しています。
(むご)たらしい様子。

※知略(ちりゃく)
知恵を駆使した計画のこと。(たくら)みのこと。

※知慮(ちりょ)
賢いこと。物事に対して深く考察すること。先見性。

私は「知略知慮」という四文字熟語があると思っていましたが、実際はそんな言葉ないみたいですね(^_^;)

※省みる(かえりみる)
起きたことに対して反省すること。


※あとがき
今回はAパートの伏線回です。
ぎりぎりネタバレしない範囲で書いたつもりです。(あくまで私の書くアーク物語内でのネタバレのことですが)
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