死の恐怖に俺はなる!(ドォン!   作:ルーニー

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話進まなさすぎワロチー


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「おうコラこのアホンダラ。えらい長いこと帰ってこうへんかったなぁ?えぇ?」

 

ロキファミリアの主神たるロキが自室のソファの前で仁王立ちをしている。その額には薄く青筋が走っており、こめかみも痙攣とすら思えるほどに動かしながら目の前で座っているハセオをにらみつける。

 

「さっさとステイタス更新しろ」

 

「やかましい!ようそんなセリフほざけたもんやな!これ以上期限を破るようやったら2度とダンジョンにいかさせへんで!」

 

ロキの言葉にハセオは忌々し気に舌打ちをする。その様子に血管が切れるのではないかと思えるほどに額に青筋を立てて怒りの表情を浮かべるロキは指を扉に指して感情のままに声を張り上げた。

 

「ハセオはしばらくの間自室謹慎!風呂とトイレとごはん以外全部部屋に閉じこもっとけッ!」

 

ロキの言葉に再び忌々しそうに舌打ちをして退出するハセオ。荒々しく閉じた扉を少しの間眺めてはソファに座り込む。

 

「……はぁ」

 

頭が痛い。そう言わんばかりに頭を抱えて深くため息を吐く。今回はどうにかステイタスの更新を盾にホームに縛り付けることができたが、ハセオ自身の能力を考えればここを抜け出すことは訳はない。いや、そもそもここに縛り付けるという発想をしている自身に嫌気が差してくる。

ハセオのことと自己嫌悪に頭を抱えているロキの部屋にノックする音が響いた。疲れた声を隠さずに返事をすると、扉が控えめに開けられる。様子を見るようにして扉を開けたフィンは、中の様子を確認してから真剣な表情を浮かべて中に入った。

 

「ロキ、大丈夫かい?」

 

「大丈夫なわけあらへんやろ。期限になっても戻ってこうへんから心配で夜も眠れんかったわ」

 

そういって再び深く溜息を吐くロキの目元には、化粧でごまかしているのか薄くではあるが確かに睡眠不足の証でもある隈があった。

 

「……ホンマ、なんでこうなったんやろな」

 

ロキの声がわずかに震えている。視線の先にはハセオのステイタスを最後に写した紙が置かれており、そこに書かれている全く聞き覚えのないスキルの名前を見て、また深くため息を吐く。

 

「……あの時、ステイタスを見せるべきやなかったんやろうか。謎の特殊階層主、スケィスやったか、のことを知ろうと思ったことが、間違いやったんやろうか」

 

まだ階位が4だったハセオとティオナ、そして階位が3へと上昇を果たしたラウルの調整を手伝うべく深くない場所までダンジョンに潜っていた3人。3人のみということもあって深くまでダンジョンを潜るつもりもなく、中層に着くかどうかのところで留まるつもりだったハセオ達の前に、それは現れた。

白い細身の体に目のような模様が描かれた胸、岩を繋げたかのような腕、湾曲した一対の角、そして赤い3つの目に十字架の杖のような何かを持っていたと言っている。

そして、まるでハセオを狙うかのように攻撃を始めたそれは、深層に出てくるモンスターと思うほどに苛烈なものだった。苛烈、いや、もはやそれは死闘だった。振られた杖に当たれば意識を失いかけ、防ごうにも残像すら残す移動で回り込んでくる、果てには広い範囲に渡るほどの氷の魔法を撃つそれは、リヴェリアから言われて多量の回復薬を持っていなかったら間違いなく死んでいたとティオナの顔は青ざめていた。

 

「……いや、ロキの判断は間違ってないよ。特殊階層主の情報を得ようと思うことに間違いがあるはずなんてない。あの時は明らかにおかしなものだったんだから」

 

戦闘をした全員が死にかけていた。そして、その上でたった3人で特殊階層主を倒した。これだけのことをしたというのに、ランクアップはおろかステイタスもほとんど上昇していなかった。今まで起こったことのない現象だ。

だからこそ、2度目があってはならないと判断したフィンたちは、何か知っていそうだったという2人の言葉からハセオにステイタスを見せて確認した。そして、それが今に至る原因だと、ロキは今でも嘆いている。ステイタスを見せた時の、予想していなかったと言わんばかりの驚愕めいた表情から狂気すら感じる笑みを浮かべたハセオの姿。今まで見たこともなかった笑みは、その場にいた全員を不安にさせるものだった。

 

それからだった。ハセオはロキの質問にろくな答えを出すこともなく、ケガを残したままダンジョンに潜っては長期間戻ってこない。強くなるために好き勝手し、挙句ダンジョンに潜る際のルールすら破り始める。ステイタスの更新を盾に言い聞かせなければ間違いなく他のファミリアとの衝突は逃れられないほど大きな問題になっていたと思うほどだった。

 

「……『八相の碑文』に『第一相』、か」

 

「……やっぱ、そこが気になるよなぁ」

 

フィンが机の上に置いてあったハセオのステイタスの写しを手にして呟く。そこに書かれていたのはハセオが取得した魔法とスキル、そしてまるで言葉となっていない文字列だった。本来は同じファミリアであっても他人のステイタスを見ることは禁忌とされている。しかし、今回は事が事だけに幹部に限ってステイタスを見せていたのだが、ハセオが取得したスキルは今までで1度も聞いたこともないものだったがゆえに誰もが首をひねった。

 

「これだけしか情報がないけど、でも、これを見る限り少なくとも同じような存在がまだ7体いるかもしれないと判断するのは、安直すぎるのかな?」

 

「……そうとしか、考えられへんわ」

 

ただでさえ、たった3人で倒せたこと自体が奇跡だったとあのティオナが体を震わせて言った存在がまだ7体いる。階位が5であればまだ余裕ありきで倒せると思えるが、もしかすればロキファミリア総出で対処しなければならない存在がいるかもしれない。

幸いにも、スケィスの出現以降に強すぎる特殊階層主が上層に出てきたという話は聞いていない。しかし、それは出会った冒険者が全員還らぬ人となっただけなのかもしれないということもあって安心はできない。

 

「……どうしたら、ええんやろうなぁ」

 

ロキのあらゆる感情を込めた小さなつぶやきに、フィンは何も答えることはできなかった。

 




突っ込みどころ多すぎだと言われそうですが、私にはこれが限界なんです……!

以下ハセオのステイタス(細かい部分の修正するかも)



ハセオ・クラネル【死の恐怖】

LV.6

力:A845

耐久:B742

器用:S901

敏捷:A811

魔力:C607

耐異常:G

悪運:I

《魔法》

【アーツ】

・決められた動き、登録のない魔法を即座に使用可能にする。

・特定の種類の武器でのみ使用可能。

【マルチトリガー】

・アーツによる攻撃にて特定の武器と瞬時に交換する。

【収納】

・武器を3つまで亜空間へしまうことができる。



《スキル》

憧憬一途(リアリス・フレーゼ)

・早熟する。

・懸想が続くかぎり効果持続。

・懸想の丈により効果向上。



黄昏の腕輪(データドレイン)

・蠑キ縺?鴨...

・菴ソ縺?ココ縺ョ豌玲戟縺。荳?縺、縺ァ縲

・謨代>縲よサ??縲ゅ←縺。繧峨↓縺ァ繧ゅ↑繧九?

【強い力...
使う人の気持ち一つで、
救い。滅び。どちらにでもなる。】

八相の碑文(モルガナ因子)

・遖阪??@縺肴ウ「縺ョ菴募?縺ォ逕溘●縺励°繧堤衍繧峨★縲

・譏溯セー縺ョ蟾。繧翫a縺舌j縺ヲ蠕後?

・譚ア縺ョ遨コ譏上¥螟ァ豌励↓謔イ縺励∩貅?縺。繧九→縺

・蛻?°縺、譽ョ縺ョ譫懊※縲∝ョ壼多縺ョ閠??蝨ー繧医j縲∵ウ「譚・繧句?鬧?¢縺ゅj縲

【禍々しき波の何処に生ぜしかを知らず。
星辰の巡りめぐりて後、
東の空昏く大気に悲しみ満ちるとき
分かつ森の果て、定命の者の地より、波来る先駆けあり。 】

第一相(スケィス)

・陦後¥謇九r逍セ鬧?☆繧九?繧ケ繧ア繧」繧ケ縲

・豁サ縺ョ蠖ア繧偵b縺。縺ヲ縲?仆縺ソ縺励b縺ョ繧呈祉險弱☆縲

【行く手を疾駆するはスケィス
死の影をもちて、阻みしものを掃討す】
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