IS/ガンダム00 crossing exceptioners   作:A.Tom

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 いわゆる処女作(しょじょさく)です。
よくあるクロスオーバー書きてーなー。
って考えてIS×ガンダム00を考えてたのだけれど、異世界転生(いせかいてんせい)(しょう)に合わないし、だからと言ってそのままぶちこむ訳にはいかなかったので、00の世界線にISを持ち込み、あと一夏だけだと話が進まなくなりそうだったので『織斑一夏』『刹那・F・聖永』に加えオリキャラの『小鳥遊』の三人の主観で話を進めることにしました。

 序盤(じょばん)はほぼ小説版ISそのままで、刹那があんまり登場しません。基本は小鳥メインの視点(してん)で動かします。
 大体はスパロボ大戦のノリで書いてます(作品は二つだけですけど)。

 (いた)らない所も多くあると思いますがどうか長い目で読んで欲しいです。
では、スタート





プロローグ

・・・これは、途方(とほう)もなく未来の話。

 西暦23世紀、世界は、軌道エレベーターが実現、それに付随した太陽光発電により、エネルギー資源からの拘束に縛られる事が無くなろうとも、問題を抱えていた。

 

アメリカを中心とした国家連合

ユニオン

 

中国、ロシアを中心とした共産主義国家郡 

人類革新連盟、通称人革連

 

ヨーロッパ諸国を中心とする協議制国家

AEU

 

人類は残り三つの国家郡(こっかぐん)にまで統一(とういつ)されたのにも関わらず。侵略(しんりゃく)する事はなかれ、互いにいがみ合い、歩み寄る事も無く、(いま)だひとつに成れずにいた。

 だがしかし、多くの兵器(へいき)資金(しきん)人命(じんめい)消費(しょうひ)する戦争の中で、少なくとも人命の消費を(おさ)える発明があった。

 とある一人の天才が、作り上げてしまったのだ。

究極(きゅうきょく)の兵器と呼ばれる機動外骨格(きどうがいこっかく)、インフィニット・ストラトスを。

 その圧倒的(あっとうてき)な性能を前に尻込みした三大勢力は、互いを(しば)(くさり)(もっ)て基本的なパワーバランスの均衡(きんこう)(たも)たんとした。

 結果として、

『生産されるISの動力部は三大勢力に均等に配分される』

『ISのパイロットを養成する機関を、どの三大勢力とも中立的な国家に配置する』

『養成機関においてのみ、ISの仮想能力値を公開する』

等・・・国際法(こくさいほう)を含む、『アラスカ条約』が制定された。

 これによって、目論(もくろ)み通り行動が(しば)られた各国は、国内での模擬戦により得られたデータを元に世代を重ね、実戦に移す事もないまま、(にら)()う、冷戦状態(れいせんじょうたい)となっていた・・・。

 

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 とある場所で、とある人物が、目の前に在る機械に手を当てている。

「俺がどれだけ想っても、これだけはどうにもならないんだな」

 触れる手に、力は無く、どこか虚ろだった。

 目の前の機械はなんの感慨もなく、ただ力を求める彼を(こば)む事無く(たたず)んでいる。

 だが彼にはその力を与えず道具で在ろうとはしない。

「━━━何をしてるんだか」

 彼でなくともこの結末(けつまつ)は誰もが予想が付いた事だろう。

結局、その無益(むえき)さを皮肉気(ひにくげ)(わら)うだけに(とど)めて、その甲冑(かっちゅう)(ごと)き機械から手を放し、部屋の外に(きびす)を返した。

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 最近、一人、『ISを扱える男性』が見つかったそうだ。

彼の名は織斑一夏(おりむらいちか)、なんでも、()()織斑千冬(おりむらちふゆ)の弟らしい。

 何故にその彼がISに乗れる事が分かったのかは俺の知るよしも無いが、まぁ、中学3年を卒業したばかりだそうだから、IS学園に送られるのが妥当(だとう)だろう。

 IS整備士を目指している身としては、微妙(びみょう)に関係のありそうな話だから判別(はんべつ)に困るのだが、同じ業界に男が一人でも増えるのならありがたい話だ。

「タカナシー、先生がお呼びだぜー」

 友人の声に応え、自作の小型ノートパソコンに映されたネット記事から目を放す。

 首筋にまで伸びた髪を後ろで(まと)めた髪型の彼は、顔を上げ、声の方を見やる。

その目付きはお世辞(せじ)にも良いとは言えない(するど)い物で、平時(へいじ)でこれなら、きっと激怒した時の威圧感(いあつかん)結構(けっこう)な物だろう。

「解った。今行く」

 タカナシと呼ばれ反応した彼の本名は小鳥遊(おどりゆう)。そのまんまのあだ名を付けられた彼は、世界でも珍しい、IS整備科の在る専門校に通っている。

 何故彼が呼び出せれたのかと言うと、彼の専門校にある技能、自作パッケージを試験する為の、所謂(いわゆる)トライアル用ISが起動していたのだそう。

(どこの誰だか知らないがそのせいで全員が取り調べを受ける羽目(はめ)になったじゃないか)

 (ただ)、問題なのはドジっ子が起動状態(きどうじょうたい)を解除していないとかそう言う事ではなく、()()()()()()()()()()()()()と言う事だ。

 ISと言う兵器を扱う以上、そのセキュリティはそれなりになければならない。

 この学校もその例に漏れず、監視カメラが至る所に設置されていて、その死角は何処にも無く、設置場所は解らないが、学舎全体に赤外線は勿論(もちろん)、光学センサーがまでもが設置されていたりするらしい。

 が、そんな厳重な警備が役立たずな結果を叩き出した事に溜め息を吐き、職員室に向かって歩いて行く。

警備システムの割に随分と古めかしい非自動タイプの職員室の扉を引きける。

「ったく・・・。先生お呼びで、す・・・か?」

 飛び込んできた視覚情報に思わず口が開いた。

「ああ、来たか・・・。大尉(たいい)、こちらが小鳥遊です」

「君が(ひかる)技師の息子だね。私は自衛隊所属の犬飼(いぬかい)と言う者です」

 角刈りの特徴的な男性教員の隣に、軍服を着用した、どう見ても軍属の女性が居たのだ。

「は、はぁ・・・小鳥です。・・・仲村(なかむら)先生、何なんですか、この状況」

 犬飼と言う二十歳前半程の女性の自己紹介を受け、小鳥も名を名乗り、説明を求める。

「まぁ待て、訳を話すよりコレを見て貰った方が早い」

 そう言ってパソコンに向き合う仲村先生。

「これは・・・実習室の監視カメラ・・・?」

 例のISが置かれていた実習室がパソコンの画面に写っていた。

「昨日、実習室を利用したのはお前のクラスともう一つ。最後に使ったのはお前達のクラスだ」

「・・・それで?」

「最後に触ったのは誰だ?」

 彼には覚えが無い訳ではない、確かに自分のクラスの中で最後に実習室を出たのは小鳥だし、その際にあのISを触った覚えも有る。

「いやいやいや待って。まさか俺が起動させて起動状態解除(シャットダウン)し忘れてたって言うんなら、なんでこんな大掛かりな事になってるんです、自衛隊の連中まで呼び出す様な事じゃないでしょう!?」

 だが、只々(ただただ)ISの起動を解いていないだけなら、精々(せいぜい)教員からみっちり(しぼ)られるだけの筈だ。

 その引っ掛かりに声を荒らげて詰め寄る小鳥の肩を犬飼が押さえる。

「ちゃんと話を最後まで聞きなさい、理由はちゃんと在る」

 見ず知らずの他人が自分を(たしな)めようとしている事が、小鳥の羞恥心を煽りそれ以上の詰問(きつもん)()めさせる。

 それを確認した犬飼は小鳥に問う。

「遊君、()()()()()()()()。それは確か、だが男性の君が触っただけで起動状態に出来る訳がない、そう言いたいんでしょう?」

「そう!だから一般男子代表みたいな俺が、パソコンや専用の機器も無しに起動できる訳もない!」

「じゃあ何で起動していたんだろうね?」

 間髪(かんぱつ)入れずに紡がれた発言が、小鳥の思考を止めた。

だが、即座に回復した思考回路を用いて。外見の割に低い唸りを上げながら思考し、出した答えを確認する。

「まさか、外部の侵入者?」

「それこそまさかだ。君も知っているだろう?この校舎にある警備システムが()(ほど)厳重で、並大抵(なみたいてい)泥棒(どろぼう)が入れた物じゃないのも」

「それは・・・確かに」

 納得するが納得出来ない。それでもまだ理由に成りそうな物は有る。

「なら、例えば。あのISに保存されていたこの専門校の技術や、生徒の作り上げたオリジナルパッケージのデータが目的の特殊部隊(とくしゅぶたい)とか・・・突飛(とっぴ)な話だけど、そういうのは無いのか?」

 最早(もはや)敬語も使わず、思考の海から引きずり()げた可能性を検証してみる。

「だったらあのIS諸共侵入者の手の内だと思うよ」

 が、無残にもぐうの音も出ない程の正論で一刀両断され、イラついた顔を見せる小鳥。

「じゃあ、何で起動してたんだよ。そこまで真っ正面から言い切れるのならそれなりの理由が有るんだろうな」

 立場うんぬんを気にしない口調で二人の年上に聞き詰める小鳥の姿勢を受け犬飼が応える。

「あのISの起動履歴を見てみたら、貴方(あなた)があのISに触れた時刻に一度起動して、それを最後にずーっと起動しっぱなしだったの」

 その事実を飲み込んだ時、

 小鳥は絶句した。

「私だって驚いたよ、それが本当なら君は『二人目』って事になるんだもの」

 開いた口が塞がらない小鳥はそのまま押し黙っている。

「そこで、君をIS学園に招待しようと思う。君はどうしたい?」

「どうしたいって・・・ちょっと待ってくれ!!それは本当に()()なのか!?」

 やっと口を(ひら)ける様に成った小鳥は、根拠(こんきょ)も無く目の前の受け入れ(がた)い現実を疑い、持ち前の良く通る声で問い詰める。

「なら試してみる?もう一度、あのISに触れて自分自身の特別さを確証してみる?」

 どうやら相手には確信が有るらしい、そこでやっと納得した。

自衛隊の面子がこんな事件に見えかける大規模(だいきぼ)なだけの事故に首を突っ込んで来たのを。

「俺に、I()S()()()()()()・・・!?」

 ただ学校側で事故に『見せ掛けた』だけで、実際はもっと大きな事が起きていたのだ。

「さっきからそう言っているでしょう?」

 呆れた様に犬飼大尉がにべもなく告げ、仲村教師兼技師が口を開く。

「そう言う訳だ小鳥、お前IS学園に行ってこい」

 




小鳥(おどり) (ゆう)
イメージボイス:入野自由
本作品の主人公の一人
世界で2人目の『ISに乗れる男性』
ステータス: 体 力B
      近接戦闘D
       射 撃E
       回 避B
      戦術立案B
      戦術実行B
       洞 察B
       IS適正C+
           ※A、B、C、D、Eの五段階評価
身長:176cm
髪型:ソフトモヒカンの後ろを伸ばしてゴムでまとめた茶髪
顔の特徴:まとめた髪型のせいで引き()った半開きのつり目。
     全体的にやや彫りが深く、二重瞼(ふたえまぶた)に長い睫毛(まつげ)
     あと童顔
性格:口が悪く皮肉屋かつ正論家
一人称:「俺」
他称:「(対象の下の名前)」
   まれに「(対象の下の名前)+役職/さん」
特技:ISの組み上げ
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